【ベスト盤発売記念】CNBLUEの軌跡をたどる楽曲レビュー vol.3

ポスト


8月29日(水)にリリースされたCNBLUE初のジャパン・ベストアルバム『Best of CNBLUE / OUR BOOK [2011 - 2018]』の発売を記念し、BARKSではこのベスト盤の収録順にCNBLUEの軌跡をたどる楽曲レビュー企画をお届けしている。早くも折り返しを迎えた第3回となる本稿は、「Truth」「Robot」「WHITE」「Come on」「Time is over」の5曲だ。常に意欲的に創作活動に励んできた4人の歩みを再確認できる各エピソードをお楽しみいただきたい。

▲『Best of CNBLUE / OUR BOOK [2011 - 2018]』初回限定盤

▲『Best of CNBLUE / OUR BOOK [2011 - 2018]』通常盤

  ◆  ◆  ◆

■ 11.「Truth」

2014年4月23日発売の7thシングル。ギターリフのイントロが印象的な、正統派のミドルロック曲。ブリッジ部分のジョンヒョンとヨンファのボーカルの掛け合いを堪能してほしい。いつも自分に偽りの姿しか見せてくれない恋人に、“嘘ではないありのままを見せて欲しい”と歌う歌詞から、MVはカラーの演奏シーンとモノクロのソロカットの対比で“真実と嘘”という人間の二面性を描き出している。このMVは特にメンバーのアップのシーンが多いのだが、そのイケメンぶりに改めて感心してしまう。作詞、作曲共にヨンファが手掛けた。

▲7th SINGLE 「Truth」


▲7th SINGLE 「Truth」リリース時

■ 12.「Robot」

2012年12月19日発売の4thシングル。2ndシングル「Where you are」同様、リズム先行で作られた楽曲。この年はシングル3枚、初のアルバムもリリースし、ファンクラブツアー、アリーナツアーを行うなど日本活動が本格化。また、アジアツアーやFTISLANDとのLA公演、ミニアルバム『Ear Fun』リリース、韓国公演などバンド活動のほか、ミンヒョクが『棚ぼたのあなた』(最高視聴率45.3%)、ジョンヒョンが『紳士の品格』、ジョンシンが『私の娘ソヨン』(最高視聴率49.3%)という高視聴率ドラマに出演するなど個別スケジュールも過密で、「みんな忙しすぎて、まるでロボットみたいだった」(ヨンファ)ということをヒントに、“社会に縛られ自由に生きることができないジレンマ”を歌っているが、その裏にはアーティストとしての同様の葛藤を曲として吐き出している部分も感じさせる。作詞、作曲共にヨンファが手掛け、2013年11月リリースの日本曲を韓国語バージョンにした韓国ベストアルバム『PRESENT』には、韓国語バージョンが収録されている。

▲4th SINGLE「Robot」


▲4th SINGLE「Robot」リリース時

■ 13.「WHITE」

2015年4月8日発売の9thシングル。作詞をジョンヒョンとヨンファ、作曲をジョンヒョンが手掛けているが、これまでジョンヒョンの作っていた柔らかな楽曲スタイルからイメージを一新したシンセを用いたタイトなダンスアレンジの楽曲で、作家としての新機軸を見せた。一方ヨンファは、本作リリース直前に初のソロアルバム『ある素敵な日』を発表し、日韓、そしてアジアでソロツアーも行ったが、「ソロをやったことでCNBLUEの曲がまた、ドンドン書けるようになった」という相乗効果ももたらしたそう。ヨンファ、ジョンヒョンという作家陣の飛躍でバンドの気合も上昇。特に本作リリース後のツアー<CNBLUE SPRING LIVE 2015 “WHITE”>は、彼らのライブバンドとしての実力が1ランクアップしたことを実感させるライブだったので、ライブDVDもおススメしたい。MVには謎のファンキーおじいちゃん“WHITEさん”が登場している。

▲9th SINGLE「WHITE」


▲9th SINGLE「WHITE」リリース時

■ 14.「 Come on」

2012年8月1日発売の3rdシングル。ツインギター、ツインボーカルを活かしたCNBLUEらしさがあふれたエモーショナルなロックサウンドは、「ジョンヒョンの曲が先にできていたんです。ロックサウンドの曲を聴いて、愛の歌より、僕たちのパッションを伝える歌詞を書こうと思った」(ヨンファ)という、ヨンファ作詞、ジョンヒョン作曲のコラボで生み出された曲。<a-nation musicweek-ROCK NATION->(8月12日@代々木第一体育館)で初パフォーマンスされた。MVはシンプルな演奏シーンだが、ライティングで様々な表情を描き出している。長髪を振り乱しながらベースを弾くジョンシンの姿が今となっては懐かしく、新鮮。2013年11月リリースの日本曲を韓国語バージョンにした韓国ベストアルバム『PRESENT』には、韓国語バージョンが収録されている。

▲3rd SINGLE 「Come on」リリース時


▲3rd SINGLE 「Come on」リリース時

■ 15.「Time is over」

2012年8月29日発売の1stアルバム『CODE NAME BLUE』リード曲。「メジャーデビュー後初のアルバムだから、CNBLUEはこういうバンドですって紹介する意味でこのタイトルをつけました」(ジョンシン)という、セフルタイトルアルバムは、オリコンウィークリーチャート1位を獲得。そのアルバムをけん引する「Time is over」は、日本デビューを飾った彼らが「その先のステージに」と、未来へ向かって進んで行く決意を込めたポジティブで希望にあふれた内容で、シンプルなバンドサウンドに彩られた楽曲。MVは、「僕たちが曲を作り上げていく過程を映像にしました」(ジョンヒョン)という作品。作詞、作曲共にヨンファが手掛け、2013年11月リリースの日本曲を韓国語バージョンにした韓国ベストアルバム『PRESENT』には、韓国語バージョンが収録されている。

▲JAPAN MAJOR 1st ALBUM『CODE NAME BLUE』


▲JAPAN MAJOR 1st ALBUM『CODE NAME BLUE』リリース時

文◎坂本ゆかり

  ◆  ◆  ◆


■『Best of CNBLUE / OUR BOOK [2011 – 2018]』

2018年8月29日発売
<収録曲>※CD共通
1. Don’t Say Good Bye (新曲)
2. In My Head
3. Lady
4. SHAKE
5. Radio
6. Puzzle
7. Where you are
8. One More Time
9. Still
10. Blind Love
11. Truth
12. Robot
13. WHITE
14. Come on
15. Time is over
16. Go your way
17. Starting Over
18. Supernova
19. Glory days

<初回限定盤DVD> Music Video集
1. 「In My Head」 Music Video
2. 「Where You Are」 Music Video
3. 「Come on」 Music Video
4. 「Time is over」 Music Video
5. 「Robot」 Music Video
6. 「Blind Love」 Music Video
7. 「One More Time」 Music Video
8. 「Lady」 Music Video
9. 「Truth」 Music Video
10. 「Still」 Music Video
11. 「Go your way」 Music Video
12. 「Radio」 Music Video
13. 「WHITE」 Music Video
14. 「Supernova」 Music Video
15. 「Puzzle」 Music Video
16. 「Glory Days」 Music Video
17. 「SHAKE」 Music Video
18. 「Starting Over」 Music Video
19. 「Don’t Say Good Bye」 Music Video(新曲)

◎初回限定盤 CD+DVD 税抜価格:¥4,200 WPZL-31498/9 POS: 4943674285372
DVD:Music Video集(全19曲)
仕様:デジパック&スリーブケース、フォトブックレット
※新曲「Don’t Say Good Bye」を含む全19曲のMusic Videoが収録されたDVD、フォトブックレット、デジパック、スリーブケース付きという超豪華仕様。

◎通常盤 CD 税抜価格:¥3,000 WPCL-12918 POS: 4943674285365

<CDショップ先着購入者特典>CNBLUE「Best of CNBLUE / OUR BOOK [2011 – 2018]」(初回限定盤/通常盤)のCDショップ先着購入特典が決定。
対象店舗でお買い上げの方に先着で、CNBLUEオリジナル 缶マグネット(各メンバーソロ1種/全4種)をランダムでお渡しします。

この記事をポスト

この記事の関連情報