フランク・オーシャン、ケンドリック・ラマー、レディオヘッド、カニエ・ウェストらが彩る“プレイリスト・ムービー”『WAVES/ウェイブス』公開日決定
4月10日の公開が延期となっていたA24最新作『WAVES/ウェイブス』の公開日が2020年7月10日(金)に決定した。
◆『WAVES/ウェイブス』 関連動画&画像
日本での『ミッドサマー』のヒットも記憶に新しい、ハリウッドに新風を吹き込む映画制作会社「A24」。本スタジオが放つ最新作に、トロント国際映画祭では史上最長のスタンディングオベーションを巻き起こり、「鮮やかなまでに観る者の心をわしづかみにする」と世界中が大熱狂。
本作の主役とも呼べるのは、今の音楽シーンをリードする豪華アーティスト達が手掛ける31の名曲……トレイ・エドワード・シュルツ監督が事前に本編に使用する楽曲のプレイリストを作成し、そこから脚本を着想し製作されたという。監督自身が“ある意味でミュージカルのような作品”と語るように、全ての曲が登場人物の個性や感情に寄り添うように使用され、時には音楽がセリフの代わりに登場人物の心の声を伝える。ミュージカルを超えた“プレイリスト・ムービー”と言えるだろう。
主人公タイラーを演じたのは、『イット・カムズ・アット・ナイト』に続いてのトレイ・エドワード・シュルツ監督とタッグを組むケルヴィン・ハリソン・ジュニア。タイラーの妹エミリーを演じるのは、Netflixドラマ「ロスト・イン・スペース」で注目を集めたテイラー・ラッセル。その他『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で様々な映画賞を受賞した若手実力派、ルーカス・ヘッジズ、大ヒットテレビシリーズ「THIS IS US」に出演中のスターリング・K・ブラウン、レネー・エリス・ゴールズベリーといった、エミー賞やゴールデン・グローブ賞を受賞してきたベテラン達が名を連ねる。
<物語を彩る豪華31曲のプレイリスト>
『WAVES/ウェイブス』
監督・脚本:トレイ・エドワード・シュルツ(『イット・カムズ・アット・ナイト』)
出演:ケルヴィン・ハリソン・Jr、テイラー・ラッセル、スターリング・K・ブラウン、レネー・エリス・ゴールズベリー、ルーカス・ヘッジズ、アレクサ・デミー
作曲:トレント・レズナー&アッティカス・ロス (『ソーシャル・ネットワーク』、『ゴーン・ガール』)
原題:WAVES /2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/135分/PG12
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■あらすじ
高校生タイラーは、成績優秀なレスリング部のエリート選手、美しい恋人アレクシスもいる。厳格な父親ロナルドとの間に距離を感じながらも、恵まれた家庭に育ち、何不自由のない生活を送っていた。そんなある日、不運にも肩の負傷が発覚し、医師から選手生命の危機を告げられる。そして追い打ちをかけるかのように、恋人の妊娠が判明。徐々に狂い始めた人生の歯車に翻弄され、自分を見失っていく。そしてある夜、タイラーと家族の運命を変える決定的な悲劇が起こる。一年後、心を閉ざして過ごす妹エミリーの前に、すべての事情を知りつつ好意を寄せるルークが現れる。ルークの不器用な優しさに触れ、次第に心を開くエミリー。やがて二人は恋に落ちるが、ルークも同じように心に大きな傷を抱えていた。そして二人はお互いの未来のためにある行動に出る……。
◆『WAVES/ウェイブス』 オフィシャルサイト