【インタビュー】SOLIDEMO、「一緒に未来へ向かおう！」

■“ひとりじゃないんだ”と思えるこの曲で、みなさんの背中を押すことができたらいいな

――こうして話を聴いているだけで、本当にみなさん仲良しだって伝わってきます。だからこそ、気持ちひとつにして歌えるのでしょうね。シングル「MIRAI」の歌力、ハーモニーも、心動かされました。

手島章斗：佐藤竹善さんが作ってくれた曲、藤田千章さんによる歌詞が、本当に素晴らしくて。2018年一発目にこういう素敵な曲を発表できるというのが、とてもうれしいかったです。

――夢を追う人、新たな一歩を踏み出そうとする人にとって、共感できるフレーズがいくつもあって。

手島章斗：僕や毅くん、シュネルさんは地方出身者なんですけど、Bメロの“「いつだって帰ってこいよ」”っていうフレーズなんかは、僕が上京するときに実際に仲間に言ってもらった言葉だったりするんですよ。

向山毅：うんうん、俺も。

手島章斗：そのまま自分のことが描かれているようでもあるから、自然に気持ちを重ねてレコーディングに臨むことができました。

シュネル：今回の曲は、これまでで一番、自分と重なるところが多い曲かもしれない。僕たち自身も夢に向かって頑張っているから、歌っていてもパワーをもらえるしね。聴いてくれる方も含めて、一緒に未来へ向かおうというメッセージも込めています。

向山毅：その上で、個人的にぴったり重なったのは、冒頭の“コーヒーを飲み干して　きょうも人ごみを行く”っていうところ。僕、毎朝大好きなブラックコーヒーを飲んで出発するから、僕のことだ！と思っちゃって（笑）。ほかにも、北九州から上京してきたときに見た東京の街並みや感じたことを思い出すフレーズがあるし、歌っていてグっとくる曲です。

――リリースの1月って、学生だったらだんだん進路が決まっていく時期。不安や期待が入り混じるときに、力をくれる曲です。

中山優貴：僕は千葉出身だから東京は近いんですけど、「MIRAI」の歌詞にやっぱりすごく共感するんですよ。言っていただいたように、学生だったら進学や就職、その後も転職や結婚…人生には何度も決断のときがあって、悩むこともあるわけで。そんなときに、“ひとりじゃないんだ”と思えるこの曲で、みなさんの背中を押すことができたらいいなと思います。


――ちなみに、先ほど向山毅さんが「毎朝大好きなブラックコーヒーを飲む」とおっしゃっていましたが、それぞれ毎朝欠かさないことはありますか？

手島章斗：プロテインを飲むことですね。努力して作り上げた筋肉を維持するために、欠かせません。

シュネル：徹底してるな！（笑）　僕はシャワー。朝から浴びると、シャキっと目が覚めます。

中山優貴：僕は…二度寝。

向山毅：優貴は、マジで二度寝多いね。遠征先でよく優貴と相部屋になることが多いんですけど、一度起きても、絶対また寝るんですよ。

中山優貴：だって、眠いからさ。

手島章斗：優貴は、寝落ちしちゃったりするし。睡魔に弱いよね。

シュネル：かわいいな。赤ちゃんじゃん（笑）。だからそんなに身長が高く育ったのか！

中山優貴：うん、かもしれない（笑）。

――納得です（笑）。いっぽう、「One for Friends」はライヴで披露していた曲で、ファンの方は音源化を心待ちにしていましたね。

手島章斗：そうなんです、「One for Friends」は＜SOLIDEMO 3rd TOUR 2017 ROUTE81＞で、アンコールラストに歌っていた曲で。

向山毅：これまでのライヴではバラード曲を最後にすることが多かったんですけど。

シュネル：僕たちにとっての大切な人＝Collars（カラーズ。SOLIDEMOファンの呼称）のみなさんと一緒に、楽しく終われたらなと思ってね。

――忙しい日々の中でも、みんなで楽しむ場所に行けば笑顔になれる…そう思える曲は、心を軽くしてくれたりもします。

中山優貴：そう感じてもらえたらうれしいです。SNSで使う「いいね」とか、今をとらえた歌詞もみなさんが共感しやすいと思うし、“写真に残せない　この瞬間（とき）を胸に刻もう”というフレーズとか、忘れかけていたことを思い出させてくれたりもするし。僕自身、大好きな曲です。


――ライヴに行ったことがない人も、絶対に行きたくなってしまう曲です。そして、4月30日には、舞浜アンフィシアターにてデビュー4周年ライヴが開催されるんですよね。

手島章斗：そうです。その4周年記念公演を成功させて、またツアーをまわりたいと思っています。

――楽しみです。それぞれとしては、2018年はどんな年にしたいと思っていますか？

中山優貴：1月から3月くらいまでは個人活動の期間としていて、僕は2月から舞台『おそ松さん』に出演するんですけど、全力でトド松を演じつつ、ひとりでも多くの方にSOLDEMOに興味を持っていただけたらいいなと。SOLDEMOは8人8様、いろいろな個性があって、絶対に誰かしらのことを好きになってもらえると思うので。そのきっかけを作れるように、頑張りたいです。

向山毅：僕はですね、1月中にポリープの手術をするのでしばらく歌えなくなってしまうんですけど、1日も早く治してこれまで以上の歌をみなさんに届けられるように、リハビリや発声練習、ボイストレーニングをしっかりしたいと思います。

手島章斗：自然治癒力高そうだし、大丈夫だよ！

向山毅：ありがとう、って言ったらいいのかな（笑）？　早く治して、4周年ライヴでは来てくれた方を絶対に幸せにします！


手島章斗：僕たち、メンバーの誰かが入院したら、いつもふざけた差し入れを持って行くんです。

中山優貴：慧一（佐脇）くんが肉離れで入院したときは、セロテープだっけ。

手島章斗：そうそう。「これでくっつけて」って（笑）。で、シュネルさんが鼻の手術したときは…。

シュネル：マヨネーズとオイスターソースな。病院食って味が薄いから。でも、2週間入院していて持ってきたのが退院する2日前でしたからね。遅いよ、もう薄い味になれたよ！っていう（笑）。

向山毅：僕にはどんなものを持ってきてくれるのか…ある意味楽しみにしています（笑）。

手島章斗：僕は、シュネルさんと一緒にSOLDEMOとして初めてのユニットライヴを2月にやらせてもらったりしつつ、新しいボイトレの先生について歌を磨くことはもちろん、理論なんかも含めてもっともっとアーティストとしての技を高めていきたいなと思っています。

シュネル：僕はですね、音楽面では去年から作曲の勉強をし始めまして、今年は30曲書くという目標を立てました。早くSOLIDEMOの曲を書けるように頑張りたいなと。そしてバラエティ面では、何度か出させていただいている『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』で、今年は優勝して、賞金100万円でメンバーをご飯に連れて行きたいです。

手島章斗：お、ハワイですか！？

向島：やった！

中山優貴：嬉しい！

シュネル：いやいや、ご飯って言ったでしょ（笑）！

手島章斗：じゃあ、ハワイでご飯行きましょ（笑）。

取材・文◎杉江優花




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