【レポート】TAKUROソロ新作『Journey without a map II』の魅力にマキタスポーツが迫る。先行試聴会開催

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GLAY・TAKUROによるソロインストアルバム2作目『Journey without a map II』のトーク&アナログ盤先行試聴イベントが2月20日(水)にYouTube Space Tokyoにて開催された。

◆『Journey without a map II』のトーク&アナログ盤先行試聴イベント 写真

六本木ヒルズ内にある会場から美しい都会の夜景を見下ろしつつ、招待された100名の観客とともに行われた本イベント。内容はYouTube生中継もされたが、最新技術とアナログの融合が随所にみられる現地のロケーションはまた格別だ。


冒頭の試聴会パートでは2月27日(水)発売の『Journey without a map II』より「SOUL FRIENDLY」「DANDY MAN」「TM St.2am」「do svidaniya」などをアナログ盤から再生。スピーカーはTAKUROの愛機であるレスポールをテーマにしたギブソン社製のものが用いられた。アナログ盤ゆえにトラックを飛ばすときはレコードを裏返したり針を手で落とし直す作業も入る。そんな細かい手間を味わうひとときも魅力のひとつ。

TAKUROがソロ活動内で“本体”と語るGLAYでは、もう一人のギタリストにしてトラックメーカーでもあるHISASHIの存在がある。彼を含めたメンバー達と長くバンドを続けていくためにTAKUROは模索を続けてきた。新しもの好きでサブカル路線の作曲にも長けるHISASHIと並べた時、TAKUROがソロで掘り下げているジャズ・ブルース路線は全く異なる(ある意味対極とも言えるような)世界観を持っている。「ソロで培ったものをいつかGLAYに還元できれば」と、TAKUROはソロ開始時から一貫して語っている。


この日のトークコーナーでは、TAKUROとの親交が深いマキタスポーツがMCとして登場。TAKUROと視聴者とともにドリンクで乾杯しつつ、アルバム収録曲を掘り下げたトークを展開した。「ソロ1作目も意欲作だったけど、2作目はチャレンジングで音の引き算に長けている」というマキタスポーツのアルバム評にはTAKUROもうなずきを返しつつ、『Journey without a map II』を酒のお供に次々と話が進んでいく。リード曲「やすらぎのチセ」に関してマキタスポーツが「普通のジャズギタリストは書かないメロディ」と指摘すると、曲の中に焚き火の音を入れたといいつつ「トロ火というかいい感じの、俺の思うベストな燃え具合での熱を入れました」とTAKURO。

また、先に試聴が行われた「do svidaniya」(読み:ダスピダーニャ)についてマキタが「自分でもギターを弾いているのでわかるんですが、これは弾くの大変だと思う。どうですか?」と話を振ると、TAKUROからは本作トータルプロデュースをつとめるB’z・松本孝弘とのやりとりも飛び出した。「松本さんが“こういう風にしたらどう?”ってやってくれるんですけど、野球に例えるならイチローがセンターからキャッチャーにボール投げるようなもんで(マキタ「レーザービームだね」)、俺からは“松本さん、500円渡すからちょっと散歩してきてくんねえかな…!”って(会場笑)。それで帰ってくるまでに覚えて3日ぐらいでなじませてって挑戦するんですけど、見えててもなかなか技術的に表現できないっていうのはものすごい辛いし悔しかった」「毎日ちょっとずつでも、40過ぎてもギター上手くなるんだって発見がなかったらやってないですね」

さらに、ジャケットについてはマキタスポーツが「これは最初写真かと思っていたけど、絵なんですか?」と質問。TAKUROは「実はこれは(B’zの)松本さんがくれた絵なんです」と明かした。TAKUROの誕生日プレゼントとして松本孝弘がTAKUROの妻(岩堀せり)の絵を知人に依頼し、それをプレゼントしてくれたとのことだ。


3月からは全国ツアーに加え、追加公演でソロ初のビルボードライブも決定しているTAKURO。『Journey without a map II』についてはイベント中にたっぷり語ったということで、最後はGLAYのリーダーらしく“本体”についてもメッセージを寄せ、イベントを締めくくった。

「今年はGLAYが94年にデビューして25周年。まだまだ発表していない楽しいワクワクするようなことがあるので、これからも音楽に真摯に向かって、4人でワイワイと楽しんでいきたいと思います。5年10年20年、50年と! 期待していてください。今日はありがとうございました」

TAKUROのソロインスト2ndアルバム『Journey without a map II』は、来週2月27日(水)に発売となる。

Photo:田辺佳子



TAKURO 2ndソロインストアルバム『Journey without a map II』

2019年2月27日(水)発売
・CD+DVD盤 / ¥3,000+税 / PCCN-00033
・CD only盤 / ¥2,500+税 / PCCN-00034
・アナログ盤(初回生産限定)重量盤2枚組 / ¥4,000+税 / PCJN-00002
先着予約購入特典:オリジナル“Journey”ノート

【収録予定楽曲】
M1. SOUL FRIENDLY
M2. DANDY MAN
M3. TM St.2am
M4. SARAH 派手にやれ!
M5. TIMELESS WONDER
M6. 北夜色 Port Town Blues(TAK MATSUMOTO作曲)
M7. do svidaniya
M8. 鼓動
M9. やすらぎのチセ
M10. Swingin’ Tokyo 2020

【DVD収録内容】
・[やすらぎのチセ] MUSIC VIDEO
・Journey without a map II Documentary & Interview

<GLAY TAKURO Solo Project 3rd Tour“Journey without a map 2019”>

2019年
3月14日(木) 福岡・Zepp Fukuoka
3月16日(土) 広島・BLUE LIVE HIROSHIMA
3月18日(月) 大阪・Zepp Namba
3月20日(水) 愛知・Zepp Nagoya
3月22日(金) 新潟・新潟LOTS
3月26日(火) 東京・Zepp Tokyo
3月29日(金) 宮城・SENDAI GIGS
3月31日(日) 北海道(函館) 金森ホール ※1日2回公演

【追加公演】
2019年4月3日(水) ビルボードライブ東京 ※1日2回公演
東京:http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11418&shop=1
2019年4月6日(土) ビルボードライブ大阪 ※1日2回公演
大阪:http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11419&shop=2

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