【インタビュー】CHIYU (ex.SuG)、ソロ初作品完成「すべて新しい発見ですね」

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元SuGのCHIYU(B)が4月25日、ソロデビュー作品となるミニアルバム『Seven Deadly Sins』をリリースする。2017年のSuG活動休止発表〜解散を機に、CHIYU名義でボーカル&ベースとしてソロプロジェクトを始動。音楽のみならずドラマや舞台など、活動の場を広げてきた彼による初音源の完成だ。

◆「無限の風」ミュージックビデオ

“7つの大罪”をテーマに掲げた『Seven Deadly Sins』には自身を含め7人のミュージシャンや作家が楽曲制作に参加した。“絆”でつながる全7曲が自身の新たなスタート地点を示すと同時に、そのサウンドは綿密に構築された音源を生身の状態でさらすライブの場を意識したものでもあるという。ミニアルバム、4月末から始まる東名阪ツアーについて話を訊いたオフィシャルインタビューをお届けしたい。

   ◆   ◆   ◆

■“今までとは違うな”
■と思ってもらいたい

──まず、どんな作品にしたいと思っていましたか?

CHIYU:ソロ活動をスタートし、まず最初に思ったのが“ライブを行うために曲が欲しい”ということでした。だから、フルアルバムか最低でもミニアルバムを出したいと思っていました。今までは楽曲制作をするときも、自分はベーシストとしてベースに集中できていましたが、今回は自分で舵取りをしていかないといけない。実はミニアルバムのタイトルである『Seven Deadly Sins』というキーワードが一番最初に出てきたんです。そのタイトルをロゴにしたときに“カッコいいな”と思って。グッズのイメージも沸いてきました。そういう流れがあったので、そこから“じゃあ曲も、7曲作ろう”と。

──自身を含め7人のミュージシャンや作家が楽曲制作で参加していますね。

CHIYU:今までの自分を見てきてくれた人、同期でがんばっているやつら、そして先輩たちに声がけさせてもらいました。実はどういう曲かわからない段階で曲順を決めていたんだけど、みんな思った通りの曲を書いてくれたんです。特に同期でもある玲夏や美月には「ライブで盛り上がるヤツ!!」という雑な依頼の仕方をしましたが、思った通りの曲だったのですごくやりやすかったです。制作は自分がすべて舵取りをしないといけないので、良い悪いのジャッジも自分でするしかない。本当に何が正解かわからないんですよ。だからこそ視野が狭くならないように意識し、たとえば歌詞を書く上で行き詰ったときや悩んだときは、その作曲者に見てもらって意見をもらったりもしました。最終的には自分が判断するとしても“ああ、そういう考え方があるのか!”と勉強にもなりましたね。

▲『Seven Deadly Sins』Type-A

──リード曲「無限の風」のみ、作詞作曲ともにyouth caseが担当していますね

CHIYU:本当は、歌詞はすべて自分で書きたいという思いもありましたが、“プロで作詞をしている人にキーワードだけ投げるとどういうものが出来上がるのか知りたい”という気持ちがありました。実は打ち合わせを通して、“出会い”や“怒り”などのすごく少ないキーワードを伝えていて、それ以上のところはお任せだったんです。出来上がった歌詞を読んだときに“案外難しい言葉は使わないんだな”という発見と、それでも直球すぎないメッセージはさすがだなと思いました。勉強になりましたね。そこから自分なりのメッセージと思いをさらに盛り込み、何度かやりとりをして今の形になりました。これは冗談ですが、youth caseチームは嵐などにも楽曲を提供しているので、この曲にひとつだけ文句があるとするなら“息継ぎをする場所がない!”ということですね(笑)。嵐はグループだからいいけれど、僕は一人なんで(笑)。レコーディングのときも実は苦労しました。ライブに向けて特訓もしないといけませんね。

──ライブというと、1stツアー<Are you ready for this?>が4月29日の大阪公演からスタートします。どういうライブをイメージしていますか?

CHIYU:2017年12月にも一人で<聖誕祭ライブ>はしていますが、やはりそこではカバー曲やセッションも多く、まだまだ“ソロアーティストとしてのCHIYU”の姿は見せられてなかったと思います。先ほどお話したとおり、シングルでのリリースではなく、アルバムにこだわったのは今回のライブでは本編すべてを自分のオリジナル楽曲にしたかったからなんですよ。ライブを通して“これがソロミュージシャンのCHIYUだ”というものを提示したいですね。『Seven Deadly Sins』も本当にいい作品になったと思うし、そこには多くの人に楽曲を提供してもらっているので、その人たちにも恥じないライブをしなければいけないというプレッシャーもあります。

▲『Seven Deadly Sins』Type-B

──まさに“CHIYUとしての再スタート”ということですね。テレビドラマ『御茶ノ水ロック』や同作品の舞台などミュージシャンだけではない活躍も増えていますが、それらが音楽活動に影響を与えていることもありますか?

CHIYU:今までと違うことをやっているので、やっぱりすべて新しい発見ですね。たとえば、舞台では台詞も動きも決まっているけれど毎回同じではなくて、役者同士の目線や空気感が全然違うんですよ。役者同士が信頼しあっているからこそのアドリブとか、空気感や世界観の作り方はやっぱり勉強になるし、取り入れていきたいなと思いますね。なので、ファンの人にも今回の東名阪ツアー<Are you ready for this?>に来てもらって見てもらって、“今までとは違うな”と思ってもらいたいです。

──今はツアーに向けての準備中というところでしょうか。

CHIYU:そうですね。これからスタジオに入って、実際にライブに向けての準備を始めていくところです。演奏してみて歌ってみて、どんどんイメージしながら調整していくんですが、それ以外に実は新曲も作らないといけないんですよ。本編はオリジナル楽曲で構成したいと思うと、まだあと少し足りない。具体的には1~2週間で2~3曲作りたい……。ライブでみんなと曲を育てていけるようなツアーにしたいと思っているので、楽しみにしていてください。



■1stミニアルバム『Seven Deadly Sins』

2018年4月25日(水)リリース
【Type-A (CD+DVD)】FAM-10002 ¥3,700 (tax out)
・DVD:Music Video + Music Videoメイキング
【Type-B (CD+DVD)】FAM-10003 ¥3,700 (tax out)
・DVD:Music Video Other Cut A + Music Video Other Cut B
【CHIYU FAN SITE限定超豪華盤】¥10,000 (tax out)
CD「Seven Deadly Sins」 + 5/13 FAN SITE限定イベントチケット + 限定Tシャツ
amagasaki-rockstar.com/contents/164136
▼CD収録内容 ※Type-A,B共通
1.GOD DIVA
Written by : Tom-H@ck(TaWaRa)
2.愛欲の華
Music:CHIYU, Tokiya Sugishita Lyric:CHIYU
3.AMArican Dream
Music:JUN (GOTCHAROCKA) Lyric:CHIYU
4.無限の風
Music & Lyric:youth case Arrangement:CHIYU
5.書生論
Music:Aiji (LM.C) Lyric:CHIYU
6.apathy house
Music:玲夏 (ダウト) Lyric:CHIYU
7.Regret
Music:美月 (Sadie / The THIRTEEN) Lyric:CHIYU

■東名阪ワンマンツアー<CHIYU 1ST TOUR Are you ready for this?>

4月29日(日) 大阪・アメリカ村DROP
4月30日(月/祝) 名古屋・ハートランド
5月06日(日) 東京・白金SELENE b2
チケット : ¥4,860 (税込 / D別)

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