名機「ARP 2600」がフルサイズ&完全限定生産で復活、時代に合わせた新機能も追加
シンセサイザー黎明期に登場した最も重要な名機のひとつをコルグが復刻。「ARP 2600」が当時のままのサウンド、当時のままの外観、当時のままのサイズで、一回限りの完全限定で生産される。新機能も加え「ARP 2600 FS」の名称でリリース、発売は1月下旬の予定。
ARP ODYSSEYに続き、米ARP Instrument社の共同創業者であるDavid Friend 氏をアドバイザーに迎え、また創始者である故Alan R. Pearlman氏に敬意を込めて、APP 2600オリジナルの回路を忠実に再現。ARPならではの安定したオシレーターをはじめとする充実のモジュール群はもちろん、スプリング・リバーブや内蔵スピーカーに至るまで完全に再現した。
時代に合わせた新機能も追加。2世代切り替え可能なフィルターやXLRバランス・アウトに加え、ARP 3620デュオフォニック・キーボードにはアフタータッチやアルペジエーター/シーケンサーも搭載。また、日本で生産されるこの「ARP 2600 FS」には、本体とキーボードをまとめて収納・運搬できるキャスター付き専用ハード・ケースもセットになっている。
各モジュールが分離したモジュラー・シンセとしての自由度の高さと、制作やパフォーマンスに求められる直感性を同時に備えたARP 2600。豊富なオシレーターやEG、フィルター、アンプに加え、スプリング・リバーブや1ペアのモニター・スピーカーを搭載。さらにリング・モジュレーター、ラグ&ボルテージ・プロセッサー、エンベロープ・フォロワー、オーディオ・プリアンプ、クロック同期スイッチ、ノイズ・ジェネレーター、サンプル&ホールド・モジュール、シグナル・インバーター、AUXミキサー、マルチプル・ジャックなどを備え、ビンテージ・モジュラー・システムならではの多彩な音作りが可能だ。「ARP 2600 FS」には、これら多彩なモジュールが、オリジナル同様の堅牢なレザー貼り木工ケースに全て収まっている。
音楽ソフトウェアも無料バンドル。曲を作るだけでなくAIによるマスタリングができる「Ozone Elements」、キーボード演奏の上達に役立つ「Skoove」、DAWソフト「Reason Lite」に加え、コルグやその他ブランドのソフトウェア・シンセまで、多数の音楽ソフトウェアが最初から付いくる。
製品情報
価格:オープン(市場想定価格 363,000円 税別)
発売日:2020年1月下旬
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