笑顔を提供するプリンター「RICOH Ri 100」をチェックしてみた
コンサートやフェスの楽しみのひとつにアーティストグッズがあるが、なかでもTシャツやトートバッグなどは、押さえておきたいゲットマストなアイテムのひとつ。夏フェスの季節にもTシャツは音楽ファンに欠かせない武装アイテムだったりする。
そんな中2016年、2017年の<JOIN ALIVE>でBARKSと一緒にフェスを盛り上げたリコーが、Tシャツなどの服飾品生地に直接印刷できるというプリンターを完成させた。簡単にオリジナルTシャツを作ることができるとなれば、これを見逃す手はない…ということで、どんなプリントが可能なのか、チェックしてみた。
今回発表されたプリンター「RICOH Ri 100」は、これまで数百万円もしたという業務用プリンターを、小型化/低価格化/簡単操作を実現させたリコーの自信作で、オリジナルTシャツやトートバッグなどを数分で簡単に作成することができるというもの。店頭やイベント会場などの小さなスペースでも、これさえあれば、専用のオペレーターなしでオリジナルグッズができてしまう。
段取りは実にシンプル/簡単で、スマートフォンで撮影した写真をPCにメールで送信するだけだ。プリンターに接続されたPCから写真を取り込み、そこでレイアウトやデザインを決めたらボタンを押すだけ。今回はミニトートに印刷をしてみたが、出来上がりはご覧の通り。花の写真も色鮮やかにプリントされ、出来上がりは一般的な商品と全く遜色なし。洗濯による色落ちも一般的なTシャツと変わらないという。
今回はミニトートに印刷したので、専用のカセットに無地のミニトートをセットしたが、ここにTシャツを入れればオリジナルTシャツがあっという間に出来上がる。ハンカチやスカーフ、靴下、テーブルクロスなど、「綿・コットン 50%以上」であれば印刷が可能だ。このプリンター、個人で手にするのもいいけれど、フェスやライブ、イベント会場でオフィシャル素材をその場でセレクト→印刷ができれば、オリジナリティあふれる貴重なグッズがその場で手に入るわけで、夢が広がる新たなアイテムの登場とも言えそうだ。
なお、リコーは「自分だけの一点ものの喜びをみなさんに紹介したい」「この機械から生み出される“笑顔”を伝えたい」と語り、「工場で作られたオリジナル商品より、目の前でできあがることに意味がある」と語気を荒らげる。「創る喜び」「魅せる喜び」「つながる喜び」「想いをまとう喜び」の4つの喜びをコンセプトとして掲げるリコーにとって、「RICOH Ri 100」は、人と人とのリアルなコミュニケーションを加速される笑顔の提供ツールとも言えそうだ。
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