BOMI、ドキュメンタリー×劇映画『シスターフッド』で語る“幸せとは”
▲『シスターフッド』メインカット(兎丸愛美)
▲『シスターフッド』より、BOMI
シンガーソングライターのBOMIが出演する映画作品『シスターフッド』(監督:西原孝至)が、2019年3月1日(金)よりアップリンク渋谷にて公開(ほか全国でも順次公開)となる。公開に先駆け、予告編と場面写真、および出演者のBOMIと岩瀬亮のコメントが公開された。
◆『シスターフッド』場面写真
本作はドキュメンタリーと劇映画が混在した実験的なモノクロ作品。東京で暮らす女性たちの感情に焦点が当てられ、ドキュメンタリーパートでは、ヌードモデルとして活動する兎丸愛美とBOMIが自身の経験や考えを赤裸々に語っている。
▲『シスターフッド』より、BOMI
西原監督は2015年から、東京に住んでいる若い女性たちの生き方をオムニバスで紹介するドキュメンタリー映画を作ろうと動き始めたが、2017年10月に #MeToo 運動が広がると、劇映画部分を思いつき、4年間撮り貯めてきた登場人物の生活に加え、新たに劇映画の要素を撮影し、1本の映画にまとめた。もともとは、”フェミニズム”をテーマにして制作を始めたが、性別に限らず「世の中にはいろいろな生き方があって、その人がその人であることがまず素晴らしいということを大切にしたい。」という、“多様性”を肯定する映画に仕上がった。
▲池田(演:岩瀬亮)
兎丸も出演する劇映画部分で、フェミニズムに関するドキュメンタリーの監督・池田を演じるのは、『イエローキッド』(監督:真利子哲也)に主演し、河瀨直美プロデュースの日韓合作映画『ひと夏のファンタジア』(監督:チャン・ゴンジェ)で韓国でも注目される岩瀬亮。西原監督が2014年に監督した実写映画『Starting Over』に出演した遠藤新菜(『無伴奏』)、秋月三佳(『母さんがどんなに僕を嫌いでも』)、戸塚純貴(『銀魂2 掟は破るためにこそある』)が再集結し、それぞれ、兎丸の友達の女子大生・美帆、池田の彼女、美帆の彼氏を演じる。また、秋月演じるモデル・女優の後輩役として、「新潟美少女図鑑」で注目を集め、テレビ東京の音楽番組「音流〜ONRYU〜」のMCも務める現役女子高生で女優の栗林藍希(あいの)も出演。
ドキュメンタリーと劇映画が交錯する本作で、遠藤は、美帆という役を演じつつも、映画『TOURISM』(監督:宮崎大祐)で共演してプライベートでも仲の良いモデル・女優のSUMIRE(『リバーズ・エッジ』)と共にドキュメンタリー部分にも出演し、女性としての生きづらさについて語り合う。
▲池田(演:岩瀬亮)、カメラマン(カメオ出演:西原孝至)
今回解禁となった場面写真は、兎丸愛美がヌードモデルとして撮影をしているシーン、シンガーソングライターのBOMIがスマホをチェックしている等身大のシーン、ドキュメンタリー監督・池田(岩瀬亮)がBOMIのインタビューを編集しているシーン、劇映画部分の兎丸愛美と美帆(遠藤新菜)の公園のシーン、ドキュメンタリー監督・池田とパートナーのユカ(秋月三佳)が話しているシーン、美帆の彼氏・淳太(戸塚純貴)のシーン、ユカの後輩の梓(栗林藍希)のスチール写真風カット、SUMIREが出演するドキュメンタリーシーン、ドキュメンタリー監督・池田の横に、本作の西原孝至監督がカメラマン役でカメオ出演しているインタビューシーン及びBOMIのインタビューシーンの計10枚。映画公開に向け、写真を通してドキュメンタリーと劇映画の境目がなだらかになっていく様を感じてほしい。
◆ ◆ ◆
■BOMI コメント
これは映画なのか。
…ドキュメンタリーなのか?
触れたことのない不確かな心地に一抹の不安と、だけど確かに興味を引き寄せられていった。映像を見る前には、実はとても怖かった。何年も前の自分が、何を話し、何を考えているのか、それを知るのが怖かった。見終えた今、その時に、カメラを止めなかった西原監督に、感謝している。
生きづらさは、一生懸命に生きようとしているから生まれる。なにもかもに諦めがついていれば、人生なんてそんなもんだと受け入れられるのだろうから。だけどそれでも「ナニカ」を求めてしまう貪欲なわたし達が、ただ有り有りと映し出されている、そんな風に感じた。時代の風景として。
■池田役・岩瀬亮 コメント
オファーをお受けした時にドキュメンタリー部分のカットをいくつかみせてもらいながら、いろんなことを考えました。見せてもらったその映像からは、カメラを向ける側にも向けられる側にもある種の覚悟を感じたからです。監督がこの映画を撮ろうとした覚悟と、同じくらいの覚悟を持たなければいけないと思いました。
そして、ドキュメンタリーの中を生きる人間とフィクションの中を生きる人間を一つの同じ作品の中に共存させることは、とてもチャレンジングなことだと思っていたので、どのような仕上がりになるのか撮影中は想像がつきませんでした。完成した映画は、ドキュメンタリーでもあり、物語でもあり、詩でもあり、写真でもあり、音楽でもあり、そのどれでもないものでもありました。それら全てが融合して、現代に生きる女性、男性、人間の在り様が浮き彫りとなっていたように感じます。と同時に、これは撮影中監督を演じながらも思っていたことなのですが、自分がいかに日々惰性で世界を認知しているか、自分の感覚がいかに鈍感であるかを気づかされました。説教するでもなく、ある視点について気づかせてくれる映画ではないかと、僕は思います。
◆ ◆ ◆
本作は、2019年3月1日(金)よりアップリンク渋谷にて公開。ほか全国でも順次公開。
■ あらすじ
東京で暮らす私たち。
ドキュメンタリー映画監督の池田(岩瀬亮)は、フェミニズムに関するドキュメンタリーの公開に向け、取材を受ける日々を送っている。池田はある日、パートナーのユカ(秋月三佳)に、体調の悪い母親の介護をするため、彼女が暮らすカナダに移住すると告げられる。
ヌードモデルの兎丸(兎丸愛美)は、淳太(戸塚純貴)との関係について悩んでいる友人の大学生・美帆(遠藤新菜)に誘われて、池田の資料映像用のインタビュー取材に応じ、自らの家庭環境やヌードモデルになった経緯を率直に答えていく。
独立レーベルで活動を続けている歌手の BOMI(BOMI)がインタビューで語る、“幸せとは”に触発される池田。それぞれの人間関係が交錯しながら、人生の大切な決断を下していく。
【出演】
兎丸愛美 BOMI 遠藤新菜 秋月三佳 戸塚純貴 栗林藍希 SUMIRE 岩瀬亮
【スタッフ】
監督・脚本・編集:西原孝至 撮影:飯岡幸子、山本大輔 音響:黄永昌 助監督:鈴木藍
スチール:nao takeda 音楽:Rowken
製作・配給:sky-key factory
(c) 2019 sky-key factory 2019 / 日本 / モノクロ / 87 分 / 16:9 / DCP
公式サイト:https://sisterhood.tokyo
Twitter:@sisterhood_film
facebook: @sisterhood.film.2019
instagram:@sisterhood.film
▲『シスターフッド』より、BOMI
シンガーソングライターのBOMIが出演する映画作品『シスターフッド』(監督:西原孝至)が、2019年3月1日(金)よりアップリンク渋谷にて公開(ほか全国でも順次公開)となる。公開に先駆け、予告編と場面写真、および出演者のBOMIと岩瀬亮のコメントが公開された。
◆『シスターフッド』場面写真
本作はドキュメンタリーと劇映画が混在した実験的なモノクロ作品。東京で暮らす女性たちの感情に焦点が当てられ、ドキュメンタリーパートでは、ヌードモデルとして活動する兎丸愛美とBOMIが自身の経験や考えを赤裸々に語っている。
▲『シスターフッド』より、BOMI
西原監督は2015年から、東京に住んでいる若い女性たちの生き方をオムニバスで紹介するドキュメンタリー映画を作ろうと動き始めたが、2017年10月に #MeToo 運動が広がると、劇映画部分を思いつき、4年間撮り貯めてきた登場人物の生活に加え、新たに劇映画の要素を撮影し、1本の映画にまとめた。もともとは、”フェミニズム”をテーマにして制作を始めたが、性別に限らず「世の中にはいろいろな生き方があって、その人がその人であることがまず素晴らしいということを大切にしたい。」という、“多様性”を肯定する映画に仕上がった。
▲池田(演:岩瀬亮)
兎丸も出演する劇映画部分で、フェミニズムに関するドキュメンタリーの監督・池田を演じるのは、『イエローキッド』(監督:真利子哲也)に主演し、河瀨直美プロデュースの日韓合作映画『ひと夏のファンタジア』(監督:チャン・ゴンジェ)で韓国でも注目される岩瀬亮。西原監督が2014年に監督した実写映画『Starting Over』に出演した遠藤新菜(『無伴奏』)、秋月三佳(『母さんがどんなに僕を嫌いでも』)、戸塚純貴(『銀魂2 掟は破るためにこそある』)が再集結し、それぞれ、兎丸の友達の女子大生・美帆、池田の彼女、美帆の彼氏を演じる。また、秋月演じるモデル・女優の後輩役として、「新潟美少女図鑑」で注目を集め、テレビ東京の音楽番組「音流〜ONRYU〜」のMCも務める現役女子高生で女優の栗林藍希(あいの)も出演。
ドキュメンタリーと劇映画が交錯する本作で、遠藤は、美帆という役を演じつつも、映画『TOURISM』(監督:宮崎大祐)で共演してプライベートでも仲の良いモデル・女優のSUMIRE(『リバーズ・エッジ』)と共にドキュメンタリー部分にも出演し、女性としての生きづらさについて語り合う。
▲池田(演:岩瀬亮)、カメラマン(カメオ出演:西原孝至)
今回解禁となった場面写真は、兎丸愛美がヌードモデルとして撮影をしているシーン、シンガーソングライターのBOMIがスマホをチェックしている等身大のシーン、ドキュメンタリー監督・池田(岩瀬亮)がBOMIのインタビューを編集しているシーン、劇映画部分の兎丸愛美と美帆(遠藤新菜)の公園のシーン、ドキュメンタリー監督・池田とパートナーのユカ(秋月三佳)が話しているシーン、美帆の彼氏・淳太(戸塚純貴)のシーン、ユカの後輩の梓(栗林藍希)のスチール写真風カット、SUMIREが出演するドキュメンタリーシーン、ドキュメンタリー監督・池田の横に、本作の西原孝至監督がカメラマン役でカメオ出演しているインタビューシーン及びBOMIのインタビューシーンの計10枚。映画公開に向け、写真を通してドキュメンタリーと劇映画の境目がなだらかになっていく様を感じてほしい。
◆ ◆ ◆
■BOMI コメント
これは映画なのか。
…ドキュメンタリーなのか?
触れたことのない不確かな心地に一抹の不安と、だけど確かに興味を引き寄せられていった。映像を見る前には、実はとても怖かった。何年も前の自分が、何を話し、何を考えているのか、それを知るのが怖かった。見終えた今、その時に、カメラを止めなかった西原監督に、感謝している。
生きづらさは、一生懸命に生きようとしているから生まれる。なにもかもに諦めがついていれば、人生なんてそんなもんだと受け入れられるのだろうから。だけどそれでも「ナニカ」を求めてしまう貪欲なわたし達が、ただ有り有りと映し出されている、そんな風に感じた。時代の風景として。
■池田役・岩瀬亮 コメント
オファーをお受けした時にドキュメンタリー部分のカットをいくつかみせてもらいながら、いろんなことを考えました。見せてもらったその映像からは、カメラを向ける側にも向けられる側にもある種の覚悟を感じたからです。監督がこの映画を撮ろうとした覚悟と、同じくらいの覚悟を持たなければいけないと思いました。
そして、ドキュメンタリーの中を生きる人間とフィクションの中を生きる人間を一つの同じ作品の中に共存させることは、とてもチャレンジングなことだと思っていたので、どのような仕上がりになるのか撮影中は想像がつきませんでした。完成した映画は、ドキュメンタリーでもあり、物語でもあり、詩でもあり、写真でもあり、音楽でもあり、そのどれでもないものでもありました。それら全てが融合して、現代に生きる女性、男性、人間の在り様が浮き彫りとなっていたように感じます。と同時に、これは撮影中監督を演じながらも思っていたことなのですが、自分がいかに日々惰性で世界を認知しているか、自分の感覚がいかに鈍感であるかを気づかされました。説教するでもなく、ある視点について気づかせてくれる映画ではないかと、僕は思います。
◆ ◆ ◆
本作は、2019年3月1日(金)よりアップリンク渋谷にて公開。ほか全国でも順次公開。
ドキュメンタリー×劇映画『シスターフッド』
■ あらすじ
東京で暮らす私たち。
ドキュメンタリー映画監督の池田(岩瀬亮)は、フェミニズムに関するドキュメンタリーの公開に向け、取材を受ける日々を送っている。池田はある日、パートナーのユカ(秋月三佳)に、体調の悪い母親の介護をするため、彼女が暮らすカナダに移住すると告げられる。
ヌードモデルの兎丸(兎丸愛美)は、淳太(戸塚純貴)との関係について悩んでいる友人の大学生・美帆(遠藤新菜)に誘われて、池田の資料映像用のインタビュー取材に応じ、自らの家庭環境やヌードモデルになった経緯を率直に答えていく。
独立レーベルで活動を続けている歌手の BOMI(BOMI)がインタビューで語る、“幸せとは”に触発される池田。それぞれの人間関係が交錯しながら、人生の大切な決断を下していく。
【出演】
兎丸愛美 BOMI 遠藤新菜 秋月三佳 戸塚純貴 栗林藍希 SUMIRE 岩瀬亮
【スタッフ】
監督・脚本・編集:西原孝至 撮影:飯岡幸子、山本大輔 音響:黄永昌 助監督:鈴木藍
スチール:nao takeda 音楽:Rowken
製作・配給:sky-key factory
(c) 2019 sky-key factory 2019 / 日本 / モノクロ / 87 分 / 16:9 / DCP
公式サイト:https://sisterhood.tokyo
Twitter:@sisterhood_film
facebook: @sisterhood.film.2019
instagram:@sisterhood.film
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