【インタビュー】小柳ゆきの十八番曲は?

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歌とトークでアーティストの素顔と魅力に迫るTOKYO MXの音楽番組『Artist#18File』。3月はシンガーの小柳ゆきが登場し、音楽との出会いや最新曲にまつわるエピソードなどを披露する。最新曲「Prelude」、そしてここでしか聴けない貴重な十八番(オハコ)曲の歌唱も必見!見逃せない1ヶ月になること間違いなしだ。

  ◆  ◆  ◆

──『Artist#18File』の収録、いかがでしたか?

小柳ゆき:スタッフの皆さんの熱意というか、すごくしっかりと撮っていただけて本当に嬉しかったです。私はもともと、カメラの前で歌うのが苦手なんですね。歌う時だけじゃなく、現場にカメラがあるだけで固まっちゃうくらい苦手(笑)。でも今日は「心置きなく歌ってくださいね!」という空気感だったので、安心して歌うことができました。

──では、今回披露された十八番曲について聞かせてください。

小柳ゆき:私の十八番曲は、渡辺美里さんの「10years」です。実は、歌手になろうと思ったきっかけが渡辺美里さんだったんですよ。もともと歌うことは好きだったんですが、美里さんが西武球場でやられていたコンサートをテレビで見て「うわ!かっこいい!」と衝撃を受けたんですね。こんなに大勢の人と歌でコミュニケーションが取れるんだって感動して、私もさらに歌を練習するようになりました。この曲は姉が持っていたCDを聴いたのがきっかけで好きになり、カラオケでも必ず歌っている本当の十八番曲です(笑)。


──ライブでも歌われてきたんですか?

小柳ゆき:美里さんの曲自体、自分のライブで歌ったことがないんですよ。美里さんのスタイルってすごくオリジナル性が高いですよね。どの曲も美里さんのあの歌い方があってこそ成立しているというか、楽曲の世界観が出来上がっていると思うので、例えば別の表現の仕方で歌おうとしても何か違うんです。やっぱり美里さんのあの歌い方こそ楽曲が“立つ”と思うから自分のライブでは歌えなかったんですが、今回は十八番曲ということでしたから、思い切って歌わせていただこうと思いました。

──実際、歌ってみてどうでしたか?

小柳ゆき:率直にいうと、やっぱり難しい曲だなと思いました。カラオケで歌う時は思いっきりノリで歌いますけど、さすがに今回はちょっと自分を入れようかなって欲が出てきちゃって(笑)。美里さんの曲を歌う機会はおそらくもうないと思うので、ぜひご覧いただけたらなと思います。


──小柳さんの圧倒的なボーカルをぜひ番組で、そして今後はライブでも、お楽しみいただきたいですね。

小柳ゆき:ありがとうございます。お客様の前で歌う機会が少なくなり、改めてライブで歌えることの喜びを実感しています。6月からは、延期になっていた20周年記念ツアー<LOST ANNIVERSARY TOUR 〜SPHERE 球宇宙 2021〜>を開催するんですが、ライブが出来なかった期間のフラストレーションも含め(笑)、この先へと向かうためのエネルギーをぶつけるツアーにしたいなと思っています。

取材・文◎山田邦子

TOKYO MX『Artist#18File』

毎週火曜 21:54〜22:00
(再放送:毎週木曜 25:00〜25:05)
※スマートフォン用アプリ/Webサイト「エムキャス」(https://mcas.jp/)で同時配信
3月ゲストアーティスト:小柳ゆき

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