【ライブレポート】寺嶋由芙、ゆふぃすととの愛を確かめ合った生誕ワンマン「末長くよろしくお願いします」

ポスト

寺嶋由芙がソロになって9回目となる生誕ワンマンライブ<寺嶋由芙生誕ライブ2022〜わたしより張り切っている横顔に祝われながら夏がはじまる〜>をTOKYO FMホールで開催した。オフィシャルからのレポートをお届けする。

◆ライブ写真


ステージ後ろのスクリーンには、江ノ島のスナップ写真が映し出され、打ち上げ花火が夏の到来を告げるようにライブタイトルに変わると、涼やかに登場した寺嶋の「行くよー!」の一声でパーティーはスタート。スクリーンに現れた夜空の三角形をバックに「恋の大三角関係」を可憐に歌い踊るステージの寺嶋に対し、満員御礼の客席からコールの代わりのリズミカルなクラップが鳴り響く。

「“ゆっふぃー”こと、寺嶋由芙でーす」と、集まってくれた“ゆふぃすと(=ファンの呼称)”への感謝を述べつつ「冬みたい、夏なのに」へ。所属レコード会社の大先輩である歌手、菅原都々子から譲り受けたドレスを纏い、これぞ正統派アイドルというべきステージを展開していく。

「ここからまたみんなと一緒に新たな物語を作っていきたい」と語り、椅子に座り手にした本を読むように「仮縫いのドレス」を優しく歌う。続く「Last Cinderella」では深夜のハイウェイ映像を背に、座っていた椅子を使ったクールなパフォーマンスを見せた。

怒髪天からの提供曲「夏'n ON-DO」では祭囃子に乗せて法被を着た“テイチク盛り上げ隊”とともに茶目っ気たっぷりに舞い、「いい女をよろしく」では打って変わって“いい男ダンサーズ”を両脇にいい女っぷりで魅了。会場一体となる振りを扇動して熱気を上げていく。かと思えば、寺嶋の敬愛するゆるキャラたちとゆふぃすと有志のTikTok映像を交えながらの「ラブ*ソング」、オリジナルキャラクター“だいふく”による太鼓ゲーム風映像で大いに沸いた「ねらいうち」など、自ら「情報量多っ!」というほどの自由闊達なこの振り幅こそ、アイドル・寺嶋由芙の真骨頂だ。



「(生誕ライブを)来年無事に開催できたら10回目になるので、みんなで健康寿命を伸ばして末長くよろしくお願いします」とあらためて感謝の意とこれからを約束。「#ゆーふらいとII」では『悪いけど思ってらっしゃるよりずっとわたしに好かれてますからね、きみ』といった寺嶋からゆふぃすとに送る、溢れすぎる愛とウィットに富んだ短歌が次々と映し出され、場内からは思わず漏れる笑い声とその愛に涙を浮かべる人も見かけた。

ラストは撮影OKの「サバイバル・レディ」。寺嶋は客席に降りて隅から隅まで練り歩き、ゆふぃすとへいっぱいの愛を振り撒き、ゆふぃすとからいっぱいの愛をもらって本編を終えた。


黄色のペンライトに迎えられたアンコールは、寺嶋楽曲を多く手掛ける宮野弦士が登場。アコースティックギターで「あたらしいわたし」、ピアノで「君も好きだったんだね、夏」と、宮野の生演奏でしっとりと歌いあげた。

鳴り止まぬ拍手に迎えられたダブルアンコール、「ぼくらの日曜日」でこのパーティは終了した。多様化するアイドルシーンの中で、古き良き王道スタイルを貫き通す、まじめアイドル寺嶋由芙のスタイルは貴重でもある。何よりも寺嶋はファンのことが大好きで、ファンも寺嶋のことが大好き、そんなお互いの愛を確かめ合った、相思相愛の生誕パーティーであった。



■リリース情報

<Blu-ray>寺嶋由芙 デビュー8周年記念ライブBlu-ray 『#末広がりのゆっふぃー』 at 浅草公会堂
https://teichiku-shop.com/products/detail/TES0001VEW

■ライブ情報

※参加方法や最新情報はオフィシャルHPを必ずチェックしてください。
<Beat Happening!未来POP MUSIC!>
7月19日(火)  開場 17:40 / 開演 18:00 
東京・SHIBUYA CLUB QUATTRO

<TOKYO青春映画祭Live2022夏>
7月24日(日) 開場 12:00 / 開演 12:30
東京・神田明神ホール

<TOKYO IDOL FESTIVAL 2022>
2022年8月5日(金)、6日(土)、7日(日)
※寺嶋由芙は8/5(金),7(日)の2日間出演します

<シンビジフェス vol.1・vol.2>
2022年8月13日(土)
◆Vol.1
開場 11:30 / 開演 12:00
◆Vol.2
開場 17:00 / 開演 17:30
大阪・LIVEHOUSE ANIMA

◆寺嶋由芙 オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報