フェンダー、コリー・ウォンのシグネイチャーモデル「CORY WONG STRATOCASTER」を販売開始

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フェンダーが、コリー・ウォンとの初のコラボレーションとなる「Cory Wong Stratocaster」をを発売した。コリー・ウォンは、ファンクプレイと独創的なリードギターで知られるギタリスト、プロデューサー、アレンジャー。

Cory Wong Stratocasterは、コリーが愛用するフェンダーのギターにインスパイアされて製作。ファンクギターの名手のニーズに合わせてクリーントーンに重点をおいて改良され、多機能で弾きやすいギターを求めるプレイヤーのためにデザインされている。

コリーは、グラミー賞にノミネートされたギタリスト、プロデューサー、作曲家として活動しており、これまでに11枚のソロアルバムをリリース。世界各国でコンサートを開催している。また、VulfpeckとFearless Flyersのメンバーであり、アメリカのTV番組『The Late Show with Stephen Colbert』では、ジョン・バティステのバンドに参加し、後に特別ゲストとして出演。また、Wong Notesという自身のPodcastも主催。さらに2021年に入ると、 コリーにとって最大のバラエティショー・プロジェクトである『Cory and the Wongnotes』を発表している。

●コリー コメント
僕が必要としていたのは、僕が使っているファンクなクリーントーンを完全に再現しつつ、ポップ、ブルース、カントリー、ロックの演奏にも使える汎用性のあるギターだった。僕はフェンダーと一緒に、クラシックな外観でありながら、モダンな感触とプロ仕様のスペックを備えたギターを作りたいと考えてたんだ。僕がこのギターに望むことは、プレイヤーがこのギターを手にした瞬間に、魅力的でとても弾きやすいって感じてくれることなんだ。主観的かもしれないけど、このシグネイチャーモデルのストラトキャスターはそれがよく表現されていると思うよ。このギターは、僕のトーンを正確に再現するためにつくったんだけど、このトーンが誰かのインスピレーションになって、自分自身の“声”を見つけるツールになればいいなって思ってる。トーンは、プレイヤーが自分自身を見つけるための出発点であり、インスピレーションでもあるからね。



ネックの形状、ボディの仕上げ、そして全体的な心地よさは、コリーがシグネイチャーモデルに取り入れたいと考えていた部分であり、今回はさらに彼が好むモダンなスペックを採用。また、プレイヤーの個性を重視したギターを作ることは、シグネイチャーモデルの製作過程において、コリーには非常に重要なことだった。

Cory Wong Stratocasterは、サファイヤブルーのトランスペアレントサテンラッカーフィニッシュを採用し、コリーが愛用していたオリジナルのストラトキャスターの外観と感触を再現。一般的なストラトキャスターよりも一回り小さいアルダーボディに、モダン“D”ネックとボディコンターを組み合わせている。

ピックアップにはSeymour Duncan Cory Wong Clean Machineを採用し、歯切れの良い響きを再現。ヘッドストックは形状をわずかに変え、ローズウッド指板には10~14インチコンパウンドラジアスを採用。ヴィンテージスタイルの6スクリューシンクロナイズドトレモロ、デラックス・ロッキングチューナー、トーン2のプッシュ/プッシュ・ポットは5ウェイ・スイッチをバイパスし、ポジション4の配線を使用するように設定されている。 また、トレモロスプリングをミュートしてコリーのリズムトーンを実現するためのヘアタイ、ラバーストラップロックワッシャーセット、カスタムネックプレートを付属している。

“第4ポジションに設定されたパニック・ボタン”は、コリーお気に入りの仕様の一つ。「これは、他のギターでは見たことがないユニークなものなんだ。僕のホームポジションは第4ポジションなんだけど、時々誤ってピックアップセレクターを押してしまい、ポジションが変わってしまうことがあるんだよね。そこで、ピックアップセレクターを第4ポジションにロックするためのプッシュ・プッシュ"ノブを開発したんだ。つまり、ピックアップセレクターがどこにあっても、第4ポジションの配線になるようになってるんだよ」とコリーは述べている。



製品情報

Cory Wong Stratocaster
コリー・ウォン ストラトキャスター
希望小売価格:319,000円 (税込)

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