YOSHIKI、「いつになく緊張してます」

YOSHIKIが11月12日、サラ・ブライトマンとの共同記者会見を行った。

◆記者会見画像

サラ・ブライトマンは11月9日に5年ぶりのアルバム『HYMN～永遠の讃歌』をリリースするが、本作にはYOSHIKI作詞・作曲の楽曲「MIRACLE」が収録される。「MIRACLE」はX JAPANのライブでオープニング楽曲と使用されてきた作品で、今回YOSHIKIはこの楽曲を提供し、ピアニストとしても参加。壮大なメロディにサラ・ブライトマンの歌声が溶け込む神秘的な作品に仕上がっている。11月16日にはデジタルシングルとして配信されることも決定している。

会見ではYOSHIKIとサラ・ブライトマンが英語で今回のコラボについてトークセッション。サラ・ブライトマンは自身のことをYOSHIKIの作品の崇拝者だったと述べ、YOSHIKIは「いつかサラと仕事をしたいと思っていた。ロックのオーディエンスにもポップのオーディエンスにも、もちろんクラシックでも心を打つことができる唯一のシンガーだと思う」とお互いへの敬意を表す。


もともと今回のコラボはプロデューサーのフランク・ピーターソンがアルバムの制作中、サラ・ブライトマンに「YOSHIKIに話をしてみようよ」と提案したことからスタートしたとのこと。その中でサラ・ブライトマンがYOSHIKIが以前に書いた「MIRACLE」に自分の声を乗せたら素晴らしいものができそうだと思い、YOSHIKIも「サラのために書いた曲なんじゃないかと思えた」という。楽曲の仕上がりについては「まさに“MIRACLE”。奇跡のよう」と語った。

さらに2人はコンサートについてもトーク。サラ・ブライトマンは、本日11月12日に東京国際フォーラムで開催される＜YOSHIKI CLASSICAL 2018 ～紫に染まった夜～ YOSHIKI with Philharmonic Orchestra＞のスペシャルゲストとして出演し、「Miracle」を日本で初披露する。2人とも今日のコンサートを楽しみにしており、「今日最高のパフォーマンスができることを祈っています」と意気込みを述べた。


今後も2人で楽曲を制作することがあるか、という記者の質問にはYOSHIKIが「誰も信じないと思うけど僕は多作家なんです（笑）。自分が生きているうちに出せる曲っていうのは限られていると思うので、自分の全生命をかけて曲を作りたい。サラさんみたいな素晴らしい才能を持ったアーティストのためなら全力をもって曲を書きたいと思います」とも述べていたので、期待したい。

最後にYOSHIKIは本日の公演について「いつになく緊張してます」と本音を吐露しつつ、「今日は台風もきてないですし（笑）、安心してお客さんも来られると思いますので最高のパフォーマンスをしようと思います」と述べて会見を締めくくった。本日行われる＜YOSHIKI CLASSICAL 2018 ～紫に染まった夜～ YOSHIKI with Philharmonic Orchestra＞のチケットは完売しているが、ステージの模様は11月15日に放送される『YOSHIKI CHANNEL』および公式YouTube『YOSHIKI CHANNEL International（有料・海外専用）』、またWOWOW、WOWOWメンバーズオンデマンドでも放送・配信される。