【プロミュージシャンのスペシャル楽器が見たい】森園勝敏、指折りのストラトの名手が愛用する自身のシグネチャーモデル
森園勝敏といえば、四人囃子、プリズムなど日本のロック、フュージョンを黎明期から支えてきたギタリスト。そしてストラトの名手としても知られている。そんな森園勝敏が使うのは、ショップオリジナルのシグネチャーモデルのストラトキャスター。一見普通のストラトのようで、森園勝敏ならではの細かいこだわりが詰め込まれているというモデルだ。このギターのこと、そしてストラトに対する思いなどを森園勝敏に語ってもらった。
――森園さんの現在のメインギターは、TERRA GUITARの“森園モデル”ですね。
森園勝敏(以下、森園):東京・西荻窪にあるギターズマーケットというビンテージギター屋さんが作っているモデルです。ここは昔からの友達でよく出入りしていたんですが、15~16年前にその店でオリジナルギターを作ることになった。それで1本使ってみてくれと言われたのがこのストラトキャスターです。まず色が気に入りました。ソニックブルーは前から欲しかった色なんです。使ってみてもすごく良かったので、それ以来このギターをメインで使っています。ボディとネックはワーモスという、フェンダーのカスタムショップなんかにパーツを卸しているメーカーのもので、ネックはよく見るときれいなバーズアイメイプル。指板はハカランダです。
――シグネチャーモデルといっても、すべて森園さんのオーダーで作ったわけではなかったんですね。
森園:そうです。基本は店が作ったストラトで、ブリッジだけ僕が前から使っていたWilkinsonのビンテージというモデルに替えた。それが僕のモデルということで発売されています。基本的には見た通りのスタンダードなストラトです。ネックも普通。フェンダーのネックって、年代によって太さが全然違うんですが、これはすごく標準的というか、太からず細からずというタイプ。
――森園さんのこだわりが詰め込まれたギターだということですが。
森園:まあ細かいところだけど、たとえばボリュームのトルク。僕は重いのが好きで、これにはまあまあ重いタイプがついています。普通のヤツは軽くてちょっとさわると動いちゃうから、なにか挟んで止めたりしていました。ボリュームが8くらいになると音がこもっちゃうから、なるべくフルアップで使いたいんです。
――なるほど。
森園:あと、ネックジョイントのネジ。ストラトのようなデタッチャブルネックは、ネックとボディが4本のネジで留まっているんですけど、そのネジの締め方で微妙にネックの角度が変わるんです。
――がっちり留まっていればいいというものではないんですね。
森園:たとえばネック側の2本をがっちり締めてボディ側を軽く締めると、ちょっとネックが起きる。そういう微妙なところをいじれるんですよ、フェンダーのギターというのは。逆にギブソンはいじれるところがまったくない(笑)。
――それは知りませんでした。
森園:フェンダーのギターって、普通はジョイントのところに紙が一枚挟まっているんですよ。その紙を入れる位置をボディ側にしたりネック側にしたりすることで微調整しているんです。でもこれにはたぶん紙は入っていない。だからネジの締め方だけで、微妙にサスティーンを伸ばしたり、ビビる寸前にしたりできる。弦のテンションもネックの角度で決まりますからね。自分でも色々やりましたよ。ストラトは1本壊すくらいまでやって初めてわかることが色々ある。それで最後は気に入らなくて叩き割ったり(笑)。
――市販されている森園モデルには牛骨のナットが採用されていますが、これは?
森園:これは普通のヤツだけど、ナットにはちょっと気を遣っています。というのは、ギターの弦って、ナットとブリッジだけで支えているわけだから、ナットのすべり具合って実はすごく重要なんです。だからナットの切れ込みのところの微調整は自分でします。以前はヤスリで削ったりしていたんだけど、失敗すると取り返しがつかない(笑)。今はナットとサドルにはテフロドライという潤滑スプレーを使っています。弦を交換するたびにこれをやれば、アームを使ってもほとんどチューニングが狂わなくなるんです。ペグはGOTOHのマグナムロックという、回すだけでロックされるヤツを使っているから、このギターはホントにチューニングが狂わないです。
――チューニングが気になるのはアームを使うからですか?
森園:そうです。でもアームをよく使うのはこの10年くらい。脳卒中をやってからチョーキングがちょっと苦手になっちゃって、そのかわりにアームを多用しているんです。
――ピックアップは?
森園:ANGELSEEKというメーカー。でもこれ、ネットで検索しても情報は出てこないですよ(笑)。アメリカのメーカーらしいです。クセがなくて非常にフラットな、ものすごく普通のストラトのシングルコイルピックアップです。ハーフトーンにするとハムバッカーになってノイズが減るんだけど、あまりクランキーにはならない。コントロールしやすいピックアップです。使い方は、リアでオーバードライブをかける、というのが多いです。バラードでフロント、バッキングでセンターとリアのミックスも使います。でもとくに決めてはいなくて、そのときの気分(笑)。最近はセンターも使いますね。なかなか中途半端な音ですが(笑)。そういえばCharはセンターしか使わないって言ってたな。最近はどうか知らないけど(笑)。
――このギターでとくに気に入っているところは?
森園:ピッチがまったく狂わないところと、ネックとボディのバランスがすごくいいところ。持ちやすくていいです。
――森園さんといえばストラトのイメージが強いですが、ストラトにこだわる理由は?
森園:別にストラトにこだわっているわけではないんだけど、そもそも好きなギタリストがみんなストラトだったんです。ジミ・ヘンドリックスやリッチー・ブラックモアとか、スタジオをやっているときのデュアン・オールマンやデイヴ・ギルモアとか。でも僕がバンド始めた頃は、ストラトを使っている人はほとんどいなかった。みんなレスポールかSGで、ストラトは僕と鈴木茂さんくらいだった。だから珍しがられましたよ。
――最初からストラトを使っていたんですか?
森園:フェンダーのストラトを使い始めたのが、四人囃子を始めたとき。その前のザ・サンニンのときは高校生でしたから、日本製のギターでした。テスコ系の輸出用のギターのSGだったんだけど、それはすごくいい音がしていましたよ。
▲写真協力:シンコーミュージック
――ストラトを選んだ理由は?
森園:楽器屋さんで弾いたときに、弦の生っぽい音がしたから。そのときはストラトかSGスペシャルを買おうと思って行ったんだけど、何本か弾いてみた中で、ストラトは生っぽい弦の音が一番するなと思って。
――昨年発売された『レィディ・ヴィオレッタ』や、今年の2枚のベスト盤『デイ・ドリーム』と『プロミス・ミー・ザ・ムーン』では、色々な時期の森園さんの音が聴けますが、これぞストラトの良い音、という曲も多かったです。
森園:それが意外とヤマハのギターだったりして(笑)。
――森園さんのギターを聴いていつも思うのは、とても伸びが良いということです。なにか秘訣があるんですか?
森園:一生懸命伸びるようにセッティングしていますから(笑)。オーバードライブとアンプのゲインで調整しています。アンプはこのギターを使い始める少し前から、いつもこのBUDDAを使っています。
――このアンプの良いところは?
森園:コントロールがいいよね。BASSとTREBLEとVOLUMEしかないんだから(笑)。ボリュームとトーンが1個ずつしかないのが理想なんだけど、それに近い構成だから気に入っています。このアンプはオーバードライブの乗りがすごくよくて、クランチが作りやすいんです。ボリュームのつまみを12時くらいにするとクランチサウンドになる。ただ12時を超えてもほとんどボリュームが変わらない(笑)。13ワットしかないからね。
――そんなに小さいんですか。
森園:13ワットでも音はデカいですよ。チューブアンプはワット数と音量はあまり関係ないから。アンプはマッチレスも好きですね。トルネードっていう小さいアンプ、あれは死ぬほどいい音がします。びっくりするくらいデカい音が出るし。
――ではエフェクターも見せてください。よく使うオーバードライブは?
森園:手前の3つが歪み系です。この3つはローがカットされないところが好きです。一番よく使うのはWAY HUGEのRED LLAMAで、これは音的な特徴はそれほどないんだけど、しっかりオーバードライブがかかる。青いBrooklynはもうちょっとざらざらした音。それでも足りないとき、サスティンがもっと欲しいときはこの白いファズを使います。これは&K. LaboratoryのAnalog Faceという、FuzzFaceのクローン。ライブハウスに行くと、置いてあるアンプがみんな違いますけど、この3つがあればどれか一つはアンプにマッチしますね。
――歪み系以外はディレイとワウ、比較的シンプルですね。
森園:ディレイはLine6のDL4で、ショートディレイをよく使いますが、そのほかにスウィープとリバースが使えるので色々遊べます。あとはBUDDAのワウペダル。どこに行くにもこのセットを持って行けばなんとかなりますね。BUDDAのアンプを置けないようなときには、Line6の小さいモデリングアンプを持って行って対応しています。
――森園さんが音作りで影響を受けたアーティストっているんですか?
森園:ジミ・ヘンドリクスみたいな音を出したいと思ったけど、あの音は誰も出せないですよね。彼は弦がすごく細いらしいんですよ。.008~.040くらい。それでさらにチューニングを半音下げているから、弦はもうベロンベロンになっているはずなんだけど、なんであんな音で弾けるんだろうって。聞くところによると、レコーディングではほとんどマーシャルを使っていなくて、ツインリバーブが一番多かったっていうんだけど、それでなんであんな音がするのか(笑)。あと音がすごく好きだったのは、ブルースブレイカーズの頃のエリック・クラプトン。クラプトンもクリームまでは好きですね。音楽はその後も良いけど、全然別人になっちゃったでしょ。あの人、何回か別人になってるから(笑)。
――長い間、ストラトをメインで使っている理由は?
森園:便利だから(笑)。どんなタイプの音楽にも対応できる。ストラトじゃできないって曲はないですから。楽器の中で一番守備範囲が広いんじゃないかと僕は思っています。ただ、ギターとしてはテレキャスターが好きなんですよね(笑)。でもいいテレキャスターってめったにない。コーネル・デュプリーのテレキャスターみたいなのは、1万本に1本くらいなんじゃないかな。コーネルの音もすごく好きなんですよ。
――これまでストラト以外にはどんなギターを使いましたか?
森園:一時期はギブソンも使っていたことがありますよ。RDというモデル。スティーヴ・カーンが好きだったんで、彼が使っていたRDとか、ハムバッカーが片方についているテレキャスとかを買ったことがあったんです。グレコのジョージ・ベンソンモデルのプロトタイプも、プリズムのときにちょっとだけ使ったな。ホロウボディでフルアコとセミアコの中間くらいの微妙なサイズのヤツ。きれいなトラ目で良いギターだったんだけど、ルックスがあまりにジャズっぽすぎて、ロックっぽい曲が似合わなかった(笑)。プリズムのときはレスポールも使いましたよ。ジェフ・ベックが『ブロウ・バイ・ブロウ』のときに使っていたのとそっくりのレスポール・カスタム。ラリー・カールトンも好きでしたが、ES-335は使うチャンスがなかったですね。ギターワークショップでライブをやっていたときには、僕以外はみんな335でした(笑)。そのときの僕はヤマハのSJというテレキャスみたいなギター。みんなが使っていると使いたくなくなるんで(笑)。
▲「ギターワークショップ」写真協力:ADLiB。大村憲司、森園勝敏、山岸潤史、秋山一将という稀代のギタリスト4人が競演した。この写真では、森園はストラトを弾いている。
――曲調に応じて色々なギターを使い分けていたんですね。
森園:使い分けていた時期もありましたけど、この15年はもうこれだけ。シングルコイルのほうが慣れているので、ハムバッカーのギターより弾きやすいし、どんなジャンルでもこのギターでカバーできますから。それに、何本持っていても弾くのは1本でしょ(笑)。20本くらい持っていたこともあるんだけど、弾かないギターはカビが生えてきちゃったりしてかわいそうで。チープトリックみたいに3本も持って弾けないし(笑)。今はこのメインのほかにメイプル指板のサブ。その2本だけです。ほかは盗まれたり質屋に流しちゃったり(笑)。
――ストラトだけで今まで何本くらい使いました?
森園:5本くらいかな。最初のストラトを4~5年使って、その次にスモールヘッドのストラトが欲しかったんだけどなかなか見つからなくて、プリズムをやっているときに手に入れた。その後は、ネックだけ買ってきてジャパンフェンダーのボディにくっつけたり(笑)。
――ご自身でギターを組み立てることもあったんですか?
森園:だって、フェンダーのギターっておばちゃんが組み上げてるギターだから、バラしてナンボでしょ(笑)。一度、アセンブリだけグレコにしたことがあったな。ミニトグルスイッチが2個ついていて、ピックアップの全部の組み合わせができるという。山内テツとやっていた頃、そんなギターを使っていましたね。でも面倒くさいからやっぱり普通のストラトのほうがいいなって。弾いてるとスイッチに手が当たって音が変わっちゃうし(笑)。
――ご自分でかなり色々と手を加えてきたんですね
森園:指板も自分でえぐっていましたね。リッチー・ブラックモアのスキャロップド指板というのは後から知って、ああ彼もやっているんだ、と。弦って指板ではなくてフレットに乗っているんだから、大事なのはフレットとブリッジなんです。弦のことで言うと、今使っているのは1弦が.009でボトムが.040というゲージ。Balanced Tensionっていうダダリオの弦なんですけど、テンションが一番安定していてピッチも安定しています。
――細めの弦を使っているんですね。
森園:日本ではストラトを使っている人でも、たぶん.010~.046のゲージの人が多いんだろうけど、僕はあまり指の力がないから。あと、ボトムが太いと低音が出すぎてベースの音が聴こえなくなっちゃう。なるべく周りのみんなの音を聴きながらやりたいんです。セッションは自分の音ばかり聴かないで、みんなで雑談しているつもりで他人の音を聴くといいですよ。
――森園さんがギターを始めた頃は、今のように情報もなかったと思いますが、どこで知識を得ていたんですか?
森園:うーん、どうしてたんだろう。弦も昔はみんな太かったんですよ。それでどうしてあんなチョーキングができるんだろうと思ったね(笑)。自分で思いついたのか誰かに聞いたのか覚えていないんですが、12弦ギター用の1弦を買ってきて1弦として張って、元の1弦を2弦に、という感じで全部ずらして張ったら、ああこれだ!って。そのうちサウンドシティからゲージが表記されているギター弦が売り出されたんです。そのとき初めて3弦がプレーン弦になったんじゃなかったかな。
――昔の話で言うと、以前雑誌のインタビューで森園さんが、お祖母さんの命日にナチュラルフィニッシュのストラトを日本酒で磨く、とおっしゃっていたんですが、あれはホントにギターにいいんですか?
森園:あれは一回しかやったことがないです。あの頃はインタビューに飽きて、いい加減なことばっかり言ってた(笑)。インタビューを真に受けないほうがいいですよ(笑)。
――では最後に、ギターに興味のある読者にアドバイスをいただけますか?
森園:ギターを買うなら、最初は安いのでいいという人も多いけど、なるべく最初から高いのを買ったほうがいいです。やっぱり高いのは弾きやすいです。最初から調整もしてあるし。そしてなるべくたくさん弾くことです。といっても、目的を持たずにただテクニックだけあっても意味がない。自分がどんな音楽をやりたいか。それが大事だと思います。最近はギターバンドっていうのが少なくなってきて、アンサンブル主体になってきているけど、ギターが面白いのはやはり60年代から70年代中盤だね。ギターにのめり込もうと思ったらその年代を聴くといいですよ。逆にアンサンブルを聴くなら、70年代中盤以降。この時期からの音楽はアンサンブルがすごく面白くなってきます。色々聴いて、なるべくたくさん弾いて、たくさんセッションすることをおすすめします。
取材・文:田澤仁
取材協力:荻窪ルースター(http://www.ogikubo-rooster.com/)
リリース情報
インストゥルメンタル・ベスト
STPR022 ¥2,400 プラス税
UHQCD
発売:ステップス・レコーズ
1.DAY DREAM
曲:森園勝敏 編曲:森園勝敏
2.Dark Side of the Fish
曲:森園勝敏 編曲:森園勝敏
3.LOVIN' YOU
曲:森園勝敏 編曲:森園勝敏
4.GLASS DOLPHINS
曲: John Klemmer 編曲:森園勝敏
5.COOL ALLEY
曲:森園勝敏 編曲:中村 哲/森園勝敏
6.Midnight Waltz
曲:森園勝敏 編曲:森園勝敏
7.After the Rain
曲:森園勝敏 編曲:森園勝敏
8.NIGHT LIGHTS
曲:森園勝敏 編曲:中村 哲/森園勝敏
9.Dear Harvey
曲:久米大作 編曲:久米大作/森園勝敏
〈Bonus Tracks 〉
10.JET
曲:森園勝敏/茂木由多加 編曲:森園勝敏/茂木由多加
11.LINE IS BUSY
曲:森園勝敏 編曲:森園勝敏
12.DAY DREAM
PRISM 曲:森園勝敏 編曲: PRISM (1977 Live at Sugino Kodo)
*8.NIGHT LIGHTS のアーティスト名義は、森園勝敏 with BIRD’S EYE VIEW
『プロミス・ミー・ザ・ムーン』
ヴォーカル・ベスト
STPR023 ¥2,400 プラス税
1.PROMISE ME THE MOON
詞曲: Danny Kortchmar 編曲:中村 哲/森園勝敏
2. You‘ll Stay in My Heart
詞曲: BARRY DEAN 編曲:森園勝敏
3.EVERYBODY‘S STONED
詞曲: M.R.Hirsch 編曲:森園勝敏
4.Accident Love
詞:梅本洋一 曲:森園勝敏 編曲:森園勝敏
5.The Blue Heaven
詞:梅本洋一 曲:森園勝敏 編曲:森園勝敏
6.NIGHT TIME IN THE SWITCHING YARD
詞曲:David Lindell / Jorge Calderon / Robert Wachtel / Warren Zevon 編曲:森園勝敏
7.THE CITY
詞曲: Jon Mark 編曲:森園勝敏
8.LOVE IN A CAN
詞: Suzie Kim 曲:森園勝敏 編曲:中村 哲/森園勝敏
9.Untitled Love Song
詞:Tony Allen 曲:中村 哲/森園勝敏 編曲:中村 哲/森園勝敏
10.LALENA
詞曲: Donovan Philips Leitch 編曲:森園勝敏
11.FACE YOUR FEARS
詞曲: Ben Sidran 編曲:森園勝敏/中村 哲/久米大作
〈Bonus Track 〉
12.はき溜めの街で DANCE
詞:岡本まさみ 曲:森園勝敏 編曲:森園勝敏
*8.LOVE IN A CAN 9. Untitled Love Song のアーティスト名義は、森園勝敏 with BIRD’S EYE VIEW
*11. FACE YOUR FEARS のアーティスト名義は、 BIRD'S EYE VIEW