【4連続対談】9nine 村田寛奈×suzuyaka、ダンスが磨き上げてきた9nineのチカラ
▲写真左から:村田寛奈(9nine)、suzuyaka
パフォーマンスガールズユニットの9nineが、12月26日にワンマンライブ<Quattro Formaggi>(読み:クワトロフォルマッジ)をZepp Tokyoにて開催する。メンバー4人それぞれの個性を引き出すことを意識した2017年しめくくりの公演へ向け、本特集では各メンバーごとに異なる領域のスペシャリスト達を対談ゲストに迎えた。
“ひろろ”こと村田寛奈のゲストは、9nineの様々な楽曲の振り付けを担当しているsuzuyaka。メンバー最年少であるひろろの成長ぶりとともに、ダンスという視点から9nineの姿に迫っていく。
◆村田寛奈(9nine)、suzuyaka 写真
■(ひろろは)大人になりました。9nineのジャケ写を見て、「えーっ! 大人だ」と思ってビックリした。(suzuyaka)
──suzuyakaさんは9nineがリニューアルされた頃から、振付を手掛けられていて。
suzuyaka:ひろろには(テレビ番組の)『Go!Go!9nine』でダンスを教えたのが最初でした。
村田寛奈(以下、村田):うわっ、そっちか。
suzuyaka:そのあと、初めて振りをつけたのが「119」(※5thシングル「Cross Over」収録曲)。
村田:そうだ。私たちが入って1枚目? 高円寺かどこかのスタジオで振り入れをしましたっけ? 懐かしい。
suzuyaka:7年前、私が21歳のときだった。
村田:今の私ぐらいの年齢のときに会ったんだ。
suzuyaka:私は見た目が今と全然違っていて、髪の毛が真っ赤で(笑)
村田:そうでした! めっちゃ派手で「ギャルみたいな先生が来たぞ」という(笑)
suzuyaka:いまだにうっきー(佐武宇綺)には「ギャル」と言われるんだよね(笑)
村田:最近また振付をお願いするようになって、久しぶりに会ったら、落ち着いてました(笑)
suzuyaka:「あいつ、大人になったな」みたいな?(笑)
村田:「赤い髪じゃなくなってるぞ!」という。
suzuyaka: もう28なので。
──suzuyakaさんは当時の村田さんにどんな印象が?
suzuyaka:9nineのお仕事をさせていただいた頃は、私がまだそこまで芸能人慣れしてなかったから、こっちが緊張していたわけですよ。ドキドキしながらやっていた記憶が強いです。でも、ひろろは超ちっちゃかったよね?
村田:まだ中学生で145㎝とか?
suzuyaka:見た目は子どもなのに、踊りはパッションとやる気に満ち溢れていて、「この子、すごいな」と思ったのはよく覚えています。
村田:上京する前で、キャリーバッグをガラガラさせながら通っていた時代でした。
suzuyaka:そんなひろろがお酒を飲めるようになったのは感動しました。
村田:20歳になったんですよ。
suzuyaka:今年の元旦ライブのあとに飲んでいるのを見て、「うわっ! ひろろがお酒を飲めるの!?」って(笑)
──今も童顔ではありつつ。
suzuyaka:いやいや。顔もめちゃくちゃ大人になりました。
村田:えっ、ホントですか?
suzuyaka:なった、なった。9nineの何かのジャケ写を見て、「えーっ! 大人だ」と思ってビックリした。
村田:童顔と言われますけど、確かに中学生の頃から見てくださっている方には、一応、成長したように見えるかもしれません。
──suzuyakaさんは5歳でクラシックバレエを始めてから、いろいろな踊りを経験されたそうですが、ダンスで生きることを決めたのはいつ頃でした?
suzuyaka:進路を考えなきゃいけないタイミングは中学、高校とあって、中学まではずっとバレエとジャズをやっていたので、高校もダンス部が良さそうなところに入りました。親は厳しくて、ダンスはやらせてくれても、ダンサーになることは反対で、「大学には絶対行きなさい」と。でも、高校で私があまりに勉強しないでダンスばかりやっていたので、諦めてくれました(笑)
村田:ハハハハ。
suzuyaka:とりあえず「英語だけは学んでおくように」ということだったので英語の専門学校に入って、卒業まで2年の間にダンスで食べていけるようにならなかったら、就職するように言われました。なので、自分のなかでは18歳か19歳の頃にダンスをやっていくことを決めて、その2年は一生懸命でしたね。
──オーディションを受けたり?
suzuyaka:オーディションを受けたのは1回だけです。周りのお世話になった人たちにお仕事を振ってもらって、助けてもらいました。9nineのお仕事も、いつもお世話になっていた会社の方が「やってみない?」と言ってくれました。
──村田さんがダンスに目覚めたのは?
村田:私も小さい頃にバレエをやっていたんですけど、何かのクリスマスパーティーにお母さんに連れていかれたとき、ステージで自分と同級生くらいのちっちゃい子たちが踊っていたんですね。それを見て「これをやりたい」と言ったのがきっかけで、ダンスを習い始めたみたいです。あいまいな記憶ですけど、ダンスを見たことと「やりたい」と言ったのは覚えてます。
──それからグイグイ頭角を現して?
村田:普通に楽しかったです。自分が観たステージで踊っていた子たちと一緒にレッスンを受けて、「こういうふうになりたい」と小さいながら目標はしっかりありました。チームを組んだり、外のイベントや大会に出たり。最初からうまくは行かなかったけど、いろいろな経験をしました。
──いろいろな先生にも教わってきたかと思いますが、suzuyakaさんにダンスを教わったときは、今までにない体感もありました?
村田:めっちゃ個性的でした(笑)初めて振付を作ってもらったときは、すごく面白いなと。サイボーグみたいなダンスをしたのを覚えてます。
suzuyaka: 何それ(笑)?
村田:今まで習ってきたダンスとは全然違うジャンルというか。大阪にいたときから、いろいろなところでいろいろな先生に教えてもらったなかでも、「新しいな」という感じはしました。
──難易度は高めで?
村田:最初は難しかったですね。自分が中学生の頃で、振りを覚えるのに慣れてないところに、慣れてないジャンルのダンスだったから、全然できませんでした。
suzuyaka:でも、ひろろは振りを覚えるのが早かった。
村田:そうでした?
suzuyaka:みんな苦戦はしたでしょうけど、ひろろはスルッと覚えてくれた印象があって。それもセンスなんですよ。誰もがスッと振りを覚えられるわけじゃなくて、ひろろのことは昔から「すごいな」と思ってました。
村田:最近のほうが覚えるのが早くなりました。
suzuyaka:だんだん覚えるスピードが速くなってます。最近は時間が余るもんね(笑)
村田:ものによりますけど、1曲を1~2時間で覚えられるかな? 1時間はムリか。
suzuyaka:私の振りだったら、とりあえず1時間で覚えているかも。
村田:そんなに早いかな? 形を揃えるあたりは置いといて、とりあえず頭に入れるのに1時間?
suzuyaka:そのあとに細かいことをやって2時間くらい。
──suzuyakaさんが9nineの振付をするとき、曲に依らず意識することはありますか?
suzuyaka:ベースとしてかわいく見えることはすごく大事にしています。私に来るのはカッコイイ振りになる曲が多くて、たぶんいつもの9nineと雰囲気を変えたいときに振られると思うんです。でも、やっぱりみんなの根本にあるかわいさはチョロチョロ見えるようにして、かつカッコよく。うまく中間を取れたらいいなと考えてます。かわいい曲が来たら、ひたすらかわいく見える動きを探しますけど。
──村田さんはsuzuyakaさんが振りを付けた曲で、特にインパクトを感じたものというと?
村田:一番印象に残っているのは「少女トラベラー」です。
suzuyaka: おーっ!
村田:PVを駐車場みたいなところに撮りに行ったんですけど。
suzuyaka:茨城までね。
村田:振り入れからPV撮影まで、いつも期間がすごく短くて。あのときも楽屋でずっと踊って練習していた記憶があります。ニーハイブーツを履いていて、それがまた踊り辛い(笑)PVのためだけのダンスもあったり、覚えることが多かったんです。
suzuyaka: そういえば、バトルをするヴァージョンがあったよね。
村田:あった、あった!
suzuyaka:今はライブVer.を見慣れているけど、PVでは最後にバトルをしていて。
村田:1曲ツルッと撮ったのと別のヴァージョンがいっぱいあって、頭がいっぱいになりました。今はだんだん周りのメンバーを観て踊れるようになりましたけど、「少女トラベラー」の頃は自分のことで精一杯。自分の振りを覚えて正確に踊ることで必死でした。
◆インタビュー(2)へ
パフォーマンスガールズユニットの9nineが、12月26日にワンマンライブ<Quattro Formaggi>(読み:クワトロフォルマッジ)をZepp Tokyoにて開催する。メンバー4人それぞれの個性を引き出すことを意識した2017年しめくくりの公演へ向け、本特集では各メンバーごとに異なる領域のスペシャリスト達を対談ゲストに迎えた。
“ひろろ”こと村田寛奈のゲストは、9nineの様々な楽曲の振り付けを担当しているsuzuyaka。メンバー最年少であるひろろの成長ぶりとともに、ダンスという視点から9nineの姿に迫っていく。
◆村田寛奈(9nine)、suzuyaka 写真
■(ひろろは)大人になりました。9nineのジャケ写を見て、「えーっ! 大人だ」と思ってビックリした。(suzuyaka)
──suzuyakaさんは9nineがリニューアルされた頃から、振付を手掛けられていて。
suzuyaka:ひろろには(テレビ番組の)『Go!Go!9nine』でダンスを教えたのが最初でした。
村田寛奈(以下、村田):うわっ、そっちか。
suzuyaka:そのあと、初めて振りをつけたのが「119」(※5thシングル「Cross Over」収録曲)。
村田:そうだ。私たちが入って1枚目? 高円寺かどこかのスタジオで振り入れをしましたっけ? 懐かしい。
suzuyaka:7年前、私が21歳のときだった。
村田:今の私ぐらいの年齢のときに会ったんだ。
suzuyaka:私は見た目が今と全然違っていて、髪の毛が真っ赤で(笑)
村田:そうでした! めっちゃ派手で「ギャルみたいな先生が来たぞ」という(笑)
suzuyaka:いまだにうっきー(佐武宇綺)には「ギャル」と言われるんだよね(笑)
村田:最近また振付をお願いするようになって、久しぶりに会ったら、落ち着いてました(笑)
suzuyaka:「あいつ、大人になったな」みたいな?(笑)
村田:「赤い髪じゃなくなってるぞ!」という。
suzuyaka: もう28なので。
──suzuyakaさんは当時の村田さんにどんな印象が?
suzuyaka:9nineのお仕事をさせていただいた頃は、私がまだそこまで芸能人慣れしてなかったから、こっちが緊張していたわけですよ。ドキドキしながらやっていた記憶が強いです。でも、ひろろは超ちっちゃかったよね?
村田:まだ中学生で145㎝とか?
suzuyaka:見た目は子どもなのに、踊りはパッションとやる気に満ち溢れていて、「この子、すごいな」と思ったのはよく覚えています。
村田:上京する前で、キャリーバッグをガラガラさせながら通っていた時代でした。
suzuyaka:そんなひろろがお酒を飲めるようになったのは感動しました。
村田:20歳になったんですよ。
suzuyaka:今年の元旦ライブのあとに飲んでいるのを見て、「うわっ! ひろろがお酒を飲めるの!?」って(笑)
suzuyaka:いやいや。顔もめちゃくちゃ大人になりました。
村田:えっ、ホントですか?
suzuyaka:なった、なった。9nineの何かのジャケ写を見て、「えーっ! 大人だ」と思ってビックリした。
村田:童顔と言われますけど、確かに中学生の頃から見てくださっている方には、一応、成長したように見えるかもしれません。
──suzuyakaさんは5歳でクラシックバレエを始めてから、いろいろな踊りを経験されたそうですが、ダンスで生きることを決めたのはいつ頃でした?
suzuyaka:進路を考えなきゃいけないタイミングは中学、高校とあって、中学まではずっとバレエとジャズをやっていたので、高校もダンス部が良さそうなところに入りました。親は厳しくて、ダンスはやらせてくれても、ダンサーになることは反対で、「大学には絶対行きなさい」と。でも、高校で私があまりに勉強しないでダンスばかりやっていたので、諦めてくれました(笑)
村田:ハハハハ。
suzuyaka:とりあえず「英語だけは学んでおくように」ということだったので英語の専門学校に入って、卒業まで2年の間にダンスで食べていけるようにならなかったら、就職するように言われました。なので、自分のなかでは18歳か19歳の頃にダンスをやっていくことを決めて、その2年は一生懸命でしたね。
──オーディションを受けたり?
suzuyaka:オーディションを受けたのは1回だけです。周りのお世話になった人たちにお仕事を振ってもらって、助けてもらいました。9nineのお仕事も、いつもお世話になっていた会社の方が「やってみない?」と言ってくれました。
──村田さんがダンスに目覚めたのは?
村田:私も小さい頃にバレエをやっていたんですけど、何かのクリスマスパーティーにお母さんに連れていかれたとき、ステージで自分と同級生くらいのちっちゃい子たちが踊っていたんですね。それを見て「これをやりたい」と言ったのがきっかけで、ダンスを習い始めたみたいです。あいまいな記憶ですけど、ダンスを見たことと「やりたい」と言ったのは覚えてます。
──それからグイグイ頭角を現して?
村田:普通に楽しかったです。自分が観たステージで踊っていた子たちと一緒にレッスンを受けて、「こういうふうになりたい」と小さいながら目標はしっかりありました。チームを組んだり、外のイベントや大会に出たり。最初からうまくは行かなかったけど、いろいろな経験をしました。
──いろいろな先生にも教わってきたかと思いますが、suzuyakaさんにダンスを教わったときは、今までにない体感もありました?
村田:めっちゃ個性的でした(笑)初めて振付を作ってもらったときは、すごく面白いなと。サイボーグみたいなダンスをしたのを覚えてます。
suzuyaka: 何それ(笑)?
村田:今まで習ってきたダンスとは全然違うジャンルというか。大阪にいたときから、いろいろなところでいろいろな先生に教えてもらったなかでも、「新しいな」という感じはしました。
村田:最初は難しかったですね。自分が中学生の頃で、振りを覚えるのに慣れてないところに、慣れてないジャンルのダンスだったから、全然できませんでした。
suzuyaka:でも、ひろろは振りを覚えるのが早かった。
村田:そうでした?
suzuyaka:みんな苦戦はしたでしょうけど、ひろろはスルッと覚えてくれた印象があって。それもセンスなんですよ。誰もがスッと振りを覚えられるわけじゃなくて、ひろろのことは昔から「すごいな」と思ってました。
村田:最近のほうが覚えるのが早くなりました。
suzuyaka:だんだん覚えるスピードが速くなってます。最近は時間が余るもんね(笑)
村田:ものによりますけど、1曲を1~2時間で覚えられるかな? 1時間はムリか。
suzuyaka:私の振りだったら、とりあえず1時間で覚えているかも。
村田:そんなに早いかな? 形を揃えるあたりは置いといて、とりあえず頭に入れるのに1時間?
suzuyaka:そのあとに細かいことをやって2時間くらい。
──suzuyakaさんが9nineの振付をするとき、曲に依らず意識することはありますか?
suzuyaka:ベースとしてかわいく見えることはすごく大事にしています。私に来るのはカッコイイ振りになる曲が多くて、たぶんいつもの9nineと雰囲気を変えたいときに振られると思うんです。でも、やっぱりみんなの根本にあるかわいさはチョロチョロ見えるようにして、かつカッコよく。うまく中間を取れたらいいなと考えてます。かわいい曲が来たら、ひたすらかわいく見える動きを探しますけど。
──村田さんはsuzuyakaさんが振りを付けた曲で、特にインパクトを感じたものというと?
村田:一番印象に残っているのは「少女トラベラー」です。
suzuyaka: おーっ!
村田:PVを駐車場みたいなところに撮りに行ったんですけど。
suzuyaka:茨城までね。
村田:振り入れからPV撮影まで、いつも期間がすごく短くて。あのときも楽屋でずっと踊って練習していた記憶があります。ニーハイブーツを履いていて、それがまた踊り辛い(笑)PVのためだけのダンスもあったり、覚えることが多かったんです。
suzuyaka: そういえば、バトルをするヴァージョンがあったよね。
村田:あった、あった!
suzuyaka:今はライブVer.を見慣れているけど、PVでは最後にバトルをしていて。
村田:1曲ツルッと撮ったのと別のヴァージョンがいっぱいあって、頭がいっぱいになりました。今はだんだん周りのメンバーを観て踊れるようになりましたけど、「少女トラベラー」の頃は自分のことで精一杯。自分の振りを覚えて正確に踊ることで必死でした。
◆インタビュー(2)へ
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