元テンプテーションズのデニス・エドワーズ、死去
「Cloud Nine」、「Papa Was A Rollin' Stone」で知られるテンプテーションズのリード・シンガーだったデニス・エドワーズが2月1日、74歳で亡くなった。
◆デニス・エドワーズ画像
エドワーズの家族はCBS Newsに、彼がシカゴの病院で息を引き取ったと話したという。奥さんはその後、髄膜炎による合併症だったと『St. Louis Post-Dispatch』に話している。75歳の誕生日を翌日に控えてのことだった。
エドワーズは1968年、脱退したデヴィッド・ラフィンに代わりテンプテーションズに加入。グループはモータウン・サウンドやバラード系の音楽から離れ、ファンク色を強め、社会的なテーマを扱うアルバム『クラウド・ナイン(Cloud Nine)』を制作した。60年代終わりから70年代初めにかけ「Cloud Nine」「I Can't Get Next To You」「Just My Imagination (Running Away With Me)」「Papa Was A Rollin' Sone」などのヒットを生み、「Cloud Nine」、「Papa Was A Rollin' Stone」はグラミー賞を受賞した。
エドワーズは80年代に脱退したものの、グループへの多大な貢献が称えられ、1989年にメンバーの1人としてロックの殿堂入りした。
プライベートでは、70年代終わり、ポインター・シスターズのルース・ポインターと結婚し、結婚生活は短かったものの、娘Issaが誕生。彼女は現在、母と一緒にポインター・シスターズのメンバーとして活動している。
合掌。
Ako Suzuki