【インタビュー】BiS×渡辺淳之介、オーディションドキュメンタリー映画の真相「合格することがゴールじゃなくて、そこから始まる」
■この映画は自分を映す鏡。観てる側の人にも気づきの場所になるんじゃないかと思う(渡辺淳之介)
――読者に向けて、メンバー1人ずつ映画の見所を教えてください。
渡辺淳之介:そういうのが得意なミュークラブから(笑)。
ミュークラブ:ハナも私も、当時はまだトリアエズ・ハナではないですし、ミュークラブではないんです。そんな私たちが1週間で成長していく様を観ていただきたいです。
トリアエズ・ハナ:私自身も観ていて改めて考えさせられることがありました。きっとアイドルを目指している人も、そうでない人も、WACKを知っている人も、知らない人も共感できるようなことがたくさんあると思うので、ぜひ観ていただけたらなって思います。
パン・ルナリーフィ:今回の映画はアイドルを目指した人の話なんですけど、どんな人でも夢を持っているじゃないですか。そこに向けて死ぬ気で一生懸命やれば、夢は必ず叶うということを知ってほしいというか。人生の可能性は無限大だし、この映画で夢に向かって行動する勇気が与えられたらいいなって思います。全人類に観てもらいたいです。
ペリ・ウブ:努力は必ず報われるわけではないんですよ。でも、努力しないと、先に進むことはできないわけで。私も以前は壁があったらそれを避けた道を通るか、立ち止まる人生を送っていたんですけど、合宿や映画を通じて、進む努力をやめてしまったら終わりだし、進むことが生きる上で大事なことなんだって気づいたんです。だから、仕事とか学校とかがつらいと悩んでいる人に観てもらって、もうちょっと頑張ろうって気持ちになってもらえたらと思っています。
――みんなの背中を押せる映画ということですね。それでは、最後に渡辺さん、締めの言葉をお願いします。
渡辺淳之介:この映画は、ある種オーディションのドキュメンタリーという体をなしているんですけど、どちらかと言うと自分を映す鏡というか。落ちた人たちがいっぱい出てくるので、観ていると、自分だったらこんなこと言わないのにとか、もっとこうすればいいのにとか思うことがあるんじゃないでしょうか。それと、人間の汚い部分だったり、綺麗な部分だったり、いろんなところが見えてくるんですけど、それを自分に照らし合わせると、きっと観てる側の人にも気づきの場所になるんじゃないかと思っているので、そういうところを頭の片隅に浮かべながら観てもらえると、すごくいろんなことに気づけるんじゃないかなと思っています。
取材・文:鈴木健也(BARKS編集部)
『世界でいちばん悲しいオーディション』
2019年1月11日(金)よりテアトル新宿ほか、全国順次公開監督・撮影・編集:岩淵弘樹
プロデューサー:渡辺淳之介
撮影:バクシーシ山下、西光祐輔、白鳥勇輝、エリザベス宮地
出演:オーディション候補生、モモコグミカンパニー(BiSH)、パン・ルナリーフィ(BiS)、ペリ・ウブ(BiS)、キャン・GP・マイカ(GANG PARADE)、BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiRE
配給:松竹メディア事業部 (c)WACK INC.
◆公式HP
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