【インタビュー】大城美友「曲を聴かなくても会っただけで元気になれるっていう存在になりたい」

■変わりつつある過去の自分を迎えに行って
■羽ばたこうっていう気持ちです

――オリジナルは100曲以上あるとのことですが、その中からどんな曲を選んでどんな一枚にしようと思いましたか。

大城：1枚目だから、自分の思い入れのある曲を出して、1発目に相応しいアルバムにしたいという気持ちがありました。タイトルは文字通り「私はここです」という意味でつけました。この先、進んでいくときに原点に戻れるように「私はここです」って。このタイトルにすごく深い意味があります。

――1曲目のタイトル曲「MI-POSITION」は、そんな大城さんのテーマソングと言えますね。

大城：テーマソングです。「はじまるよー！」っていう。テーマパークみたいな感じで、小さい子たちも「何、なに！？」ってなるかもしれないなと思って。出てくるのはキャラクターじゃなくて美友だけど(笑)。

――それくらいの楽しいキャラクター感はあるから大丈夫だと思います(笑)。

大城：最近、大型商業施設とかでイベントをやらせていただいてるんですけど、この曲が流れると良い雰囲気になりますね。家族連れのお客さんが観てくれてます。


――リード曲「オレンジバタフライ」は、息遣いが聴こえるほど声が近い感じがしました。音作りなどでこだわったところはありますか？

大城：音作りに関しては、松岡モトキさん中心でやってくれました。歌詞については、私がごちゃごちゃになりすぎて。矢野まきさんと一緒に話しながら、まきさんが私の心を整えてくれました。「オレンジバタフライ」には一番思い入れがありますね。過去の自分と今の自分をクロスしています。


――過去の自分、というのは？

大城：16歳から18歳くらいのときに、言いたくても言えないことがあったりとか、「あれ？違うのに。このままじゃダメなのに」って思いながら、大人の圧に流されたりしたまま来てしまったんです。それから自分と向き合って色々振り返ったんですよ。今、変わりつつある過去の自分を迎えに行って、羽ばたこうっていう気持ちです。

――それだけ今の自分には自信があるということ？

大城：自信というか、成長できたなって。強くなったし、心が広くなったと思います。そういう気持ちが色んな曲の中に入っています。


――「一帆風順」（いっぽうふうじゅん）は、どんな意味の言葉なのか教えてもらえますか。

大城：これは中国の四字熟語で、簡単に言うと「どんなことがあっても、ひとたび風が吹けば上手くいくよ」っていう意味なんです。作った当時、四字熟語が好きで、この曲のトラックをいただいた瞬間に、「これいいな」って思ってタイトルを付けました。それと、ありふれた言葉じゃなくて、自分のワールドを作りたいんですよ。「“一帆風順”ってなに？」って思ってもらいつつ、この言葉をライヴでみんなと一緒に言いたいです。あ、でも「一帆風順」は最初、ちょっと恥ずかしかった(笑)。

――えっ？なんでですか。

大城：「エイエイオー！」とか言ってるんですけど、それを第三者の耳で聴いてみたら「うわっ恥ずっ！」と思って。「これライヴでやるのか！？やってもうた！」って我に返ったというか。あのときどんな気持ちで書いたんだろうって(笑)。初めてライヴでやったときは勇気がいりましたね。でも、今は楽しいから大丈夫です。

――「ニャン・ドン・ゴン」は、タイトルからして楽しい曲ですね。

大城：これは、意味ない！とにかくみんなで楽しもうっていう曲です。

――ロック、ポップス、打ち込み曲、ピアノのバラードありと、色んなタイプの曲が入っていますが、ジャンルとして大城さんが一番聴かせたい音楽ってどんなものなんでしょうか。また、音楽シーンの中でどんなポジションにいたいですか。

大城：ジャンルで言うとしたら、ゴリゴリな音楽じゃない、“ソフトロック”ですね。それと、曲を聴かなくても大城美友に会っただけで元気になれるっていう存在になりたいです。大城美友が好きって言ってもらえたら、本当に嬉しいなって思います。

取材・文●岡本貴之

大城美友は、カラオケの第一興商が強力プッシュする10月度D-PUSH!アーティストに決定しており、「オレンジバタフライ」は10/1から楽曲配信されており歌唱が可能だ。また「オレンジバタフライ」のミュージックビデオは、カラオケ背景映像に今だけクリップ（期間限定映像）として10月2日から順次配信。さらに、カラオケ演奏の合間に放映される音楽情報コンテンツ「DAM CHANNEL」内のD-PUSH!コーナーにゲスト出演し、パーソナリティとのトークを楽しませてくれる。DAM express（目次本）D-PUSH!ページでは、ここでしか読むことのできないインタビュー記事とともにアーティスト写真、ジャケット写真が掲載される。そしてリリース情報、インタビュー記事が同社が運営するwebサイト「DAM CHANNEL」（http://www.clubdam.com）でも掲載される。カラオケ店やWEBで、大城美友との出会いを楽しんでほしい。

インタビューの続きは以下のサイトで。
◆http://www.clubdam.com/