新真空管NutubeでVOX伝統のサウンドを再現、本格派ミニ・スタック「VOX MINI SUPERBEETLE」

ポスト

新真空管Nutubeを搭載し、VOX伝統のACサウンドを再現したミニ・スタック「VOX MINI SUPERBEETLE」が登場。7月中旬に発売される。

1960年代にイギリスの多くのバンドに愛されたVOXアンプ。ビートルズもその例にもれずVOXアンプを愛用。特に100W出力の大型ヘッド・アンプAC100、12インチ・スピーカーを4発搭載した大型キャビネット、そしてクローム製スタンドを組み合わせたスタックのセットはUSAツアーに導入され、彼らの圧倒的パフォーマンスとともに、ステージ上で大きなインパクトを残した。今回登場の「VOX MINI SUPERBEETLE」は、USAツアーで使用されたセットのミニチュア版と言えるモデルだ。

クローム製フレーム・スタンドをはじめ、独特のレトロスタイルのルックスを踏襲しつつ、次世代真空管として脚光を浴びるNutubeによるVOX伝統のACサウンドに、トレモロ、リバーブも搭載。また、キャビネットもCelestion製スピーカーを搭載し、サウンドに関しても一切妥協はしていない。当時の栄光を知るギタリストはもちろん、気軽に演奏を楽しみたいホーム・ユースにも最適。本格的真空管サウンドで、スマートに、そしてカジュアルにギター演奏を楽しめるアンプとなっている。


▲アンプのトップパネル。コントロールはVOLUME、GAIN、TREBLE、BASSの、そして独自にフィーチャーしたREVERB、TREMOLOのノブを用意。

サウンドの要となるNutubeは、コルグとノリタケ伊勢電子により開発された新真空管。蛍光表示管技術を応用し、従来の真空管サウンドやレスポンスはそのままに、真空管の持つクリティカルな要素を排除したこのデバイスは、VOXをはじめさまざまな楽器メーカーでも採用され始めている。「VOX MINI SUPERBEETLE」もこのNutubeを搭載し、VOX伝統のAC30のキャラクターを忠実に再現。50年以上に渡り、ギタリストを虜にしてきたきらびやかなチャイミー・サウンドは健在だ。さらに、VOX伝統のトレモロ・エフェクトを新たに搭載。トレモロの振幅によってNutubeによる歪み具合が変わりサウンドも変化。スプリング・リバーブをシミュレートしたデジタル・リバーブも搭載し、サウンド・メイクの幅も格段に向上している。スピーカー・キャビネットの拡張など、単なる復刻ではなく、現在のニーズにもマッチする数々の仕様を盛り込んでいる。


▲背面にはSPEAKER OUTPUT端子×2、PHONE/LINE端子を用意。EQとインピーダンス切り替えスイッチも背面にある。

製品情報

<おもな仕様>
●アンプ・ヘッド部
コントロール:GAIN、TREBLE、BASS、REVERB、TREMOLO、VOLUME、EQ:FLAT/DEEP、ECO:ON/OFF、インピーダンス切替:4/8/16
入出力端子:INPUT 端子×1、SPEAKER OUTPUT 端子×2(6.3mm モノラル・フォーン・ジャック、不平衡)、PHONES/LINE 端子
×1(6.3mm ステレオ・フォーン・ジャック)
真空管:Nutube 6P1
パワー・アンプ出力:最大50W RMS@4Ω、25W RMS@8Ω、12.5W RMS@16Ω
●スピーカー・キャビネット部
スピーカー:1×10 インチ Celestion カスタムデザイン G10R
最大入力:50W RMS 8Ω
電源:AC アダプター(DC 19V)
消費電流:3.43A
外形寸法:323(W)×180(D)×596(H)mm
質量:8.7kg
付属品:ACアダプター、電源コード、スピーカー・ケーブル、クッション4枚

◆VOX MINI SUPERBEETLE
価格:46,000円(税別)
発売日:2018年7月中旬
この記事をポスト

この記事の関連情報