HIPPY、がん闘病中のファンとの絆

広島出身のシンガーソングライター・HIPPYと、がん闘病中のファンとの絆に迫った特集が2月17日に広島テレビ『テレビ派』（2部）で放送される。番組では、同番組の木曜コーナー「エキキタおもてなし課」ロケ中のHIPPYが広島県広島市・平和記念公園で出会った男性・傳法利嵩（でんぽう・としたか）さんの心境の変化の様子を追う。

◆「君に捧げる応援歌」ミュージックビデオ

青森県出身の傳法さんは37歳。精巣がんが肺に転移し、抗がん剤治療中にYouTubeでHIPPYの「君に捧げる応援歌」と出会い、何度も繰り返し聴いていたという。現在は抗がん剤治療をしておらず、放射線などの治療の合間に冬はスキー場でスタッフとして働いていて、この冬は広島県廿日市・めがひらスキー場に滞在。休日に訪れた同公園でロケ中のHIPPYと遭遇し、悩んだ末に「今を逃したらもう二度と会えない」と思い、勇気を出して「HIPPYさんですか？僕はがんで入院しているときに、HIPPYさんの「君に捧げる応援歌」を聴いてすごく励まされました！」と声をかけたそうだ。

HIPPYがその場で「君に捧げる応援歌」のワンフレーズを歌唱すると、その様子をスマホで撮影した傳法さんは「今めっちゃ（涙を）こらえています！」と感激。また、HIPPYと傳法さんには、野球が大好きで、野球部に所属していたという共通点もあった。

実はこのロケの当日、HIPPYは友人のプロ野球選手・森原康平投手（楽天イーグルス）から電話で「東広島で自主トレをしているので、「君に捧げる応援歌」を歌いに来てくれないか」と頼まれており、傳法さんが楽天ファンと聞き、一緒に自主トレが行なわれているグラウンドを訪問。歌を贈って練習を見学し、傳法さんとともに選手たちと交流した。

HIPPYに出会い、勇気を出して声をかけた傳法さんが開いた新たな扉とは？