【インタビュー】THE FOREVER YOUNG、永遠の中にも確実に生まれている変化がある3rdシングル「ミッドナイトライナー」
青春を燃やし尽くすようなライヴが評判を呼び、着実に知名度の広がりを見せているTHE FOREVER YOUNG。<京都大作戦>をはじめとする夏フェスに多数出演が決定していることが、その事実を裏付けている。そんな彼らが、初めての映像作品との2枚組作品として、3rdシングル「ミッドナイトライナー」を2019年6月19日に発売する。正式メンバーとなったサポートギタリスト・タカノジュンスケの存在、クニタケヒロキの弾き語りライヴ活動がバンドにもたらしたものなど、永遠の中にも確実に生まれている変化があるようだ。
■色んな夜を越えて“君”や目の前の人に会いに行きたい
■そういう気持ちをタイトルに込めました
――今作のリリースを機に、サポートギターを務めていたタカノジュンスケさんが正式にメンバーに加入しましたね。タカノさんはどんな人なのか紹介してもらえますか。
クニタケヒロキ(Vo.Ba):結構、波長が合うというのが大きなポイントなんですけど、学はあるのに頭の悪いことばかりやるんです(笑)。そういうところも面白いなと思うし、単純にイイ奴ですね。彼が前にやっていたバンドで対バンしたりということもあったので、前からなんとなく関係はあったんですけど、サポートをしてくれることになってからグッと距離が縮まって、人間性がわかったというのも正式加入の理由です。
――タカノさんはTHE FOREVER YOUNGの前身(KARIBUxNOxKAIZOKU)から知っていたんですか。
タカノジュンスケ(Gt.Cho):もともとファンで、CDも買って聴いていたんです。ギターが抜けて次のメンバーが見つからないと聞いて、やりたいなと思いました。
――タカノさんご自身はもともとどんなバンドをやっていたのでしょうか。
タカノ:所属レーベルSTEP UP RECORDS 代表RYOSUKEのバンド、FUCK YOU HEROESとかです。
オガワリョウタ(Dr.Cho):そういう系統のバンドをやってたよな。
タカノ:そのバンドは、THE FOREVER YOUNGのサポートをやることになって辞めました。
▲3rdシングル「ミッドナイトライナー」
――じゃあ、サポートとはいえ、もともと正式メンバーとしてやりたい気持ちで入ったということなんですね。
クニタケ:そうなんです。最初から、正式メンバーになりたいという意向がガンガンにあったので、僕らも人間性がわかるまではサポートしてもらいながらやっていこうという気持ちでした。同じ福岡出身で、僕たちは久留米でタカノは北九州なんですけど、あまり距離や年齢を感じさせないとは思っていて。例えば、初見のバンドを観たときにグッとくるところが一緒だったりとか、朝まで一緒にグダグダ飲んだりとか、波長が合うんです。
オガワ:かわいい感じです。クソみたいなところもいっぱいあるんですけど(笑)。それを含めてもかわいい奴ですね。
――お酒もたくさん飲む?
クニタケ:そうですね。
オガワ:飲みすぎて、イラつくこともあるんですけどね。
タカノ:ははははは(笑)。
――そういう波長が合うということと、ギタリストとしての技量も買ってということですか。
クニタケ:技量はちょっとアレなんですけど(笑)。
オガワ:パッションを買っています。技量はもうちょっと頑張ってほしい。
タカノ:その通りです(笑)。頑張ります。
――前作『聖者の行進』と前々作『また逢える日まで』の冒頭は、どちらも悲しみから生まれてきた曲だったんじゃないかと思います。今作では、表題曲「ミッドナイトライナー」はイントロからして何か温かい感じがするというか、歌詞が出てくる前のサウンドからもすごく希望を感じます。
クニタケ:ネガティブだけじゃないという要素はありますね。いつも背中を押す曲か、過去を振り返ったりする曲だったので、この曲はうまくその内容がミックスできたかなと思います。とくに「これを曲にしよう」という明確なモチーフはなかったんですけど、「ミッドナイトライナー」というのは、高速バスをイメージして書きました。僕たちは車でいつも移動しているんですけど、色んな夜を越えて、“君”とか目の前の人に会いに行きたいなっていう気持ちをタイトルに込めました。
オガワ:“行くぜ!”みたいな歌詞ができたので、それを加速させるようなドラムにしたいと思いました。最初にサビの〈全部壊れちまって前が見えなくなっても〉というフレーズがあって。ドラムもそういう熱い言葉のように叩こうと思いました。
――タカノさんにとって「ミッドナイトライナー」はどんな曲になりましたか。
タカノ:イントロのギターは、もう1人のサポートギタリストがレコーディングで弾いているんですけど、爽やかな気持ちがして好きです。メロディや大サビもストレートでシンプルに良い曲だと思います。全部好きな曲なんです。めちゃめちゃTHE FOREVER YOUNGファンなので。
――この曲は最初から感極まったような感じというか、歌い方がこれまでとちょっと違う印象を受けたのですが。
クニタケ:今回、(弾き語り以外の)2曲を一緒に録ったんですけど、歌い方は結構意識しましたね。前作『聖者の行進』のときよりも、一語一句感情を込めて歌おうと思っていたんです。出だしから感極まるというよりは、ブレスとかそういうところを気にしながら、リリックも〈想い出はもう色褪せたかい?〉って、誰かに話しているような感じで歌うということは意識しました。CD越しというよりは、目の前で歌っている感じで、今までと違う臨場感を考えました。
――それはきっと、ツアーを通して目の前のお客さんに歌ってきたことと繋がっているんでしょうね。
クニタケ:そうだと思います。まだまだ自分で表現できないものもいっぱいあるんですけど、結構幅が広がったというか、自分でも今回変わったかなと思いました。
オガワ:自分はとくに歌の変化というのは感じなかったですけど、いつも通り良い歌だなと思いました。
クニタケ:褒めるやん?ありがとう。
オガワ:歌はいつも良いので。
クニタケ:普段はこんなこと言わないですけどね。
――もっと言ってほしい?
クニタケ:はい、言ってほしいです。
一同:(笑)。
◆インタビュー(2)へ
この記事の関連情報
G-FREAK FACTORY主宰<山人音楽祭2024>、第三弾発表に10-FEET、サンボ、打首、エバヤンなど9組
【インタビュー】「DAM CHANNEL」20代目MCに森 香澄、サポートMCにチャンカワイが就任「プライベートな部分も引き出せたら」
2024年3月のDAM HOT!アーティストはアーバンギャルド、フジタカコら4組
【イベントレポート】<ビッグエコー35周年記念カラオケグランプリ>決勝大会が大盛況。応募4,061件の頂点決定
2024年2月のDAM HOT!アーティストはOHTORA、我生ら4組
2024年1月のDAM HOT!アーティストRKID'z、EINSHTEINら3組
2023年12月のDAM HOT!アーティストは学芸大青春、the paddlesら4組
2023年11月のDAM HOT!アーティストはACE COLLECTION、3markets[ ]ら4組
T-BOLANのメンバーと一緒のステージで歌えるチャンス、大好評実施中