【インタビュー】みきなつみ、迷いなく媚びも群れもしない自信と決意の3rdミニアルバム『ありのままピーチ』
3rdミニアルバム『ありのままピーチ』の情報解禁とともに髪の色を変え、大胆なイメージチェンジをしたみきなつみ。「新しい自分を見た目でもわかりやすく伝えるために」と笑っていたが、私は私らしく生きていくんだという軽やかな自信と決意があってこそだったのだろう。迷いなく媚びも群れもしない彼女の歌声は今最高に輝いていると思う。
■何かを変える時って自分の中の自信や覚悟を持っていく
■それが今回のこのミニアルバムなのかな
――一瞬、みきなつみさんだとわからないくらいのイメージチェンジですね。
みきなつみ:一気に変えてみました(笑)。これまでの作品(「きみとわたしとメロンソーダ」「とけたアイスの味は青かった」)もイメージカラーがあったんですが、今回の作品に収録する6曲を決めた時に、恋愛の曲が多めなのでピンクかなというのがあったんですね。そこから「ありのままピーチ」というタイトルにもなったんですが、じゃあ思い切って髪もピンクにしちゃおうって話になって染めることにしたんです。あとは、今回の楽曲が今までとはガラッと変わったこともありますね。サウンドも、バンドサウンドから打ち込みの音に変わっていたりして。自分の気持ち的にも、ここからちょっと新しい自分を見せたいなというのもあって、まずは見た目から分かりやすく変えてみました。
――これまでの人生の中で、こういう大胆な変化は何度か経験しているんですか?
みきなつみ:ヘアスタイルでいうと、高校を卒業した時に髪をブリーチした時以来だと思います(笑)。
――それはきっと、校則からの解放とか反発みたいなものだったんでしょうね。
みきなつみ:そうです、そうです(笑)。だから今回みたいに、自ら変わりたいって思った変化は初めてですね。
――新しい自分になる、自分は変わるんだっていうことをいろんな人に宣言する意味もあったのかなと思ったのですが。
みきなつみ:そういう覚悟もありました。何かを変える時って、何かしら自分の中の自信や覚悟を持っていくと思うんだけど、それが今回のこのミニアルバムなのかなって思うんですよね。見て、聴いてもらえれば全部伝わる。それくらいのものが作れたと思うので。
――いつ頃からこの変化の兆しを感じていたんですか?
みきなつみ:たぶん1年前にこういう作品を作ろうっていうことになっても、自分はやらなかったと思うんですよ。たぶん出来なかった。それくらい、この1年間でかなり変わった自分がいるんです。でもそう考えると、前作の「とけたアイスの味は青かった」がなかったら今回のビジュアルにもならなかったし、こういう中身にもなっていない。それは「きみとわたしとメロンソーダ」も同じだと思うから、1枚目の時から繋がっているし、変化は始まっていたんだろうなって思いますね。
――去年行われた47都道府県のライブツアーというのも、きっと大きな転機になったのではないかと思うのですが。
みきなつみ:そうですね。分かりやすく「現実」を知る旅でした。こんなところにも自分を知ってくれている人がいるんだということを実感した旅でしたが、一方では、自分はまだまだなんだと気付かされた旅でもあったんです。初めて行った鹿児島で「3年間ずっと待っていたんですよ」って言ってもらえたりして、あぁ、もっと大きな場所に行きたいというか、期待に応えたいという気持ちがすごく膨らんだんですよね。
――実際スケジュール的にとか、精神面や体力面で大変なことなどもあったのでは?
みきなつみ:もちろん苦しいと思うこともありました。体力的な面はずっと気を張っていたし、若さで乗り切るぞ!って感じで大丈夫だったんですけどね(笑)。
――「若さで乗り切る」!言ってみたいです(笑)。
みきなつみ:(笑)。でもメンタルの面では、どの県でも全力で100%の演奏を見せなきゃいけないのにどこか気が緩んでしまったこともあったりして。相手にとっては今日が初めてで最後かもしれないっていう気持ちを持ってライブをしなきゃいけないし、会いに来てくれるっていうことがどれだけ奇跡みたいなことなのかっていうことも、知ることができた旅でした。
――なるほど。
みきなつみ:大変だったのはたぶんマネージャーで(笑)、私は楽しくて仕方なかったんですよ。私はもともと楽しむのが得意というか、楽しいことを見つけるのも好きだから全然苦じゃなくて、むしろ次、次って行くのが楽しみでした。お客さんが少ない県ではどうやって集めようかと考えたり、新しい人に聴いてもらうにはどうしようかって考えながら周るのもすごく楽しかったですし。
――普段から、あまり弱音を吐いたりはしないほうですか?
みきなつみ:そうですね。辛いとか人には言わないかも。そういう時は大体1人でいることが多いから、人前で見せることはないですね。
――人前で辛いとかしんどいとかガンガン言っちゃう人、逆に羨ましかったりしません(笑)?言えないから。
みきなつみ:思います、思います。言えないから(笑)。
――ここで言う話じゃないかもしれませんが、少し前に「女が泣くのは「助けて」じゃなくて、自分を諦めてないから、勘違いしないでほしい、よく泣く女が弱いわけじゃないってこと!」というツイートをされていましたよね。あれ、胸がスカッとしたんですよ。
みきなつみ:言っていましたね(笑)。でも本当にそうだと思うんです。自分を諦めていないから泣くんであって、弱いからじゃない。
――そういう、女の子の本当の強さみたいなところが今回の作品全体のムードにもなっているなと思いました。ちょっと話を戻したいのですが、その47都道府県ツアーの時、声の変化というものがあったと伺いました。よかったら少しお話ししてもらえますか?
みきなつみ:ツアーをやっている間は無我夢中だったから気づかなかったけど、終わった後に、前みたいに歌えなくなった自分がいたんです。私は最初に声を褒められることが多かったんですよ。「特徴的ですよね」とか「なつみさんの声がすごく好きで聴き始めました」とか。だから自分の自信でもあったんですが、それがコンプレックスになった瞬間でもあったというか。すごく贅沢な悩みというか、「良い」と言ってくれた人達に対して申し訳ない言い方になるけど、この声じゃなかったらよかったのにって、すごく思ってしまったんです。それから半年くらい、思うように歌えない時期が続きました。
――そんなに!?
みきなつみ:はい。その後もボイストレーニングに行ったりしながら、どれが自分のベストなのかを探している途中だったりもするんですが、今回のレコーディングではバシッと決めて歌うことができたから、そういう意味でもまた新しい自分に出会えたのかなって。髪をピンクにしたことが関係あるかどうかはわからないけど(笑)、なんだかちょっと吹っ切れたみたいなところがあるんですよ。ライブでも、前みたいに歌えないんじゃなくて、前以上の歌を歌えるようになっていると思うし、それが自信にもなってきて。まだまだこれからも変わっていく部分はあるだろうし、というかむしろ常に変わり続けていきたいなって思うんですよね。変わらずにいることって、変わり続けているからでもあるんだよなって…そういうことも知ったかな。
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