【インタビュー&レポ】Jewel☆Neige、「Snow Memories」に込めた思い

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Jewel☆Neigeが12月11日、東京・タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIOで2ndシングル「Snow Memories」のリリースイベントを開催した。

オープニングSEが流れ始めると、オーディエンスのテンションはすでに最高潮。手拍子やコール、色鮮やかなサイリウムを振ったりしながらメンバーをステージへと迎え入れた。1曲目は、この日リリースされた最新曲「Snow Memories」だ。メンバーは歌いながら順番にセンターに歩み出てくると、フロアを見渡し笑顔で手を振ったりしている。ステージとフロアの距離が近いだけに、お客さんはすぐ目の前。一瞬のきっかけであっても、ちゃんとファンの目を見ながらアクションしているのがよくわかった。早くも振り付けを覚えて一緒に踊っている人、覚えたての歌を口ずさんでいる人、じっくり見入っている人などフロアの反応はさまざま。最後の最後、指の先まで心を込めて踊る7人の真摯なステージングが印象的だった。

MCを務める三代目パークマンサーが登場し、「どうですか、リリース日を迎えましたけど!」とメンバーに話を振ると、「初披露の曲もあるから、みんな楽屋でずっと練習してました」(松田あゆな)、「人生で一番ヤバい(笑)。口から心臓が飛び出るって言葉があるけど、今それです(笑)」(倉田かすみ)など、発売日当日ならではの緊張感を口にしていた7人。また涼掛凛は今回の新曲について「寒い冬にぴったり。聴くだけで心がキュンとなる曲だと思うので、ここにいる皆さんも私たちの歌声でキュンとなってくれたら嬉しいです!」と笑顔でコメント。小林杏実は「誰にも言ったことないんだけど」と前置きし、「この曲のオチサビに“もう少しだけこのまま”って歌詞があるけど、もう少しこのまま“いたい”って言い切らないところが本当に好きなんです!」と胸の内を明かしていた。

ここからは、今回のシングルのカップリングとして収録されている楽曲を2曲続けて披露。まず「人生、私が主人公!」は、メンバーもフロアも一緒になって盛り上がるアップテンポなお祭りチューン。曲の後半では三代目パークマンサーが振り付けに参加してくる場面もあり、メンバーが思わず笑ってしまうなどリラックスした雰囲気の中で進行。ステージもフロアも思いっきり楽しむ1曲となった。続いて披露された「Alice」も、「踊るよー!」「一緒にー!」と煽ったりしながら盛り上がれる、ファン参加型のナンバー。インタビューでも語られていた小林のフェイクも、堂々たる存在感だった。楽しんで盛り上がるところ、そして見せ場も聴かせるところも貪欲に盛り込んだこの曲は、今後のライブでも欠かせない曲となっていきそうだ。

その後のトークで「とある情報が入っております!」と三代目パークマンサーが切り出し、「タイトル曲の「Snow Memories」が、本日付のオリコンデイリーチャート7位を記録しましたー!」と速報を伝えると、メンバーもファンも大拍手!青山玲奈は「正直、もっと低いと思ってた」と素直な感想を漏らしつつも、嬉しそうにメンバーと喜びを分かち合っていた。

5曲目は「White Trip」。これまで唯一ライブで披露されていない曲であり、倉田が「人生で初めて、歌い出しと落ちサビをいただいた曲」と言うことで、ライブが始まる前から緊張を隠しきれていなかった1曲だ。また、この曲は小林が初めて振り付けも担当したということで、バレエ経験者である倉田ならではの美しいターンも見どころとなっている。この日はリハーサルから見学していたのだが、時間が許す限りみんなで練習し、心をひとつにしてこの曲のお披露目に挑もうとする姿がとても印象的だった。本番も若干緊張している様子はあったが、ファンのあたたかい声援に見守られ、最後まで無事にパフォーマンス。歌い終えた後には、メンバー全員ホッとしたような笑顔が浮かんでいた。

「1stシングルの時は入ったばかりでメンバーの皆さんにおんぶに抱っこで甘えてきたけど、今回はちょっと成長した姿を見せられたんじゃないかなと思います」──小林杏実

「リリースイベントのラストまで、一緒に駆け抜けてください!」──中川梨来

「リリース日という大切な日を、大切な皆さんと一緒に過ごせてすごく幸せです!」──涼掛凛

「心臓が飛び出るほど緊張したんですけど、大好きなみんなが集まってくれたおかげで無事に今日を迎えることができました。大好きです!」──倉田かすみ

「発売日という大事な日に、一度立ちたかったCUTUPのステージでリリースイベントをすることができてとっても嬉しかったです!」──松田あゆな

「こんなにも最高なリリース日を皆さんと過ごせたことがすごく嬉しいです。(卒業までの)残り時間、皆さんと楽しい時間を過ごしていきたいです!」──和田帆乃香

「この7人で過ごす最後のリリース日。まだまだリリースイベントは続くので、“止まらねーじゅ!”の勢いで付いてきてください!」──青山玲奈

メンバーそれぞれが感謝の言葉を伝え、ライブはいよいよラストの1曲に。とここで、三代目パークマンサーが「前回のリリースイベントでは最後しか乱入できなかったから、ちょっとやらせてもらってもいいですか!」とメンバー&ファンに懇願。OKが出たところで「じゃあ聴いてください。……「パークマンサー Eye View」と自ら曲紹介するも、すかさず「ではなく!聴いてください、「Ice Birds Eye View」!」と訂正されて曲がスタート(笑)。暗くなった会場にイントロが流れだすと、三代目パークマンサーの衣装に仕込んであったライトが光りだすという出オチにメンバーもファンも大爆笑!その後は勢いある楽曲をさらにパワーアップさせながら7人が全力で歌い切り、この日は大団円を迎えた。儚く消えてしまいそうな雪のイメージに包まれながらも、全身全霊を注いでステージに挑むJewel☆Neigeの本気を間近で感じることができたリリースイベントだった。

取材・文◎山田邦子

セットリスト

1.Snow Memories
2.人生、私が主人公!
3.Alice
4.White Trip
5.Ice Birds Eye View

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