米クルーズ・フェスティバル、ヘッドライナーのイエスが出演辞退も「予定どおり開催する」
イエスが、今月終わり、クルーズ上で開かれるフェスティバル<Cruise To The Edge>への出演を取りやめた。クルーズ旅行での新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される上、毎年恒例のヘッドライナーであるイエスが辞退したにもかかわらず、主催者は予定どおり開催すると話している。
◆イエス画像
イエスはこのクルーズ・フェスティバルだけでなく、今月、北米でアラン・パーソンズ・ライブ・プロジェクトと共同で開くはずだった4公演への出演もキャンセルした。スティーヴ・ハウは「イエスは、“ザ・ショー・マスト・ゴー・オン”の精神でパフォーマンスしている。しかしながら、様々な事情により、この先の北米ツアーと“Cruise To The Edge”への出演をキャンセルせねばならないとの結論に至った」と、アラン・ホワイトは「非常に残念ながら、僕らには制御できない理由により中止する」とコメントしている。
2013年からほぼ毎年ヘッドライナーを務めてきたイエスが参加しなくなったものの、<Cruise To The Edge>の主催者は、ソールド・アウトのこのイベントを予定どおり開催するそうだ。『Ultimate Classic Rock』によると、彼らは「ほかのアーティストやクルーを代表し、我々は(イエスの)幸運を祈り、彼らがいないことを寂しく思う。しかし、ザ・ショーは続く。新たなスペシャル・パフォーマンスも発表予定だ。船上で会おう!」との声明を出したという。
<Cruise To The Edge>は3月27日に米マイアミを出港し、4月1日に戻る。マリリオン、元ジェネシスのスティーヴ・ハケット、ドリーム・シアターのジョーダン・ルーデス、Flying Colors、King's Xらが出演する。
Ako Suzuki