ドクター・ジョン、死去

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ブルース・ロックに多大な影響を与えてきたシンガー・ソングライター、ピアニストのドクター・ジョンが、6月6日(木)、77歳で亡くなった。

◆ドクター・ジョン画像

彼のSNSに以下のような声明が出された。

「2019年6月6日夜明け、アイコニックなミュージック・レジェンド、ドクター・ジョンとして知られるマルコム・ジョン・レベナック・ジュニアが心臓発作により亡くなった。ロックの殿堂入りを果たし、グラミーを6回受賞、ソングライター、作曲家、プロデューサー、パフォーマーとして、彼は音楽のユニークなブレンドを生み出した。その本質には、いつも彼の心にあったように故郷ニューオーリンズが存在していた。家族は、彼のユニークな音楽の旅を共有してきた全ての人々に感謝しており、この時期、プライバシーを尊重してくれるよう依頼する。葬儀については今後告知する」


50年代、ギタリストとして音楽活動を始めたドクター・ジョンは、1961年、友人をかばい左手を撃たれ、ギタリストの道を断念。オルガンやピアノを弾き始めた。1968年に『Gris-Gris』でデビュー後、『Dr. John's Gumbo』(1972年)、『In A Sentimental Mood』(1989年)、『Goin' Back to New Orleans』(1992年)、『Locked Down』(2012年)など数多くの名作を創り出し、B.B.キング、リンゴ・スター、ザ・ローリング・ストーンズ、カーリー・サイモン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアンソニー・キーディス、ポール・ウェラーら様々なアーティストと共演してきた。

リンゴ・スターは、「ドクター・ジョンに神のご加護を。彼の家族に平和と愛を。ドクターのことを愛してる」と、ブロンディのデボラ・ハリーは「RIP マック・レベナック、ドクター・ジョン w DH 2015」と追悼の言葉を上げた。



合掌。

Ako Suzuki
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