ピンク・フロイド、結成55周年記念特番をWOWOWでオンエア

ポスト

ピンク・フロイドの結成55周年を記念した特別番組が、5月4日(月・祝)にWOWOWにて一挙放送される。

1970年代から革新的なコンセプト・アルバムを多数発表し、その多くが今もなお世界各国で支持され、後進の世代にも影響を与え続けている希少なロックバンド、ピンク・フロイド。

今回の特集では1989年にイタリアのヴェニスで行われた野外コンサートの模様を放送するほか、1994年の大規模ツアーからイギリスのロンドン(アールズ・コート・エキシビジョン・センター)でのライヴをお届け。さらにピンク・フロイドとして最後のアルバムとなったリック・ライトのトリビュート・アルバム『永遠(TOWA)』のイメージビデオを放送する。

■WOWOW『結成55周年記念!ピンク・フロイド特集』放送詳細

■『ピンク・フロイド ライブ in ヴェニス 1989』
5月4日(月・祝)午後4:25
イタリアのヴェニスの運河上に設置された特別ステージ。それを取り囲むように集まった船。そして陸上の大観衆。特殊な環境でのスペクタクルなライブ!

ピンク・フロイドの長い歴史の中でも極めて大きな節目となった1985年のロジャー・ウォーターズの脱退を経て、デヴィッド・ギルモア主導のもと、新生ピンク・フロイドは新たなスタートを切る。その第1弾となったアルバム『鬱』は1987年にリリースされ大ヒット。1980〜1981年の「ザ・ウォール・ツアー」以来となったツアーは3年にも及び、大成功を収めた。そのハイライトとして語り継がれる、1989年7月15日イタリアのヴェニスでの野外コンサートの模様を放送する。

水の都ヴェニスを象徴する運河の水上に特設されたフローティングステージ、その周りを取り囲むたくさんの船、そしてサン・マルコ広場を埋め尽くす30万人ともいわれる無数の観客。そんな特殊なシチュエーションで行なわれた幻想的かつ圧巻の演奏は、感覚に訴えかけ想像力をかき立てるピンク・フロイドの魅力が凝縮されたものと言っていいだろう。フロイド・ファンならずとも必見! 

収録日:1989年7月15日
収録場所:イタリア・ヴェネチア グランド・カナル

■『ピンク・フロイド ライブ PULSE/驚異 1994』
5月4日(月・祝)午後5:30
印象的なスクリーン映像と光の洪水。そして圧倒的な演奏によるサウンド。ピンク・フロイド最後のツアーの映像が、新たにレストアされて登場。

約3年にも及ぶ「鬱」ツアーを終え休養に入ったピンク・フロイドは、1994年にアルバム『対(TSUI)』をリリースし、再び動き始める。アルバム発表に伴うツアーはアメリカ、ヨーロッパの77都市で300万人を超える観客を動員し再び大成功を収めた。ステージ上に設けられた巨大なアーチ、円形の巨大スクリーンに映し出される抽象的でイメージ豊かな映像、ミラーボールやレーザー光線、生き物のように動くバリライトが織り成す光の洪水。それまでのコンサートの定義を塗り替える、史上最大の光と音のスペクタクル・ショーとして語り継がれているコンサートの模様をお届けする。

「クレイジー・ダイアモンド」から始まり『鬱』『対(TSUI)』の楽曲も披露する第1部、全米チャートに741週もの間ランクインした音楽史に残る名盤『狂気』を約20年ぶりに完全再現した第2部ともに聴き応え、見応え充分。フロイド最後のツアーを見逃すな!

収録日:1994年
収録場所:イギリス・ロンドン アールズ・コート・エキシビジョン・センター

■『ピンク・フロイド The Endless River/永遠』
5月4日(月・祝)夜7:00

2014年のラスト・アルバム『永遠(TOWA)』。この楽曲に創造性豊かな映像を合わせた、まさしくピンク・フロイドの世界。

『対(TSUI)』以来20年ぶりとなる2014年にリリースされた、2008年に死去したリック・ライトのトリビュート・アルバム『永遠(TOWA)』。全編インストゥルメンタル、アンビエント・ミュージックで構成され、ピンク・フロイドとして最後のアルバムとなった作品のイメージビデオを放送する。映像は、これまで「吹けよ風、呼べよ嵐」「スピーク・トゥ・ミー」「走り回って」など数々のピンク・フロイドの作品のアニメーションを手掛けたイアン・イームズのプロデュースによるもの。“21世紀のピンク・アルバム”といわれた奇跡の作品。いまだ色あせない、彼らの世界観を味わってほしい。

この記事をポスト

この記事の関連情報