【インタビュー】かみやど、“負け組”から這い上がった6人の想い

■頑張れば、いつか夢は叶います

──このアルバムは、どんなときに聴いてもらいたいなと思ってますか？

桜木：どんなときにも聴ける曲なので。

石綿：だから、みなさん一緒に過ごしてもらいたいです。24時間365日。

高田：いつでもどこでも。

──“負け組”体験者にはぜひとも届けたいんじゃないですか？

全員：はいっ！

▲藤田みゆ

──かみやどが、いま描いている夢を教えて下さい。

石綿：東京ドームに立つことです。

辻：でもいまはこういう状況なので、まずはSNSなどを通してたくさんの人に私たちのことを知ってもらいたいです。

──かみやどがグループとして一番発信したいこと、伝えたいことはなんですか？

萩田：「頑張れば、いつか夢は叶います」ということです。

──頑張っている途中で、“たまには負けてもいいよ”（「スーパーヒーロー」）というスタンスが、かみやどのバックボーンを知れば知るほどグッときますね。

石綿：分かります！　私もあそこが一番好きなんですよ。自分たちのグループらしさが一番出ているところですからね。

▲高田もも

──それでは、最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。

石綿：私たちのことを知ってる方も知らない方も、挫折を味わったことがある方、いま生きている環境が辛い方、苦しんでいる方にはぜひ聴いてもらいたいアルバムができました。私たちもいま必死にもがいている最中です。なので、一緒に日々頑張って、いつか自分たちが輝けるステージに立ちましょう。安心して下さい。私たちがいますから。

萩田：かみやどは同じアイドルのオーディションを受けて落ちてしまったけど、そこで落ちた6人全員が残って一つのグループになったという珍しいアイドルです。負けても頑張り続ければ次があるので、アルバムの曲を聴いて「頑張ろう」という気持ちになってもらえたらいいなと思います。

高田：個人的な目標としてずっといってることなんですが、出会ってくれた方にちょっとでも幸せを分けてあげられるような人になりたいです。不幸を取り除くことはももにはできないけれど、ライブやアルバムを通して、みなさんが一緒に頑張っていこうという気持ちに少しでもなってくれたら嬉しいです。

藤田：神宿さんは知ってても、かみやどを知らない人ってまだたくさんいると思うんですよ。「神宿のカバーを歌ってるんだろう」とか、「神宿と似たようなことをやってるグループなんだろうな」と思われることが多いので、このアルバムを聴いて頂いて、神宿さんとはまったく別のグループなんだなというのを認識してもらえたら嬉しいなと思います。

桜木：私たちの頑張りを見て「頑張ろう」っていう気持ちに少しでもなってもらえたら嬉しいし、私たちもみなさんの応援があってこそ頑張れるので。そうやって、お互いに支えあって、お互い頑張っていけたらとっても嬉しいです。

辻：みなさんにこのアルバムを手にとって頂いて、前から知ってる方は私たちのことをもっと深く知って欲しいです。このアルバムで知ったという方には、こんなこと歌ってるグループもいるんだと私たちのことを知るきっかけになってもらえたらいいなと思ってます。愛を込めて作ったアルバムなので、みなさん、ぜひ一度聴いてみて下さい。

取材・文◎東條祥恵