フェンダー、ベース用マルチエフェクトやマニアックな空間系など6モデルのFender Effects Pedalsが発売
マニアックなモデルを含むエフェクトペダル6製品がフェンダーより登場。1月に米アナハイムで開催されたWinter NAMM 2019で発表された新しいFender Effects Pedalsの国内販売が3月20日よりスタートした。
今回販売が開始されたのは、フェンダーが独自開発したオリジナルサーキットを搭載した「Bubbler Chorus」「Lost Highway Phaser」「MTG Tube Distortion」「Downtown Express」「Tre-Verb」「The Pinwheel」の6モデル。エフェクトペダルの市場に本格的な参入を果たした昨年のモデルが初心者~中級者をターゲットにしていたのに対して、今年のラインナップは高価格帯の機種やマニアックな機種もラインナップ。新たにベース用マルチエフェクトペダルも登場している。
▲国内発売に先駆け2月に開催された製品説明会では、ユニークな機能とサウンドが披露された。詳細は下記リンクのレポートでチェックを。
いずれのモデルも軽量かつ耐久性に優れたアルマイト筐体にLEDバックライト付きのノブを採用。屋内屋外を問わずあらゆる環境での使用に適している。オリジナルサーキットを搭載した新しい6モデルには、トーンの可能性を最大限に引き出すための優れた機能を備えている。
■Bubbler Chorus(16,500円 税別)
ギターの音色に太さやワイドさ、ウネりを加えるのに最適で伝統的なギターサウンドの基盤になっているコーラス。「Bubbler Chorus」は、従来の伝統的なアナログ効果に斬新な息吹を吹き込み、新たなトーンを提供する。トグルスイッチ切り替えで、伝統的な正弦波形と三角波形を選択可能。独立したレートとデプスコントロールを備えるスロー/ファーストチャンネルを切り替えることで、最適なサウンドをダイレクトイン。センシビティコントロールを使うことで、まるで水道の蛇口をひねるようにカンタンに、演奏の強弱に応じて、モジュレーションレートを変更できる。
■Lost Highway Phaser(16,500円 税別)
柔軟で力強いアナログフェイザーサウンドを生み出すのが「Lost Highway Phaser」。フットスイッチ切り替え可能なファースト/スローのスピードは、それぞれに独立したレートとデプスコントロールを搭載。ゆったりしたムーディな揺れから、ワイルドなウネりのモジュレーションまで、カンタンに位相を切り替えられる。波形のトグルスイッチは、正弦波と三角波を4段階と8段階で切り替え可能で、レゾナンスをカンタンに追加可能。SENSITIVITYコントロールは、演奏の強弱に応じてモジュレーションレートを変更でき、ダイナミクスやフェージングの強さを増加させる。
■MTG Tube Distortion(18,000円 税別)
「MTG Tube Distortion」は、ブルース・イグネイター氏と共同設計した完全オリジナルのフェンダーサーキットを搭載。多くのペダルが真空管の歪みを模倣しているのに対して、本器は実際に真空管を使用することで、本物のサウンドを追求した。デザインの核は、NOS(※ニューオルドストック略)の米国製6205プリアンプ真空管。タイトコントロールと独自レベルとブーストを備え、切り替え可能なブースト搭載した3バンドEQで、望み通りのサウンドを容易に生み出せる。
■Downtown Express(27,000円 税別)
ベーストーンを成形する“総合デパート”が、ベースマルチエフェクト「DOWNTOWN EXPRESS」。ベーシストが望む素晴らしいベーストーンを足元に提供する。コンプレッサー、3バンドEQ、オーバードライブ、それぞれが独立切り替え可能。ミュートスイッチで信号をオフにした、サイレントチューニングも可能だ。ダイレクトアウトを使用することで、ステージからスタジオまで、あらゆる演奏形態で活用OK。強力なシグナルチェーンの柔軟性も魅力。演奏者の好みに合わせた、コンプレッサーとオーバードライブの並べ替えスイッチを搭載している。
■Tre-Verb(30,000円 税別)
フェンダーアンプのトレモロ/リバーブサウンドを手軽に手に入れられるのが「Tre-Verb」。独立したトレモロ/リバーブエフェクトを、プレイヤーの足元にコンパクトで使いやすいペダルとして配置する。63年、65年の有名なスプリングリバーブユニットと、複数のトレモロモードをベースに、伝統的なリバーブボイシングが含まれ、必要なサウンドを確実に獲得可能。タップテンポ機能付きトーンシェイピングコントロールなどの幅広い機能で、非常に柔軟なサウンドメイクが楽しめる。ステレオ入力/出力対応で、どんなペダルボードやアンプにもカンタンに接続できるのも見逃せない。
■The Pinwheel(30,000円 税別)
オルガンスピーカーとアンプによる伝統的なサウンド、ロータリースピーカー効果は、現代の音楽に不可欠。「The Pinwheel」は、専用ビブラトーンエフェクトを含む、3種類のロータリースピーカーボイスを搭載。個性的なウネりを簡単にエフェクトボックスに追加できる。スロー/ファーストのスピードは切り替え可能。オンボードのオーバードライブは、トーンに異なる質感を与える。SENSITIVITYコントロールは、演奏のダイナミクスに基づいてモジュレーションレートを変更でき、強く弾くとその効果がより鮮明に。これまでのロータリースピーカーエフェクトにないユニークな効果が得られる。
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