フェンダー、かつてないヘヴィサウンドで現代のプレイヤーを刺激する「Made in Japan Modern」シリーズ

フェンダーのMade in Japanの新シリーズとして、ヘヴィサウンドに適した仕様の「Made in Japan Modern」シリーズが登場。7モデル全29製品が7月24日より国内販売開始。発売を記念して、8月11日（日）より全国10店舗でModernシリーズのサウンドが体験できるワークショップも開催される。

「Made in Japan Modern」は、現代のヘヴィサウンドを求めるプレイヤーへ向けた、Made in Japanラインナップの中でも上位機種にあたるシリーズ。ヴィンテージスペックのイメージから脱却し、より現代的かつハイエンドなスペックで登場した。流線型のボディにハムバッカーを搭載したモデルを多く取り揃え、Mystic Ice Blue、Inca Silver、Sunset Orangeなどのカラーバリエーションを含め、Stratocaster、Stratocaster HH、Stratocaster HSS、Telecaster、Telecaster　HH、Jazzmaster、Jazz Bassの合計29製品という豊富なラインナップで展開する。


現代のテクニカルなプレイヤーのニーズに合わせて演奏性とサウンド面をアップデートした本シリーズは、スピード感を体現する流線型のボディに、ネックは握り込みやすいCシェイプからハイポジションへ行くほど、素早い運指をしやすいDシェイプへと変化するコンパウンドラジアスを採用。ネックジョイント部はヒールカットされており、さらにハイポジションでの演奏性を向上させるデザインとなっている。

激しいプレイでも安定したチューニングを提供するロッキングチューナーを搭載し、シングルコイルピックアップにはAmerican Eliteシリーズも採用されている第4世代のノイズレスピックアップで歪みをブーストさせた時のタッチノイズなどの余計なノイズを軽減する。ハムバッカーモデルにはヘヴィサウンドを鳴らすのに適したModern Modified Humbuckingを採用しており、Stratocaster HSSとStratocaster HH、Telecaster HH、Jazzmasterのそれぞれに搭載される。また、ステージでのプレイも想定し、ネックのサイドポジションには蓄光パーツを装備。暗いステージでの白熱したプレイ中でも正確でスピーディな運指をサポートする。


発表に先駆け行われた新製品説明会ではプロデューサー、スタジオミュージシャンの坂本夏樹さんが、新シリーズのサウンドをデモンストレーション。まずは「Made in Japan Stratocaster HSS」を手にし、ネックを握った感想として「これは使えるギター、自然に体に馴染む」と一言。さらさらとした表面の仕上げに「汗をかいた時でも大丈夫、ライヴの現場仕様」と続けた。また、「HSSはシングルとハムバッカーの差が大きいモデルが多いんですけど、このモデルはノイズレスピックアップの中域の厚みが効いているのか、ハムバッカーとのバランスがすごくとれている。エフェクターひとつで共通したセッティングでそのまま使える」とコメント。

「Made in Japan Stratocaster HSS」に持ち替え、まずはクリーントーン。「リアはHSSの時もそうだったんですが、しっかりヌケてくる。特にいいなと感じたのはフロント。フロントのハムバッカーって意外と使いにくかったりこもってしまったりとか、ライヴの現場では使わないことが多いんですが、これはしっかりとヌケてくる感じがある。フロントにして5、6弦を弾いた時も芯がしっかり残ってくれてるので、これだったら使えるなあという感じ。遠くで聞いたときにもしっかりと音の芯の部分が届くという感触がありました。」

続いてはペダルで歪ませたサウンドをプレイ。「フェンダーのギターの好きなところはバランスなんです。でも、今まではザクザクした感じが得意なモデルってなかったじゃないですか。このあと実はけっこうザクザクした感じのメタルっぽい現場に行くんですけども、これだったら使えるなと思いました。このまま貸してくれないかなあと言ってるんですが」と笑わせた。

「最近、ゲーム音楽であったりアニソンの現場がすごく多くて。そうなってくると『メタルか！』っていうぐらい歪むものを求められることが多いんです。そうなってくると既存のフェンダーだとどうしてもパワーが足りなかったりというところで使ってこれなかったんですが、ほんとにこれだったらばすぐにでも使いたいなと思いました。」



■発売記念プロモーション展開、全国でワークショップも開催

フェンダーミュージックではModernシリーズの発売を記念してさまざまなプロモーションを展開する。フェンダーのオンラインメディア「#FENDERNEWS」では、ヘヴィサウンドを愛するアーティストが登場するぺしゃるコンテンツが定期的に更新される予定。

8月からは、FMラジオ局InterFM897で放送中の「The Dave Fromm Show」とのコラボレーションによるクロスメディア企画「FLY WITH FENDER」がスタート。ヘヴィサウンドに情熱を傾けるアーティストを番組に招き、自身の奏でるサウンドに対するこだわりとともに、Modernシリーズのインプレッション語ってもらうインタビューが放送される。この模様は#FENDERNEWSにも掲載予定だ。


さらに8月11日（日）からは、三木楽器アメリカ村店内に展開しているフェンダー公式SHOP IN SHOP「FENDER SHOP in MIKI GAKKI AMERIKAMURA」を皮切りに、全国10カ所でワークショップを開催する。シリーズの開発背景や製品について学ぶことができるほか、実際のサウンドを体験できる。