ジュリアン・レノン「ポール・マッカートニーは僕らのことを忘れなかった」
ジョン・レノンの息子、ジュリアンが、父がヨーコ・オノと出会い家族のもとを去ったときの心境について語った。「彼はこの世から突然、姿を消した」「僕らは見捨てられた」と感じていたとき、「僕らのことを忘れなかった」のがポール・マッカートニーだったと話した。
◆ジュリアン・レノン画像
彼は『Observer』のインタビューでこう語っている。「彼とヨーコは深く、そして公然と恋愛中だった。僕は、母と僕は見捨てられたように感じてた。でも、すべての人が僕らのことを忘れたわけじゃなかった。ポールは、母と僕がどうしてるか見に立ち寄ってくれて、その後“Hey Jules(Hey Jude)”を作った」
ジュリアンは「多分、10年はほとんど父と話をしなかった」そうだが、母シンシアさんのおかげで関係が修復したという。「僕は、父がああやって家族のもとを離れたことにすごく怒ってた。また話すようになったのは母のおかげなんだ。彼女は本当に優しい心の持ち主で、どんな点、どんな形であれ報復を望む人ではなかった。彼女はいつも、僕に父との関係を保って欲しがっていた」
また、「父のことはできる限り、楽しいことを覚えておこうとしている。彼が僕と母にもたらした辛い日々について、許しと理解を示そうと努力してるよ。でも、僕は何よりも母のことを愛していたから、彼女がひどい扱いを受けたことは忘れられない」と話した。
10代の終わりにジョン・レノンと出会ったシンシアさんは、1962年に彼と結婚し、翌年、ジュリアンが誕生。1968年に離婚した。彼女はその後、3度の結婚を経て、2015年、癌との闘病の末75歳で亡くなった。
Ako Suzuki
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