【ライブレポート】＜氣志團万博＞初日、TRF「ずっと出たかったんです」

＜氣志團万博2018 ～房総爆音爆勝宣言～＞が9月15日(土)および16日(日)、千葉県･袖ケ浦海浜公園にて開催中だ。その初日、メインステージとなるYASSAI STAGEのトップバッター、TRFのライブをレポートしたい。

◆＜氣志團万博2018＞ TRF 画像

森山直太朗の開会宣言が会場を温めたあと、メインステージ“YASSAI STAGE”のトップを飾ったのは、2018年にデビュー25周年を迎えた初出場のTRFだ。＜氣志團万博＞名物のオープニング映像で“レイブ始祖鳥”というキャッチフレーズで紹介されると、「＜氣志團万博＞、おはよー！ 楽しんでいこうね！」と、YU-KIが朝イチから集まったお客さんに元気にあいさつをした。

そして、1995年にミリオンを記録した大ヒット曲「Overnight Sensation ～時代はあなたに委ねてる～」からライブがスタート。踊らずにはいられないハイパーなダンストラックにのせて、YU-KIのハイトーンボーカルがパワフルにメロディを紡ぎ、SAM、CHIHARU、ETSUという3人のダンサー陣はステージを縦横無尽に移動しながら集まったお客さんを煽り、踊らせていく。



続けて、歌い出しのワンフレーズだけで、会場からため息のような歓声があがった「寒い夜だから…」を届けると、YU-KIは「ずっと＜氣志團万博＞に出たかったんです。楽しみにしてきました！」と、念願のステージに立つ喜びを最高の笑顔で伝えた。DJ KOOがアコースティックギターを弾きながら届けたバラード曲「LEGEND OF WIND」では、優雅なダンスでも会場をうっとりと魅了。そして、「この曲を知ってる人いるかー!?」というYU-KIの言葉を合図に、お待ちかねの「BOY MEETS GIRL」へと突入した。

さらに、メンバーが雨でびしょ濡れになるのも構わず、センターステージに歩み出て「CRAZY GONNA CRAZY」と「EZ DO DANCE」を豪華ノンストップメドレーで披露、会場のボルテージは右肩上がりにぐんぐん高まっていく。'90年代にTRFが一世を風靡したこの楽曲たちは、いまや世代を問わず、音が鳴った瞬間に誰もが無条件に踊って歌えるレジェンドソングだ。そんな名曲たちを惜しげもなく披露したステージのラストは「survival dAnce ～no no cry more～」だった。


初日トップバッターにして、YASSI STAGEをいまだかつてないダンス空間へと変えたTRFは、「今日は出られて本当に嬉しかったです！ 氣志團のみなさんに拍手を！」と、最後まで氣志團への感謝を伝え続けていた。

取材・文◎秦 理絵
撮影◎上山陽介


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