【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>Northern19、「これから先の未来へ繋がる時間に」

ポスト

SATAN STAGEのROTTENGRAFFTY、Survive Said The Prophetに続き、HELL STAGEのトップを飾るのはNorthern19だ。笠原健太郎(Vo/G)、馬場豊心(Dr/Cho)、2019年5月に敦賀壮大(B/Vo)が加入し、新3ピース体制になった彼らも今年結成18年目に突入し、メロディック・パンクの中堅を立派に担う存在と言えるだろう。

◆Northern19 画像

SEが流れ、「来たぜ、SATANIC、晴れて良かったねー!」と笠原が挨拶すると、今日の天候にピッタリの「SUMMER」でショウの火蓋を切った。快活なリフに観客もその場で飛び跳ねたり、首を振る人もいたりと、待ってました!という歓迎ムードが一気に広がっていく。




次の「MESSAGE」に入ると、観客のリアクションもさらに上がり、馬場の怒涛のビートもインパクト絶大であった。直情的な勢いに長けた「BELIEVER」を挟んだ後、「THE NIGHT WITHOUT A STAR」へ。力強くもロマンチックなメロディを存分に振りまき、敦賀と馬場のコーラスも楽曲の温度を引き上げていた。

「みんな元気かい? すごい静かにしてるけど、元気なのが伝わるわ。SATANIC、開催してくれてありがとうございます! 俺らもいろいろ悩むこともあるけど、みんなとライヴできる幸せを感じる」と笠原は語りかけ、7月28日にニュー・シングル「GOODBYE CRUEL WORLD」リリースを告知。内容的にはコロナ禍でなければ生まれなかったシングルらしく、「愛を持って自分を信じて行こう」というメッセージを秘めた新曲「MOVE ON」をここで披露。イントロからギター、ベース、ドラムによる手数の多い爆発力漲るアンサンブルを用い、バンドとしてネクスト・ステージに進んだ新機軸の曲調に興奮した。個々に見せ場を設けたながら、全員攻撃ぶりが際立ったロック・サウンドは破壊力満点。今後のライヴでもどんな風に成長を遂げていくのか、楽しみになるほど刺激的な曲調だった。



そして、「これから先の未来へ繋がる時間にしよう!」と笠原が呼びかけ、「NEVER ENDING STORY」が炸裂。サビのフックはもちろん、キラキラと輝くメロディックのエネルギーを青空に全放射する様は最高に気持ち良かった。けれど楽しい時間はあっという間に終わるものだ。「NOTHING BUT MY HEART」を経て、笠原が名残惜しそうにMCを入れた後、ラストは「STAY YOUTH FOREVER」を投下。「ウォー!ウォー!」というシンガロング・パートにより、ここに集まった大勢の人たち拳を突き上げ、揺るぎない一体感を作り上げて終了。すべてを出し切った全身全霊のパフォーマンスにひれ伏した。

取材・文◎荒金良介
撮影◎半田安政

■<SATANIC CARNIVAL 2021>

6月5日(土) 富士急ハイランド・コニファーフォレスト
6月6日(日) 富士急ハイランド・コニファーフォレスト
・物販 / FOOD AREA:start09:30
・ライブ観覧エリア:open10:30 / start11:30 ※19:25終演予定
▼6月5日 出演アーティスト
バックドロップシンデレラ (※new)
The BONEZ
Dizzy Sunfist
Fear, and Loathing in Las Vegas
マキシマム ザ ホルモン
NAMBA69 (※new)
Northern19 (※new)
ROTTENGRAFFTY
SiM
SPARK!!SOUND!!SHOW!! (※new)
Survive Said The Prophet
suspended 4th
WANIMA
▼6月6日 出演アーティスト
04 Limited Sazabys
10-FEET
Age Factory (※new)
coldrain
G-FREAK FACTORY (※new)
ハルカミライ
HAWAIIAN6 (※new)
HEY-SMITH
Ken Yokoyama
MONGOL800
NOISEMAKER
SHADOWS
TOTALFAT (※new)
[O.A.] PALEDUSK (※new)
▼チケット ※全て電子チケットでの取り扱い
【一般発売】
2日通し券 ¥17,800 / 1日券 ¥9,500
発売開始:5月22日(土)〜

この記事をポスト

この記事の関連情報