【インタビュー】chayが語る“音楽で元気になろう”と“Sudio ETT”「かわいいのをみているとテンション上がるんです」
コロナ禍によって人々は、今までに経験の無い制限を強いられ、暗雲の日々をもがいている。こと音楽業界においてはライブやイベント、楽曲発売の延期・中止といった苦渋の決断が今なお続いており、明るい兆しとポジティブな未来を描き出さないと、音楽芸術の衰退という最悪のシナリオすら招いてしまうかもしれない危機的状況にある。
◆chay with Sudio ETT 撮り下ろし写真(12点)
ネガティブな状況を少しでもポジティブに変え、決して渇れることのない「音楽」のチカラでひとりでも多くの人々へ「元気」を届けるべく、スウェーデン発のイヤフォンメーカー「Sudio(スーディオ)」の協力のもとで、スタートさせるのは「音楽で元気になろう」というプロジェクトだ。もちろん、そのエネルギーを生み出し・皆に届け・時代を動かすのはエンターテイメントの力であり、音楽のチカラと良質なサウンドである。
3密を悪しきこととして受け入れざるを得ない状況下だが、失われつつあった心の栄養を取り戻すべく、ミュージシャンの逆襲は始まっている。ソーシャルディスタンスを遵守しながら、かつてない環境の中において、何を考え、どこを見つめ、何を見出したのか。ここではシンガーソングライターchayの生の声に耳を傾けてみよう。
◆ ◆ ◆
■特に自粛中って今まで以上に
■音楽を聴いたかな
──「音楽を通して元気にハッピーになっていこう」が今企画のテーマですが、コロナ禍という状況はシンガーソングライターとしてchayにどんな影響を与えましたか?
chay:私に限らず、多分ミュージシャンの方みなさんそうだと思うんですけれど、ライブができないということで、「生で音楽を届けられない」というもどかしさやストレスは感じざるを得なかったと思います。私の場合は、CDのレコーディングもできなくなって、中断してしまったんです。スタジオはどうしても3密になってしまいますから。いい感じに制作が進んでいい方向に向かっていたのが中断せざるを得なかった。数カ月してから細心の注意を払いながらなんとかレコーディングは終えたんですけど、でも音楽ってそのグルーヴ感だったり、その時の勢いだったりエネルギーというものがとても大事なことを痛感しました。
──それは大変でしたね。
chay:でも、そういう経験を経て、レコーディングだったり配信ライブや自分でインスタライブといった活動を行うことで、改めて「やっぱり音楽っていいな」と痛感する機会でもあったんです。
▲chay with Sudio ETT (グリーン)
──弾き語りスタイルというのがもともとのchayの原点ですから、生で音楽を届けることを失う痛手も大きかったでしょう。
chay:デビュー前も路上をライブしていたので、生ということへのこだわりや思いも、私なりにすごくあって。それができない時が来るなんて思ってもみなかった。想像もしてなかったことが起きて…。3rdアルバム『Lavender』を提げたツアー<chay LAVENDER TOUR 2020>は2月初旬だったのでギリギリ終えられたんですけど、そのあと生で届けられないのは正直まいっちゃいました。
──まさに想定外の状況で。
chay:まさかこんなことになるなんて誰も想像してなかったと思いますし、しかも終わりが見えないと、いつライブができるかも分からない。でも、やっぱりそこは臨機応変に行動していかないと、そこも問われる所と思っていて、有料配信ライブも積極的にやっていきたいと思っています。今までだったら考えたこともなかったんですけど、chayチームも視野に入れ始めている状況です。
──配信ライブは、通常のライブとはまたぜんぜん違う価値観があるものですよね。
chay:でも、弾き語りができて良かったなというのもすごくありました。今もインスタライブとか私もSNSでやってるんですけど、ギター1本あるだけでアレンジもできるし、曲を届けられる。弾き語りができて本当に良かったです。
──多くの人が未だステイホームを強いられている中で、「ミュージシャンで良かったな」という点はありますか?
chay:それは思いました、すごく。自分の曲に関わらず、カバー曲のリクエストにお応えして弾き語りをアップしていたんですけど、それを見て楽しんでくださっている方のコメントもすごく多くて、こんな時だからこそできて良かったなと思います。
▲chay with Sudio ETT (ピンク) |
chay:日常的に音楽好きなので、ずっと聴いてはいたんですけれど、特に自粛中は今まで以上に聴いたかな。私、結構両親の影響でエイティーズの洋楽が好きで、普段は洋楽ばっかりなんですけれど、このコロナ期間中に最近のJ-POPを聴きました。正直、今まであんまり聴かなかったんですけど。
──なぜ、J-POPを?
chay:自分のSNSで「chayが歌ってるこれを聴いてみたい」っていうリクエストがすごく多くて。洋楽はリスペクトも込めてたくさんカバーしてるんですけど、邦楽のヒットチャートヒットソングをカバーするっていうことに対しては、ちょっとどこかで抵抗感があったんです。でも、エンターテイナーとして「今、自分にできる楽しんでもらえるもの」「少しでも、聴いてる時間だけでも楽しめる音楽っていいな」「嫌なこと忘れられるなって思ってもらえるもの」として、もう吹っ切れた。もちろん自分の曲をやりつつではあったんですけど。
──なるほど、そこにはいろんな刺激もあったでしょうね。
chay:ヒットソング…あいみょんさんだったりOfficial髭男dismさんだったりKing Gnuさんだったりとか、めちゃめちゃ聴きこんでから弾き語りをするんですけれど、すごい勉強になりました。今まであんまり聴いてこなかったからこそ「こういう風に作られていて、そういうものが今の時代に合っていて…」と、発見もすごくありました。
──コロナ禍という環境は、大きな変化と成長にもつながったみたいですね。
chay:そうだと思います。色んな方がライブを無料配信してくれて、今まであまり観る機会がなかったアーティストのライブの映像を観たりとか、好きなアーティストのライブ映像もすごく観ましたし、ギターもいつも以上に弾いていた気がします。
──アコギのメインは、今もZEMAITIS Z-JHW-LTDですか?
chay:はい、それと、坂崎(幸之助/THE ALFEE)さんにお借りしているテリーズテリー(Terry's Terry TJ-80)。
──もう返したくないでしょ(笑)。
chay:もう6年くらいお借りしていて、毎年お伺いは立てているんですけれど「(返さなくて)いいよ」って言ってくださるので、お言葉に甘えてます(笑)。ずーっと弾いてるんですけど、もう音色が全然違うんです。もちろん値段も関係するとは思うんですけど、坂崎さんがずっと何十年も弾いてきた音の深みっていうのがあって、すっかりTerry's Terryがメインになってるの(笑)。
──それは手放せないですね。
chay:本当にそうなんです(笑)。あの音と弾きやすさは手放せなくて。いつ返してくださいって言われるかびくびくしてます。
──ライブでも、使うのはTerry's Terryになりますか?
chay:はい。そうですね。音の響き方が違うんです。音の深み。弾き語りライブをするとその差が如実に出るんです。
──金額もさることながら、Terry's Terryは生産数が少ないので欲しくても手に入らないし。
chay:弾けば弾くほど、音も育っていくんですよね。
◆インタビュー【2】へ
■Sudio ETT (エット) 製品概要
▲Sudio「ETT」アクティブノイズキャンセリング機能を搭載 メーカー希望小売価格¥16,800(税込) |
・充電ケースはUSB TYPE-C ケーブルと置くだけで充電が可能なワイヤレス充電にも対応。 日々の充電もストレスフリーになり、より使いやすく進化しました。 IPX5の防水タイプですので、 日常の音楽ライフやワークアウトなど、 いつでも自由に音楽を楽しめます。また、ブランド初のショートスティックタイプのデザインを採用し、 耳元をさり気なく演出します。
▼スペック
ドライバー型式:ダイナミック
周波数特性:20-20kHz
インピーダンス:32 Ω @ 1kHz
出力音圧レベル:98±3dB @ 1kHz
連続使用時間:6 時間 (ANC起動時では約4時間)
スタンバイ時間:約50時間
ワイヤス充電可能
ANC機能搭載
マイク内蔵:ステレオ通話可能、 音声アシスタント機能対応 (SIRI/Googleアシスタント)
Bluetooth Ver. 5.0
サポートコーデックス:SBC
サポートプロファイル:HFP,HSP, A2DP、 AVRCP
IPX:5
サイズ:イヤフォン (20×36×22mm)、 充電ケース (87×55×33mm)
重量:イヤフォン (5g / 片側)、 充電ケース (107g)
付属品:USB Type-C充電ケーブル、 S/M/Lイヤチップ、 メモリーフォームチップ
▼カラー:4色
ホワイト (EAN: 7350071382417)
ブラック (EAN: 7350071382400)
ピンク (EAN: 7350071382370)
グリーン (EAN: 7350071382387)
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