野外フェス<SHIRUBE 2021>中止、そしてオンラインへ

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中標津町で開催を予定していた野外フェス<SHIRUBE 2021>の中止が発表された。昨今の新型コロナウィルスの感染状況を踏まえたうえでの、苦渋の決断だ。

日本および北海道をはじめ、開催地となっている中標津町の感染状況・医療体制が逼迫しているという状況において、地元の人たちを幸せにできる状況にない中での開催はできないという判断だという。初開催に向けて、全力を傾けていた実行委員にとってやるせない状況となってしまったが、このまま落ちこんでいても仕方がないということで、<SHIRUBE 2021 ON LINE 〜LIGHT IS HOPE〜>と題した配信によるイベント企画があわせて明らかとなった。

札幌からの移動と現地での感染症対策・隔離を徹底した上で、予定していた中標津の会場から生配信にて届ける予定だという。THE BOYS&GIRLSおよびSHIRUBEらしいものにすべく、今後改めて詳細が発表される予定だ。

以下は、オフィシャルからの発表全文である。

   ◆   ◆   ◆

【SHIRUBE 2021を楽しみにしてくれている皆さまへ】

SHIRUBE制作委員会代表、そして札幌でTHE BOYS&GIRLSというバンドでボーカルをしております、ワタナベシンゴです。
長くなってしまいそうですが、どうか最後まで読んでいただけると幸いです。

2021年6月19日(土)、北海道中標津町 道立ゆめの森公園 翼とふれあいのゾーン(中標津空港前旧滑走路)にて開催予定でした「SHIRUBE 2021」は、中止とさせていただきました。

僕らの暮らしの状況は中々良くなりません。感染が拡大し始めた札幌だけにとどまらず、先月末からは開催地となります中標津町でも感染拡大が始まり、沢山の方が苦しみ、不安な気持ちを抱えながらの日々を送られています。そして本州のみならず、5月16日からは北海道でも緊急事態宣言が発令されることとなりました。

常に命と向き合い走り続けておられます医療従事者の皆様と、様々な分野でコロナ禍を戦っておられます皆様へ、心から敬意と感謝を申し上げます。

「自分の生まれ育った町で、誰かの人生において道標になるような一日を。これまでこの町になかった、夢のような一日を。」

そんな思いでこの1年間SHIRUBEを進めてまいりましたが、この状況の中では、町民の皆様や楽しみにしてくれている皆様を幸せにすることはできないと判断いたしました。

感染防止対策についてやプロモーション活動だったりと、本当に数えきれないほどのお力添えをいただきました関係者の皆様、本当にありがとうございます。そして何より、西村町長をはじめ中標津町の各団体の皆様。先走った気持ちだけで乗り込んだ僕の話を聞いていただき、本当にありがとうございます。

この場を借りて、感謝を申し上げます。

SHIRUBE 2021の開催は中止となりますが、想定していた通常開催から形を変えて、日程は変更せずに[配信]にてお届けしたいと思います。

お家にいながらでも、少しでもこの「SHIRUBE」というものに、そして「中標津」というものに触れてもらえるよう、ない頭をフルに使って残り1ヶ月駆け抜けていきます。

タイトルは『SHIRUBE 2021 ONLINE 〜LIGHT IS HOPE〜』。

それぞれの場所に灯るその灯りは標となり、それこそが希望になりますよう願いを込めて、ライトイズホープという言葉をつけました。6月19日、配信という形にはなりますが、皆様と同じ時間を共有できたらなと思っております。

僕は本当に幸せ者です。代表とは名ばかりで、支えてくれているSHIRUBE制作委員会のメンバーとシルベクルーのみんな、出演を承諾してくれたアーティストの皆様、そして何より楽しみにしてくれている皆様のおかげで、今もこうして立っていられます。

「SHIRUBE 2021 ONLINE 〜LIGHT IS HOPE〜」まで残り1ヶ月、全力で取り組んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

どこからでも見えるように、大きな大きな標になりますように。

SHIRUBE制作委員会代表/THE BOYS&GIRLS
ワタナベシンゴ

◆<SHIRUBE 2021>オフィシャルサイト
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