【インタビュー】ソロデビュー5周年の寺嶋由芙、“いい女”の定義と令和元年の誓いを明かす
■ 令和はソロアイドルがもっと注目される時代にしたい
── ちなみに、由芙さんが思う“いい女”の定義とは?
寺嶋:「いい女をよろしく」の2サビです。“あなたの前じゃ あんまり泣かない もっと嬉しい話をしよう”っていうフレーズを読んだときに、これだ!って思いました。家での姿はどうだっていいけれど、オタクの前ではみんなの癒しになるような、いい女になりたいので。
── 信頼で結ばれているほど、相手に弱い自分を見せてしまったりもするのでしょうけど……。
寺嶋:実際、友だちよりもオタクのみんなとのほうがたくさん会っているし、私のことを理解してもらっていると思うんですね。でも、だからって弱い自分をさらけ出しちゃったりしたら、もはやアイドルではなくなってしまう気がするし……逆に私もひとりひとりの悩みを吸い取ることはできないわけで、だったら全員が笑顔に、元気になれるようなパフォーマンスをする、というのが理想なんです。そのほうが、結果的にたくさんの人を救えると思うので。
── やはり、由芙さんの信念はブレないですね。
寺嶋:“頑固”とも言われるんですけど(苦笑)、そこはこれからも変わらないだろうし、変えたくないです。
── さすがです。一方で、カップリングの「Last Cinderella」は、オシャレなシティポップのような、スウィートなナンバー。
寺嶋:kiki vivi lilyちゃんが“ゆり花”という名義でシンガーソングライターをしていたときから、ゆり花ちゃんに楽曲提供してもらったり、ゆり花ちゃんの楽曲をカヴァーしたりとか、交流があって。kiki vivi lilyちゃんとして新たなスタートを切っている彼女と、またタッグを組ませてもらいました。ゆり花ちゃんいわく、加茂さんからは「2人で抜け出しちゃうようなちょっとエッチな感じで」っていうオーダーがあったみたいです(笑)。
▲シングル「いい女をよろしく」通常盤
── 歌詞にしろささやくような由芙さんの歌い方にしろ、同性でもドキっとしてしまいます。
寺嶋:普段は“みんなのアイドル”と自称している私が、突然“抜け出しちゃおう こんな夜は二人きりで落ち合うのよ”って言い出すっていう(笑)。ただ、ささやくような歌い方はすごく難しかったです。これまでは、パーンと歌い上げて最後しゃくるみたいな、まさに「いい女をよろしく」のようなアイドル歌唱をしてきた私としては、kiki vivi lilyちゃんのセクシーな仮歌を聴いて、「これどうやって歌ったらいいの!?」って(苦笑)。アイドルソングってリズムにパキパキはめていくのが楽しいんですけど、後ろノリで歌うのにも苦労したし。kiki vivi lilyちゃんからアドバイスをもらって練習をしつつ、歌録りの日にはkiki vivi lilyちゃんがわざわざ福岡から来てくれて、直接指導を受けながらなんとかレコーディングしました。「いい女をよろしく」と同じく、やりきった曲でもあります。色っぽいけどいやらしくなっちゃいけない、ということは意識しつつ。
── 特別な人にだけ見せる特別な顔、だからドキっとするんですよね。
寺嶋:そうなんですよね。誰にでもそうなんじゃなくて、今夜だけ、この人とだったら抜け出してもいい、っていう特別な人。そういう“今夜だけですよ”という雰囲気を大事にして撮ったMVも、シングルの発売日前後に公開しますので。ぜひご覧いただければと思います。
── MVの仕上がりが楽しみです!
寺嶋:あと、私自身でイスオーディションを行いまして(笑)、ライブではそのイスを使ってダンスをするんです。
── お、それも新たな試みですね。
寺嶋:そうなんです。「イスがあると色気度が増す!」と言っていただいたりもしているし、また自分の可能性を広げることができた作品にもなったな、と思います。
── 「Last Cinderella」の歌詞に“誰も知らない本当のわたし”というフレーズがありますが、普段は見せない一面をなにか明かしてもらえますか?
寺嶋:なんだろう……部屋はあまりきれいではないです(笑)。私だけでなく家族全員ゆるキャラが好きで、ぬいぐるみやらグッズが増える一方なんですけど、散らかっていてもあまり気にならないし。リリース前でバタバタしているときには、なかなかひどい有様になりがちです(苦笑)。ただ、母親が片付けが大好きで得意なんですよ。なので、大人なのにママにいつも片付けてもらっていて。本当に感謝しています!
── アイドルとして完璧な由芙さんにもそんな意外な一面があったとは(笑)。さて、シングル「いい女をよろしく」リリース後は、どんな活動を予定しているのでしょうか。
寺嶋:7月8日が私も誕生日で、ありがたいことにその近辺には毎年ライブをしてオタクのみんなと過ごしているんですけど、今年も7月7日に誕生日ライブの開催が決定しました! “推しのお祝いはオタクのお祝い”が私のモットーなので、祝ってくれるオタクのみんなが喜んでくれるようなライブにしたいな、と思っています。
── 素敵な1日になりそうですね。では最後に、5月1日からは“令和”時代が始まりますが、由芙さんの令和元年の誓いは?
寺嶋:平成はグループアイドルの時代だったと思うんですけど、令和はソロアイドルがもっと注目される時代にしたいです。私は一足早くソロになっていろいろ経験したからこそ、平成の時代を頑張ってきてこれから道を模索する子たちの手助けができるだろうし、自分のことももっと大きくしていきたい。そして、“古き良き時代から来ました”と謳いながら平成しか知らなかった私が、令和になれば「古き良き平成を知ってます!」と胸を張れる、っていう期待感もあります(笑)。
取材・文◎杉江優花
◆ ◆ ◆
▼リリース情報
2019年4月17日(水)発売
【初回限定盤】(シングルCD+DVD)
TECI-668 / ¥1,667+税
[CD]
1.いい女をよろしく
2.Last Cinderella
3.いい女をよろしく -Off Vocal-
4.Last Cinderella -Off Vocal-
[DVD]
1.「いい女をよろしく」Music Video
2.「いい女をよろしく」Making Video
【通常盤】(シングルCD)
TECI-669 / ¥1,111+税
[CD]
1.いい女をよろしく
2.Last Cinderella
▼イベント情報
日程:2019年7月7日(日)
会場:日テレらんらんホール
■ニューシングル「いい女をよろしく」リリースイベント
※詳細は後日発表いたします。オフィシャルHPをご確認ください。
http://yufuterashima.com
※終了分は割愛
4月18日(木) 東京・タワーレコード渋谷店 5F イベントスペース 20:30~
4月19日(金) 東京・SHIBUYA TSUTAYA 2階 特設会場 20:00~
4月20日(土) 東京・タワーレコード新宿店 7F イベントスペース 20:30~
<ゆっふぃー文化祭>
4月21日(日) 東京・アキバプラザ 大ホール14:00スタート
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