【インタビュー】平均年齢15.8歳のPiXMiX、背伸びして歌う淡い恋心

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■恋愛とか全然わからない(笑)

──メジャーデビューチャレンジの課題曲であり、デビュー曲になったのが「その先へ」。ここまで歌って来てみて、何か変化を感じたりしていますか?

ITSUKI:個人的には、この曲をもらったときは自分達にぴったりだし、重なる部分もたくさんあるなっていう印象だったんですね。でも今は、自分が悩んでいるときにこの歌詞を思い出しています。「悔やんでたって 過去には戻れない」という歌詞があるんですが、確かに前を向くしかないんだなって思いながら。

TOWAKO:私達がメジャーデビューチャレンジをしていた頃のことともすごくリンクしている歌詞だから、毎回歌うたびに思い出すし、感動しています。



──1月に行われたワンマンライブでも披露されましたが、ファンの皆さんのリアクションも特にアツかったように思いました。さて、そのステージでも披露されていた新曲「チョコレート・リグレット」がいよいよリリースになります。

KAREN:最初に聴いたときは、これまでのPiXMiXにはなかったタイプの曲だなって思いました。恋愛系の歌はいくつかあるけど、この曲は成功してない恋愛だし、本当に恋している女の子の気持ちをそのまま書いたような曲だったので、どういう感情を込めればいいのか分からなくて。

──確かに、年齢的にまだ難しいところがあるかもしれないですね。ちなみに最年少のAIRIさんはどうでした?

AIRI:これはバレンタインのことを歌った曲なんですけど、この曲の主人公みたいにめっちゃ好きな人がいるみたいな感覚になったことがないので、分からない部分も正直ありました。でも何回か聴いたり歌ったりしながら、「そっか、恋をしたらこんな気持ちになるんだな」ってちょっとだけわかるようになって来た気がしています。ちょっとだけ、ですけど(笑)。

▲AIRI

KOHIME:私も本当にわからなかった(笑)。私はドラマを見るのが好きなんですが、恋愛モノってあまり好きじゃなかったんですよ。ドキドキするとか胸キュンとかそういうのはほとんど見たことがなかったから、この歌詞を見たときも「こんな思いをするの?」って全然わからなくて。それで恋愛モノも見るようにしたんですけど、そしたらめちゃくちゃハマってしまって。今は「わかる!」って思えるようになりました。

──女の子の恋愛トークって書くに書けないくらい盛り上がって困ることが多いんですが…、なんとなく盛り上がる気配がないですね(笑)。

MISAKI:だって恋愛とか全然わからない(笑)。

AIRI:友達は、よく恋愛の話をしてるんですよ。そういう話を聞いたりはするけど、自分は…(笑)。

ITSUKI:みんな、これから恋愛とかしたいなってそういう時期からアイドルを始めてるからね。恋愛で泣いたこともないし、本当にわからない。小学2年生ぐらいの時に好きだった男の子のことを頑張って思い出すくらいしかないです(笑)。

▲ITSUKI

──(一同爆笑)。じゃあファンの人にこういう気持ちが伝わればいいなとか、そういう視点からはどうですか?

TOWAKO:私達はいろんな世代の方に応援していただいていますけど、きっと皆さん、高校生の頃の恋愛なんかを思い出して「懐かしいな」とか「そういう感じだったな」って気持ちになるんじゃないかなって思うんです。

KOHIME:その通りの経験をしていなくても、「わかる、わかる」っていうところはきっとあると思う。「横顔なら慣れてたけど 向かい合ったら緊張したよ」って歌詞なんかはわかりやすくない?想像しやすいっていうか。

MISAKI:うんうん。

KAREN:「好きなことに 順番も サイズも ないはずだね」っていうところは、恋に限ったことじゃないなって思いました。誰かにとっては好きな人のことかもしれないし、私にとってはこのアイドルっていうことだったりして、好きなことは人それぞれだから。

──それぞれの共感の仕方がありますね。



ITSUKI:「ひえた空気が心地いいほどに まだほっぺたほてったかんじ」っていう歌詞がありますけど、私、すごくほてりやすいんですよ。

KOHIME:そういう共感(笑)!?

──(一同爆笑)。とりあえず続きを聞いてみましょうか(笑)。

ITSUKI:いや、そういうときって本当に心地よく感じるよなって(笑)。

MISAKI:そのまんま(笑)!

ITSUKI:今は「事務所、暖房効き過ぎ!」って思うくらいだけど、いつか恋をしたりして、「あぁ、こういうことか」ってわかる日が来ることを願います(笑)。

──(笑)。でもこの曲が、今年のバレンタインの思い出とともに残っていく人もきっと多いと思いますよ。

MISAKI:そうですね。バレンタインって、いい思い出ばかりじゃないと思うんですよ。どちらかと言えばリグレット、つまり後悔の思い出になっている方も多いと思うから、この切ない歌詞はいろんな方が共感してくださるんじゃないかなと思います。うまくいかなかったからといって、別に悪い過去じゃない。この曲を聴いてあの頃の気持ちを思い出したり、あの頃があるから今があるんだよなって前を向くきっかけにしてもらえたら嬉しいです。

KOHIME:この曲には、私達全員のセリフの部分があるんです。恋の経験はないですけど、気持ちはしっかり込めているのでぜひ受け取ってください!

KAREN:私達の思いがみんなの元へ届くように、そしてみんなの思いが大切な人に届くように歌いました。MVも、ストーリー性があって何度も見たくなるようなものになっています。

TOWAKO:帽子を取り入れた衣装は初めてなので、そこもぜひ見てみてください。

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