【ライブレポート】SEVENTEEN、さいたまスーパーアリーナ史上初の単独5日間公演完遂
SEVENTEENが、さいたまスーパーアリーナにて9月4日、5日、6日、8日、9日にわたりコンサート<2018 SEVENTEEN CONCERT “IDEAL CUT”IN JAPAN>を開催した。オフィシャルから届いた詳細レポートをお送りする。
◆SEVENTEEN ライブ写真
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5月に待望の日本デビューを果たしたSEVENTEENが、デビュー後初となるコンサート「2018 SEVENTEEN CONCERT “IDEAL CUT”IN JAPAN」を、アジアツアーの一環としてさいたまスーパーアリーナにて開催。9月4日から6日までの3日間のチケットがファンクラブ先行でキャパシティをオーバーし、急遽決定した追加公演の8日と9日も完売。単独アーティストとしては初の5日間公演を成し遂げた。さらに8日と9日のお昼の時間帯には、同会場でファンミーティング<SEVENTEEN JAPAN FANMEETING “CARAT SUMMER CAMP”>も開催され、5日間で約12万人の観客を動員した。
SEVENTEENのコンサートで毎回話題になるのが、どこの席でも楽しめるように配慮されたステージ構成だ。2017年2月の日本ライブではムービングステージ、2017年7月のワールドツアーではセンターを貫く長い花道にメイン・センター・ダイヤモンドステージの3つを設置。今年2月のアリーナツアーでは、ど真ん中に360度回転する巨大センターステージを設置して観客を驚かせた。今回のコンサートでは、メインステージから伸びた花道から、アリーナ中央にSEVENTEENを象徴するダイヤモンド型のステージを配置し、そこからさらに両脇斜めに伸びるサブステージを2つ配置。その形を上空から見ると、ダイヤモンドが光を放っているようであり、はたまた宇宙船が地球上に降り立ったかのようにも見える。
暗くなった会場をパープルのレーザービームが包んでいくと、スクリーンには波状の模様がリズムに乗って動き出す。続いて4人、9人、13人と増えながらステージに現れたメンバーたち。BluetoothでコントロールされたCARAT棒(公式ペンライト)が一斉に青く光り、「Intro 新世界」でステージがスタート。ブラックのセットアップに金ラメをあしらった衣装の彼らは、まるで銀河の中に現れたヒーローのよう。そのまま一気に全員バージョンの「HIGHLIGHT」へ。もともとはパフォーマンスチームの楽曲を13人でパフォーマンスするとまったく新しい楽曲に生まれ変わる。ブルーとホワイトの光から一転、会場が真っ赤に染まると、「エ!ス!ブイ!ティ! サランヘ コマプタ」の大合唱の中「THANKS」を、ダンスブレイクを加えたリミックスバージョンで披露した。
VCRを挟んで、メインステージにブラック&ホワイトの衣装でホシがバックダンサーを引き連れて登場。そこにウジも加わって「BRING IT」へ。揃って銀色に髪を染めた2人が銃を撃つしぐさをしたり、大きく手を広げてステップを踏み、叫ぶような迫力満点のボーカルを見せると、声を上げることすら忘れて見入ってしまう観客たち。続いてはエスクプス、ジョンハン、ウォヌ、ディエイト、スングァン、ディノの6人による「FLOWER」。切なさ全開の楽曲を、男性美とセクシーなパフォーマンスで表現して大歓声が。続いては、真ん中のダイヤモンドステージに9人、両サイドの花道に2人ずつが散らばって、ステッキを使ったパフォーマンスがシックでカッコイイ「NO F.U.N」へ。ビートを刻むたびにCARAT棒の光も点滅。最後は9人が集まって決めポーズをすると拍手が鳴りやまなかった。このように、ミックスユニットでも最高のパフォーマンスを見せてくれるのが“自主制作アーティスト”SEVENTEENならではだ。
ここでメンバーの挨拶。「こんばんはエスクプスです。今日皆さんに会いたくて髪を切ってきました~」「メインボーカル、イケメン、スングァンです。今日も最後まで楽しく遊びましょう」と順番に自己紹介すると、たホシは「王子様、王子様」とコールをあおりながらダイヤモンドステージの中央へ。「今何時?」「10時10分」とお馴染みのコールアンドレスポンスで盛り上げた。続いては、今日の会場のエネルギーチェックとのことで、ジョンハンにその役目が与えられると「こういうの僕がヘタなの知ってますよね」と苦笑しつつ「セイ!ホー!」と叫んだところ、よほど恥ずかしかったのか自分で笑いだし、最後は「すみません」と舞台袖に逃げ出すと、客席からは「かわいい~」と歓声が。ここでスングァンが見本を見せることになり「これにはヒップホップの雰囲気が必要なんですよ。セイ!ホー!セイ!アンパンマン!セイ!イケメン」と爆笑のコールを。
すべてを書ききれないほど楽しいトークに続いて、ホシが今回のツアーの掛け声を客席に指南。指をピストルのようにV字にして「IDEAL」とすると、「CUT」と言いながら2本指でハートを作るというもので、ジョンハンが「CARAT(SEVENTEENのファン)とSEVENTEENが出会って一緒に楽しく遊ぶという意味です」と補足説明した。そんな賑やかなトークの間にステージにはいつの間にかスタンドマイクが。するとホシは「あのスタンドマイクはなんだと思いますか?次のステージと関係があるんじゃないかな」と。続いてディノの「では、さっきの掛け声で次のステージにいってみましょう」との合図で、観客は「IDEAL CUT!!」の大歓声。そのまま疾走感あふれる前向きソング「Run to You」のステージへ。続いては「BEAUTIFUL」で、「レッツゴー」の掛け声とともに花道を移動し、観客に向かって手を振ったり、ハートを作ったりとコミュニケーションをとった。続いて、ダイヤモンドステージに現れたウジが「みなさん、この曲知っていますか?」と叫ぶと、両サイドのステージの上手にはエスクプス、下手にはホシが登場し、SEVENTEENリーダーズによる「CHANGE UP」へ。ウジのボーカルにエスクプスとホシが「Yeah! Yeah!」と合いの手を入れて、グルーヴ感満載のステージとなった。
ここからはユニットステージに突入。1番手はヒップホップチーム。メインステージに高くせりあがったバーノン。その下には赤いテーブルクロスが敷かれた長テーブルが置かれ、「最後の晩餐」のような世界観に包まれながら「言行一致」へ。彫刻が映し出されたスクリーンの前でシャウトするバーノン、ワイングラスを持ったミンギュは乾杯ポーズの後、テーブルに置かれたCDを乱暴に投げつけ、エスクプスはテーブルの上をズカズカと歩き、ウォヌはテーブルの上でポージングしながら自分のパートを演出した。2曲目はまだCD化されていない未発表曲。挑発的な歌詞のラップを叫びながら花道を移動し、観客をあおるようなジェスチャーを。エスクプスが「叫べー」とおたけび、4人が一列になってエンディングポーズを決めると、ワル感満載のステージに息をするのを忘れていた観客からは大きなため息が漏れた。
2番手は、ベージュとホワイトの衣装でボーカルチームが登場。メインステージにドギョム、ジョシュア、ウジ、サブステージ上手にジョンハン、下手にスングァンといった配置で、観客と目を合わせながらファルセットを効かせた甘い歌声で「20-Japanese ver.-」を。2曲目は「Pinwheel」。メンバーが左右に手を揺らすと、オレンジのCARAT棒も左右に揺れ、まるでキャンドルの光のように会場を照らす。いつの間にかダイヤモンドステージに集まった5人は外向きに円を描いて立ち、左右に揺れるキャンドルの光を愛しそうに見つめた。
最後はパフォーマンスチーム。4つのセリに横たわって現れたかと思うと、立ち上がるなり「遊びましょう〜」と軽やかなステップで「Swimming Fool」がスタート。カラフルな衣装で、まるで水中で遊んでいるかのように楽しそうな笑顔を浮かべる4人。サビでは「みなさん一緒に〜」の掛け声で、「ノエゲパジョッソ〜(君に堕ちて)」の大合唱。2曲目は「Hey! Hey!」と声を挙げながらダイヤモンドステージに移動しての「JAM JAM」へ。火柱が上がる中、情熱的なパフォーマンスと、ラストはひとりひとり順番のフリーダンスで盛り上がった。
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