【ライブレポート】BoAからのクリスマスプレゼント
BoAが2018年12月20日、21日に、2011年以来7年ぶりとなるクリスマスライブ<BoA THE LIVE 2018 “X'mas”>を開催した。
◆ライブ写真
東京ディズニーランドに程近い舞浜アンフィシアターという場所がらもあり、会場へと続く道はクリスマス一色。オンタイムにスタートしたライブも、場内が星型のペンライトで埋め尽くされ、すっかりクリスマスの景色に染まっていた。中央の階段の上から真紅のドレスに身を包んだBoAが姿を現し柔らかな歌声を響かせると、フロアからはその艶やかな出で立ちに見惚れるような溜め息混じりの歓声が上がった。
クリスマスライブの始まりを飾ったのは「First Snow」。独特な声の響きを放つ切なくも熱の高いその歌声はBoAの個性、不思議と引きこまれてしまうその魅力に、オーディエンスは早くも酔いしれていった。バンドが放つサウンドと曲毎に表情を変え、圧倒的な歌唱力を見せつけてくるBoAの存在は、どんなに手の込んだ特殊効果よりよっぽど刺激的である。
BoAはオーディエンスを着席させ、自らもステージの中央で椅子に座ると、バラードを何曲か続けて贈った。日本では滅多に歌わないという韓国の楽曲も歌われたのだが、母国語で歌われたその声の響きは、日本語で歌われる響きとは全く異なる耳触りの余韻を残していった。ピアノ伴奏を軸とした静かに漂うサウンド感も、BoAの声の指紋を際立たせた要因。たゆたうBoAの切なく甘い歌声は、とても心地良く、優しくオーディエンスを包み込んだ。
まるで親しい友人と話すかのように会場からの問いかけにとてもフランクに答える距離の近いトークでは、会場が笑顔で包まれた。そして、久しぶりに歌う「JEWEL SONG」へと繋げ、さらに深く特別なクリスマスライブへとオーディエンスを誘った。
鈴の音が曲を彩った「The Christmas Song」や「Winter Love」と続けて届けられたスペシャルな選曲では、時折差し込まれる自然なフェイクで味付けされた個性的な歌唱でオーディエンスを唸らせたBoA。様々な歌い方を魅せてくれたBoAの歌声からは、2018年の3月に行なっていた3年半ぶりの全国ツアーでの成長も伺えた。
男女二組のダンサーと妖艶なダンスを繰り広げ、「WOMAN」「ONE SHOT,TWO SHOT」をクールなステージングで魅せると、後半では現在のBoAの魅力が詰め込まれた情熱的な新曲「AMOR」を一足早く披露し、フロアを盛り上げる。
そしてアンコール。グリーンのワンピースに身を包んで登場したBoAは「メリクリ」を届けた。この曲は、2011年にBoAが日本デビュー10周年のメモリアルとして行ったクリスマスライブ<~The 10th Anniversary Edition~>で披露した際、感動で歌えなくなり、オーディエンスが大合唱してBoAを支えたという思い出深い曲でもある。今回はオーディエンスはBoAが心を込めて歌い上げる姿をとても愛しそうに見つめながら、BoAの歌声に自分の声を重ねて歌ったのだった。この日ならではのゴージャスかつハートウォーミングなアンコールも、BoAからオーディエンスへのクリスマスプレゼントと感謝だったに違いない。
WOWOWではこのライブの模様を、2月24日(日))午後0時より放送。さらにBoA直筆サイン入りツアークリアファイルがプレゼントされるキャンペーンも行われる。詳細は番組サイトにて。
番組情報
2月24日(日)午後0:00
関連番組
「BoA THE LIVE 2018 ~Unchained~」
2月24日(日)午前10:30
この記事の関連情報
NCT、aespa、東方神起、少女時代などSMアーティスト13組がWeverse参加決定
【ライブレポート】3年ぶりの開催<SMTOWN LIVE 2022>、豪華アーティストの競演
BoA、新曲「The Greatest」MV公開。最新ビジュアルが渋谷をジャック中
<SMTOWN LIVE>が3年ぶり復活、東京ドームにBoA、東方神起、少女時代のTAEYEON&HYOYEON、SHINeeのONEW+KEY+MINHOなど集結
BoA、日本デビュー20周年を記念したリリース&フィルムコンサート開催
BoA、日本デビュー20周年に向けてカウントダウン開始
“春”がテーマのコンピAL『サクラ・アヴェニュー』発売。ジャケットに生見愛瑠
Mステ『ウルトラSUPER LIVE 2020』、タイムテーブル発表
Mステ『ウルトラSUPER LIVE 2020』アーティスト歌唱曲が発表