【インタビュー】Double Ace、模索してきた“歌”の可能性がさらなる高みへとたどり着いたミニアルバム『2Type』

ポスト

■今回の6曲はエモーショナルなメロディーが多い
■Double Aceの作品の中では一番完成度が高いと思います


――他の楽曲も魅力的ですね。

ユナク:今回はほぼ愛の曲なんですよ。いろんなジャンルのラブソングが収録されています。「Summer Triangle」は爽やかでシンプルに気持ちを伝えている曲。歌う時も気持ち的なバランスが取りやすかったですね。Double Aceの場合、こういうミディアムテンポの曲が一番愛されているんじゃないかなと思います。メロディーもスッと耳に入ってくる、すごく良い曲だなと思います。

ソンジェ:僕は「Lullaby」がとても好きなんです。ノリノリの曲も好きだけど、こういうちょっと切なくて悲しい別離の歌が好きなので、この曲も感情を込めて歌いました。

――「Sherry Lady」はどうですか?

ユナク:この曲は、ステージでのパフォーマンスも楽しみな曲なんです。

ソンジェ:メイン曲以外では、僕ら一押しの曲です。

ユナク:だからこそ、ミックスも10回くらいやり直しました。すごくこだわったんですよ。最後の最後までずっとやっていましたね。


▲『2Type』【初回限定盤A】


▲『2Type』【初回限定盤B】


▲『2Type』【通常盤】

――自分の歌を録ったら終わりではないんですね。

ユナク:もちろんです。自分の声が入っていますし、何よりも自分たちの曲ですから。

――愛の歌が多いだけに、どの曲もメロディーラインがすごくエモーショナル。2人の声の魅力も最大限に引き出されている6曲だなと思います。

ユナク:そうですね。僕は曲に合わせて歌い方や声の表情を変えているんですが、今回の6曲は確かにエモーショナルなメロディーが多いなと思いました。パート割りも、ソンジェ君と話しながらバランスよくできたと思うんですよ。今回のこの6曲は相当完成度が高いと思います。

――お互いの声や歌の魅力についてはどうでしょうか。

ユナク:ソンジェ君は、歌がどんどん上手くなっています。毎日運動をして身体のバランスがすごく良くなっているからだと思う。今回の作品を聴いていても思いますが、高音がすごくキレイだし感情もしっかり込められていますよね。僕とソンジェ君は発声の仕方が違います。僕は息が3で声が7。ソンジェ君は息が5、声が5の割合で発声しているから、高音なんかもすごく安定しているんですよね。バラードを歌うのにもすごく合っているんだけど、6人になると、そういう魅力を発揮できる曲があまりない気がするんです。その点、今回はすごく生かせたかなと。

ソンジェ:(ゆっくりと、囁くような声で)ユナクのボーカルはすごく珍しいですよ。韓国人だけど、まるで日本人が歌っているように聴こえるんです。すごく甘い声だし繊細だし、女性の心を揺さぶりますよね。

――これだけの日本語の歌詞を感情表現豊かに歌うのは簡単なことではないと思います。言葉のニュアンスなども完璧ですよね。

ユナク:ありがとうございます。たまに難しいなと思う漢字もありますが、98%くらいは大丈夫です。日本語は最初マンガを読みながら覚えていましたが、今思い返すとドラマとバラエティーが僕の先生でした。会話が上手くできるようになったのは、ダウンタウンさんの番組や「ロンドンハーツ」などバラエティー番組のおかげですね。ドラマは字幕を見ながら細かい部分まで勉強しました。でも新聞は難しい。大学の卒業論文を書くためにも読んでいたんですが、さすがに難しくて、論文が終わったらやめちゃいました(笑)。


▲ユナク

――充分ですよ(笑)。

ユナク:少し後悔はしているんです。まさかその後にこういう仕事をすることになるとは思ってもいなかったので、もうちょっと頑張ればよかったかなって。

――今はお2人の言葉や歌から、私たちのほうがいろんなことを教わっている気がしますよ。

ソンジェ:ありがとうございます。嬉しいです。

――各地でのリリースイベント、そしてDouble Ace LIVE TOUR 2019「2Type」も楽しみにしています。

ユナク:ライブは緊張もしますがとても楽しみです。ファンの皆さんの反応も気になりますが、歌手にとってのライブというのはやはり素敵な時間じゃないかなと思っています。6人で迎える10周年に向けて、たくさんライブをやらせていただけるのもすごくありがたいですし、Double Aceとしてもしっかり僕らの魅力を見せられるように頑張っていきたいなと思っています。毎日毎日、打ち合わせをしていますよ。曲はどうしようか髪の毛をどうしようかって(笑)。

――切るのか、伸ばすのか(笑)?

ユナク:2人とも、今ちょっと伸びてるんですよ。

ソンジェ:どうですか?

――じゃあこれから髪型がどうなるのか、お2人のSNSにも注目しておきましょう(笑)。注目と言えば、今回のライブの衣装はどうですか?

ユナク:やっぱりアルバムのタイトルが“2Type”なので、そのキーワードを生かした衣装にしたいなと考えています。ソロステージは、それぞれの個性が現れた衣装で、楽しんでいただけると思います。超新星時代から着ていた定番の衣装があるんですが、久しぶりにああいう感じの衣装も着てみたいなと思っているんです。

――今回のツアー、楽しみですね。

ソンジェ:とても楽しみにしています。やっぱりDouble Aceでは、今までよりももっと歌を歌う姿をお見せすることができると思うんです。“歌で勝負!”という公演をしたいですし、Milkyの皆さんもそれを望んでいるんじゃないかなと思うんですよね。一生懸命、歌を歌います。


▲ソンジェ

――では最後になりますが、Double Aceとしては今後どういう活動をしていきたいとお考えですか?

ユナク:“お兄ちゃんず”2人がSUPERNOVAを引っ張っていくのは当たり前ですが、お兄ちゃんだからこそSUPERNOVAでは見せられない姿もあると思うんです。僕はリーダーですしソンジェ君はセンターとしてそれぞれの責任の重さも感じていますから。だけどDouble Aceではどんな自分も見せられる。すごく自由なんです。僕も自由にしゃべっていますよ。Double Aceのリーダーはソンジェなんで(笑)。

ソンジェ:(笑)。

ユナク:“本当のユナクを知りたかったら来いよ!”って思う。ソンジェ君もそうだと思いますよ。SUPERNOVAはアイドルという側面があるし10年間の歴史もある。末っ子が3人もいますから、そこで僕らまで自由にしていたら大変なんです(笑)。みんな日本語が上手になって本当にうるさいんです。トークだけで3時間のライブができますよ(笑)。

――素晴らしいじゃないですか(笑)!

ユナク:と思うかもしれませんが、全然面白くないんです(笑)。

ソンジェ:みんな、意味がないことばっかり言ってますから(笑)。

――(笑)。Double Ace、そしてSUPERNOVAのこれからも楽しみにしています!

ユナク:ありがとうございます。やっぱり歌手ですから、歌うことを楽しんでいきたいと思います。

ソンジェ:ファンミーティングなどをやらせていただくのももちろん楽しみにしていますが、やっぱり歌を聴いてもらいたいですよね。歌手としての本領を発揮したいし、歌手としての姿をきちんと見てもらいたいなって思う。いろんな仕事をしていると、忙しくてつい“あれ?僕は歌手なんだっけ?”と思うような時もありますが、歌手である自分を忘れずに努力を重ねて、これからもやっていけたらと思っています。

取材・文●山田邦子

リリース情報

『2Type』
【初回限定盤A】(CD+DVD)
COZP-1570-1 ¥2,778+税
【初回限定盤B】(32Pフォトブックレット付)
COCP-40937 ¥2,315+税
【通常盤】(CD)
COCP-40938 ¥1,852+税

ライブ・イベント情報

<Double Ace LIVE TOUR 2019「2Type」>
2019.07.17 LIVE【埼玉】大宮ソニックシティホール
2019.07.18 LIVE【大阪】オリックス劇場
2019.07.19 LIVE【名古屋】日本特殊陶業市民会館フォレストホール

<Double Ace 3rdミニアルバム『2Type』リリースイベント>
2019/07/06(土)
愛知県・エアポートウォーク名古屋 3Fイベントステージ
2019/07/07(日)
大阪府・OCAT B1ポンテ広場 ウイングステージ
2019/07/14(日)
東京都・アーバンドック ららぽーと豊洲 シーサイドデッキ メインステージ
2019/07/15(月)
東京都・ダイバーシティ東京プラザ 2F フェスティバル広場

◆インタビュー(1)へ戻る
この記事をポスト

この記事の関連情報