【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>Age Factory、「全部追い越して、先に行く」
午前中から降り続いた小雨も止み、陽射しが首元に当たる感覚が嬉しい、午後1時すぎ。HELL STAGEに奈良発のロックバンド、Age Factoryが登場した。
◆Age Factory 画像
メンバーが姿を現した瞬間、ステージを包み込む大きな拍手。清水英介(Vo/G)は客席を見渡し、その歓迎に手を振って、まずは「Dance all night my friends」をゆったりと鳴らしていくのだが、伸びやかな歌声と音にこめられた抜群の重みが素晴らしい。派手なアクションは一切ないが、スタートからグッと周囲を惹きつけていくのだ。
確かめるようにギターを軽く奏で、清水が「空まで届け!」と声を上げて始まったのが「HIGH WAY BEACH」。隙間と余韻を味わいながら、一気に開放させてくれる展開が気持ちよく、吐き出すように歌う清水の歌声も胸を離れない。間奏での西口直人(B/Cho)のコーラス、増子央人(Dr/Cho)が叩き出す力の入ったビートも印象的だった。
中盤に清水がライヴができる喜びを語る場面はあったが、基本的にはオーディエンスへ呼びかけ、そこからとにかく曲を繰り出していくスタイル。こんな状況でなければ共に大声で叫びたい「1994」、「嫌なことも多いけど、全部追い越して、先に行く。オレらなら行けるよ」と清水が口にした浸透力の高いメロディーを誇る「OVER」と淀みなく続けた後、少しムードを変えて投下した、エッジの効きまくったハードコアナンバー「CLOSE EYE」はインパクト特大。その歪んだヘヴィなサウンドで余分なモノを削り取られるような圧力があり、歌というより叫びに近い清水の声も強烈だった。
その後も流れを断ち切ることなく、ライヴを展開。骨太で鋭いロックを鳴らす「GOLD」では、曲が進めば進むほど客席エリアから無数の拳が突き上げられ、バンドとオーディエンスが呼応する証が広がっていき、タイトルコールで飛び跳ねる人も多かった「TONBO」も軽やかなメロディーをしっかりと体重を乗せて歌い上げる。
締めくくりには清水が「また必ず会おう。同じ景色を目指そう」とオーディエンスと約束を交わしてから「See you in my dream」をプレイ。キャッチーでクセになるメロディーと心地よいテンポを誇るこの曲で、見渡す限りのオーディエンスを惹きつけていき、最後まで一緒に走り抜けていった。
取材・文◎ヤコウリュウジ
撮影◎Shoma Yasukawa
【Age Factory セットリスト】
2. HIGH WAY BEACH
3. 1994
4. OVER
5. CLOSE EYE
6. GOLD
7. TONBO
8. See you in my dream
■<SATANIC CARNIVAL 2021>
6月6日(日) 富士急ハイランド・コニファーフォレスト
・物販 / FOOD AREA:start09:30
・ライブ観覧エリア:open10:30 / start11:30 ※19:25終演予定
▼6月5日 出演アーティスト
バックドロップシンデレラ (※new)
The BONEZ
Dizzy Sunfist
Fear, and Loathing in Las Vegas
マキシマム ザ ホルモン
NAMBA69 (※new)
Northern19 (※new)
ROTTENGRAFFTY
SiM
SPARK!!SOUND!!SHOW!! (※new)
Survive Said The Prophet
suspended 4th
WANIMA
▼6月6日 出演アーティスト
04 Limited Sazabys
10-FEET
Age Factory (※new)
coldrain
G-FREAK FACTORY (※new)
ハルカミライ
HAWAIIAN6 (※new)
HEY-SMITH
Ken Yokoyama
MONGOL800
NOISEMAKER
SHADOWS
TOTALFAT (※new)
[O.A.] PALEDUSK (※new)
▼チケット ※全て電子チケットでの取り扱い
【一般発売】
2日通し券 ¥17,800 / 1日券 ¥9,500
発売開始:5月22日(土)〜
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