【インタビュー】エルヴェイティ「クレイジーなフォーク・メタルを目の当たりにする覚悟をしといてくれ」
今やスイスを代表するビッグ・バンドとなったエルヴェイティが、同胞のヒポクラスにアビンコヴァ、そしてオーストラリアからハイブリッド・ナイトメアーズを引き連れ2月に来日公演を行う。
2014年にはスイスで最も権威のある音楽賞であるスイス・ミュージック・アワードで「ベスト・ライブ・アクト」を受賞するなど、スイス屈指のライブ・バンドとして名を馳せてきた彼らだが、2016年にボーカルのアンナを初め、10年以上に渡ってバンドの礎を築いてきたドラムのメルリンとギターのイヴォというベテラン・メンバーが脱退している。2017年にボーカルのファビエンヌらを新たに迎え入れて再出発を果たし、彼らは同年にニュー・アルバム『イヴォケーション II ~ガリアの神々~』をリリースした。
来日公演を目前に控え、ギタリストのラファエル・ザルツマンがインタビューに応じ、メンバーチェンジにおける心境や日本への思い入れなどについて語ってくれた。
──前回来日公演を行った2014年からメンバーチェンジがありましたが、新しいメンバーについて教えて頂けますか?
ラファエル・ザルツマン:そうなんだよ。かなりメンバーが代わってしまったんだけど、現状にはかなり満足していてね。ドラムにアラン・アッケルマン、ギターにヨナス・ヴォルフ、ボーカルにファビエンヌ・エルニ、ハーディ・ガーディにミハリナ・マリシュを加えたんだ。彼らは素晴らしいミュージシャンだし、関係も良好だよ」
──2014年のジャパン・ツアーは5公演全てがソールドアウトとなりましたが、ヨーロッパ古来のカルトをメイン・テーマとしたエルヴェイティの音楽が日本のファンに受け入れられたことは、どのように受け止めていますか?
ラファエル・ザルツマン:かなり驚いたよ。もちろん俺たちは世界中でプレイできることを嬉しく思っているけど、日本で5公演をソールドアウトさせることができたのは本当に驚きだよ。
──日本滞在中に起きたハプニングなどはありましたか?
ラファエル・ザルツマン:特にはないな。俺たちは日本の文化や大都市にとても感銘を受けたんだ。メンバー全員が気に入ったよ。また日本へ行くのが待ち切れないね。
──ニュー・アルバム『イヴォケーション II ~ガリアの神々~』は引っさげてのライブですね。
ラファエル・ザルツマン:今回はスタジオでかなりの楽曲を書いたんだ。バンドとして取り組んで、結果にはとても満足しているよ。新しいメンバーとは始めて取り組んだわけだけど、かなり楽しくやれたからね。
──今秋はヨーロッパ・ツアーに乗り出しますが、メインのサポート・バンドは日本でも人気の高いアマランスです。彼らのことはよくご存知なのですか?
ラファエル・ザルツマン:実は知り合いというわけではないんだ。多くの場合は、マネージメントがいくつかの候補を提示してくれて、そこから俺たちが選んでいるんだ。とは言え、俺はツアーが素晴らしいものになるって確信してるよ。彼らは素晴らしいバンドだし、上手くフィットすると思う。
──今夏はヨーロッパで様々なフェスティバルに出演されていますが、オーディエンスからの反応はいかがですか?
ラファエル・ザルツマン:素晴らしいよ。今年の夏は素晴らしいフェスティバルに出演できたと思っている。オーディエンスにも俺たちの真新しいエネルギーを感じてもらえたはずだよ。新しいメンバーでプレイするのが楽しいんだ。
──最後に日本のメタル・ファンへ一言頂けますか?
ラファエル・ザルツマン:クレイジーなフォーク・メタルを目の当たりにする覚悟をしといてくれ!何年もみんなの所へ行くのを待ち侘びていたんだからな。
<ELUVEITIE JAPAN TOUR 2018>
2月15日(木)17:30 OPEN / 18:30 START 東京:DUO MUSIC EXCHANGE
2月16日(金)17:30 OPEN / 18:30 START 名古屋:CLUB 3STAR IMAIKE
2月17日(土)17:30 OPEN / 18:30 START 大阪:FANJ TWICE
ALL INFO & TICKETS: https://www.alive.mu/info/eluveitie2018
ELUVEITIE(from Switzerland)
HYPOCRAS(from Switzerland)
ABINCOVA(from Switzerland)
HYBRID NIGHTMARES(from Australia)