【インタビュー】AK-69が見せる、「オフで気が抜けてるときのオレ」

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■ファンクラブの内容とかぶることはしたくない

──では、AK-69さんから見た「fanicon」の印象を聞かせてください。

AK-69:「fanicon」の「69Homies Lab」はオレが主導じゃなくて、スタッフから見たAK-69を届けています。さっき言ったように、普段ファンに届けられるものって、バシッとキメた「表のオレ」の姿だと思うんですよ。でも、「69Homies Lab」でスタッフが発信してるのって「オフで気が抜けてるときのオレ」。そういう部分を69Homiesに見てもらえるって意味では、すごくいいなと。

──実際に「fanicon」の機能を使ってみて、どんな感想がありますか。

AK-69:いきなりライブ配信ができるのもいいし、スクラッチ機能もいいですよね。オレ、自分のブランドをやってるのもあってシーズンごとに服を大量に入れ替えるんです。私服を景品として提供することで、そのお金をチャリティに使えるっていう素晴らしい循環ができています。ライブ終演後のバックステージツアーの抽選もスクラッチでやりました。前はライブ会場でガチャガチャでやってたんですけど、この機能があれば会場に来てない人でも抽選できるからすごく便利。あと、SNS上で寄せられた質問に対しては、スタッフができる限り答えてるんですけど、グループチャット機能だともっとダイレクトにやりとりできるから、そういう面でもいいなって思います。

──かなり実用的なものであると。

AK-69:アプリだからできることが多いんですよね。指でリアルな感じで動かせるし、パパッと見れるし。それが今の時代にフィットしてると思います。ただ、オレもファンに負担をかけたいわけじゃないので、ファンクラブの内容とかぶることはしたくないんですよ。


──ファンクラブとの違いというのは気になるポイントです。

AK-69:正直、そこは考えました。なので、「69Homies Lab」はスタッフ目線の内容にしたんです。元からあるオフィシャルファンクラブ「69Homies」の方はオレからの直接のメッセージとかブログとかを届けてるんですけど、「69Homies Lab」はアプリの特性を活かしたコンテンツ。結果、どっちも充実させられたなって。なので両方の会員になっても、え?ってことには絶対にならないように、みんなで話し合って内容を決めてます。

──ちなみに、コミュニティの名前を「69Homies Lab」にした理由は?

AK-69:オフィシャルファンクラブ「69Homies」に対して、「69Homies Lab」にすることで、よりアットホームな感じが提供できるかなと思ってつけました。

──研究所という意味でもありますし、ファンと集まってみんなで作っていくという思いも入っていると。

AK-69:そうですね。あと、スタッフ発信にした理由がもうひとつあって。アーティストとファンって、ある程度は遠い関係でいなきゃいけないと思うんですけど、変に近くなりすぎて何でもかんでも答えるのって、実際はそんなによくないんじゃないかなと。「晩ご飯何食べました?」「さんま」とかね(笑)。そういうやりとりって、たまにはいいかもしれないけど、あまり聞きたくないって人もいるでしょうし。あと、オレが答えるとなると、遠慮しちゃう人もいると思うんです。スタッフだから聞けることもあるだろうし。

──確かに、アーティストに直に聞くよりも、スタッフの方が聞きやすいことってありますしね。

AK-69:なので「69Homies Lab」は、よりアットホームな感じでいきたいなと思ったんです。ウチのスタッフって結構前に出ることが多いから、マネージャーがファンのみなさんから親しまれるっていう関係性ができていて。そういう部分をいい形で活かしたいですね。

──なるほど。では、今後「69Homies Lab」を使ってやってみたいことは?

AK-69:生配信できるのは大きいと思うので、ちょっとした番組とかロケで、どこかに行ってみたいですね。例えば、スクラッチで当たった1等の人と一緒に温泉に行って飯食ってそれを生配信するとか。何か目的を持って流れをガラス張りにしたうえで、投げ銭的な機能を使うのもすごくいいと思う。機能についてこれからもっと研究して、みんなが気持ちよくなれることを実現していきたいです。


──ファンと密に楽しめる場を提供したいということですね。では話題を変えて、最近の活動について聞かせてください。

AK-69:今年も夏は相変わらずフェスに出て、アウェイの会場でもいいライブができたなと思います。あと、LAやニューヨークに行って海外用の曲のセッションとか、いろいろやってました。日本で出す次のアルバムの準備もしてるんですけど、いいアルバムになりそうなんですよ。今までキャリアで山場を作ってきたときと同じような感覚、次のアルバムめちゃくちゃ炸裂できるって自信があるんですよね。なんでか知らんけど(笑)。なので期待してて欲しいです。

──そして、9月からは全国ツアーが始まります。

AK-69:すごく楽しみです。小さいハコをたくさん回るんですけど、しばらくそういうツアーをしてなくて、去年久々にやったんです。そしたら、小さいハコを回る大切さを改めて感じましたね。みんな待っててくれてたんだなって思いました。もともとオレは、小さいクラブやライブハウスから出てきた男なので、自分には必要だなと思います。

──ライブハウスの汗だくのライブになりそうです。

AK-69:もう汗だくで熱気もすごいですよ。でも、そういうライブってめちゃパワーもらうんですよね。早くツアー行きたいですもん。いろんな土地に行って、その土地のお客さんに会って、ご飯食べて、移動してっていうライフスタイルが好きなんですよ。ファンと距離の近いライブをやって、そしてまた大きなところに向かうっていうのは素晴らしい流れだと思います。

──では最後に、ファンのみなさん、「69Homies Lab」を使ってくれている方へのメッセージをお願いします。

AK-69:「69Homies Lab」に参加してくれてる人は、距離が近いだけになんでも聞けると思うので、疑問やもっとやってほしいこととか、遠慮せずにスタッフに気楽に伝えてほしいです。アーティストから一方通行でいなきゃいけない必要はないし、オレらもファンが求めてることを知りたいから。みんなで今後の展開を作っていくためのひとつの場として「69Homies Lab」が機能したらいいですね。あと、最近オレの曲を聴いて好きになってくれて、AK-69をもっと知りたいって人がいたらぜひ参加してほしいです。

■AK-69マネージャー コメント

──「69Homies Lab」を実際に活用しての感想を聞かせてください。

スタッフ: AK-69のキャラクターって一見、親しみやすくはないじゃないですか。そういう部分で、ファンとの距離をもうちょっと詰めたくて「69Homies Lab」を始めたんです。ただ、本人も言ってましたけど、AK-69が近くなりすぎちゃうのも違うんじゃないかってことで、それならスタッフの僕らを通じてファンの方たちと交流できる場ができたらいいなと。ライブ配信やスクラッチとかの機能はもちろんですけど、特にグループチャットはファンの直の声が聞けるのでとても面白いです。

──具体的にどんな使い方をしていますか。

マネージャー:グループチャットでは、「ツアーチケットの販売を開始します」って告知したときに、「どこで買えますか?」って質問がきたら返すとか、単純な疑問に答えたりしてますね。先日、AK-69の誕生日パーティをオフィシャルファンクラブのイベントとしてやったんですけど、そのパーティの中で「69Homies Lab」としてサプライズしようってことで、みんなからメッセージ動画コメントをもらってお祝いしたんです。そのときも、どんなことをしたいかグループチャットを使って話し合って、いろんな案が出た中からお祝いの方法を決めました。

──ファンの声をフィードバックしてサプライズのお祝いができたと。

マネージャー:はい。僕も加わっていますけど、ファン同士が楽しんでコミュニケーションをとれる場所になればいいなと思うんです。「ひとりでライブに行くのが怖い」「ライブハウスに行ったことがないから行きづらい」って方もいらっしゃるんですよ。そういう方達が、「69Homies Lab」上でつながって仲間になって、一緒にライブに来てくれたらうれしいですね。

──ファン同士の交流の場でもあるんですね。

マネージャー:そうです。名前に「Lab」とつけたのも、みんなが理想とする、リクエストしてくれるものを研究する場というか、ファンの方が求めているものを僕らがリサーチしたいという思いもあったんです。そこで寄せられた希望が実現したら喜んでもらえるし、実際にそういう使い方ができていると思います。

──スタッフサイドからの提案だけでなくファンからの提案もあると、AK-69として提供するものに、より広がりが増えますね。では、この先「69Homies Lab」で用意している企画があれば教えてください。

マネージャー:この間、9月から来年の1月まで続く全国ツアーのバックステージツアーが当たるスクラッチをやったんです。1等はミート&グリートで、ライブ後の楽屋に当選した人を呼んでAK-69と写真を撮れるっていう内容なんですけど、10月になったら11月と12月の公演分のバックステージツアーのスクラッチをやるので、楽しみにしていてください。

取材・文◎土屋恵介

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<THE ANTHEM JAPAN TOUR>

2019年
9月27日(金)愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO【69Homies Only】
10月19日(土)長野・NAGANO CLUB JUNK BOX
10月20日(日)富山・MAIRO
10月24日(木)愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO
10月25日(金)東京・duo MUSIC EXCHANGE【69Homies Only】
10月27日(日)宮城・Rensa
11月8日(金)京都・KYOTO MUSE
11月9日(土)和歌山・SHELTER
11月10日(日)兵庫・Harbor Studio
11月24日(日)埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
11月29日(金)青森・青森クォーター
11月30日(土)岩手・The five morioka
12月1日(日)福島・HIPSHOT JAPAN
12月7日(土)香川・高松モンスター
12月8日(日)愛媛・WStudioRED
12月13日(金)静岡・Live House 浜松窓枠
12月14日(土)三重・四日市CLUB ROOTS
12月21日(土)千葉・柏PALOOZA
12月22日(日)栃木・HEAVEN'S ROCK 宇都宮VJ-2
2020年
1月11日(土)鹿児島・CAPARVO HALL
1月12日(日)熊本・B.9 V1
1月13日(月)福岡・DRUM LOGOS
1月17日(金)広島・HIROSHIMA CLUB QUATTRO
1月18日(土)岡山・YEBISU YA PRO
1月26日(日)北海道・札幌PENNY LANE 24

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