【インタビュー】超特急、脳みそも体もフル回転で臨んだ初の日本武道館ライブ
■メドレーは30分もあったのでメンバーみんな悪戦苦闘でした
■脳みそも体も使いますしなおかつ早着替えもしたりして
■一歩間違えたら大きなミスに繋がるところだったので集中しました
――11月15日にリリースになるBlu-ray『Bullet Train 5th Anniversary Tour 2017 Super Trans NIPPON Express』には、その武道館のライブ映像が収録されているわけですけど、他のみんなは武道館ライブ、どうでしたか?
ユーキ:超有名な方々がライブをやっている場所だし、簡単には踏めないステージですよね。武道館ライブを夢にしている人もいるくらいの場所だから、そこでライブができたこともすごく光栄だし、名誉なことだと思いました。誰でも出来るわけじゃないから、それに対しての嬉しさもあり、成功させたい思いもありましたね。僕的には、超特急はもう武道館は通らないのかなと思っていたんですよ。同期のアーティストはもう通ってるのに、僕らは別の会場でライブをやっていたので。だから、決まった時はすごく嬉しかったですし、武道館を通ってるだけで、その後のやり方も違ってくると思うんですよね。だから、すごくプライドを持って挑みましたし、気合も入りましたね。
カイ:正直、僕は、ツアーのちょうど中間くらいだったので、後半に向けて、いいスタートを切れたらいいなという感じでした。仕切り直しというか。「武道館だ!すごいな!」という気負った感じはそんなになかったです。
▲『Bullet Train 5th Anniversary Tour 2017 Super Trans NIPPON Express』初回生産完全限定盤
▲『Bullet Train 5th Anniversary Tour 2017 Super Trans NIPPON Express』通常盤
――やったあとは?
カイ:楽しい会場でしたね。
――MCでも、「通過点」という言葉が度々出てきてたけど、まさにそんな感じだね。
リョウガ:確かに通過点ってたくさん言いましたね。でも、ただの通過点にはしたくなかったし、するべき場所ではないなと思っていました。特別な一日という思いも込めて、タイトルにも「Super」って入っていますから。日本武道館を通過点として意味を持たせるようなライブにしたかったんです。逆に、これを通過点にしたことによって、もっともっと先に進んで行く、そういう勢いを見せることができたんじゃないかと思います。
――メドレーも、ツアーとは違うスーパーなものでしたね。
リョウガ:そうですね。30分もあったので、メンバーみんな悪戦苦闘でした。脳みそも体も使いますし、メンバーが入れ替わって、なおかつ早着替えもしたりして。実はステージの下が迷路みたいになってて、花道の下を姿勢を低くして走ったり、暗くて狭いところで着替えたり、一歩間違えたら大きなミスに繋がるところだったので、集中して練習も頑張ってやったんですよ。
――あのメドレーは、映像を観ていても見どころだなと感じた部分です。メンバーからもアイデアを出したんですよね?
ユーキ:メドレー自体、やりたかったことなんです。演出家の方と一緒に何がやりたいか話し合ったんですけど、メドレーは個人的にすごくやりたかったので、そういう話をしたら、「いいじゃん」って、すごい前向きな感じで。実は超特急、この5年間の中でもメドレーってやったことがなかったんですよ。フルで繋がっている、ちゃんとしたメドレーというのを。だから、そういう新しいチャレンジをしてみたいなと思って。でも、その時は、まさか30分のものになるなんて思ってもなかったんですけどね(笑)。でも、ノンストップでやっただけあって、自信もついたし、面白いなって。
▲ユーキ
▲ユースケ
▲タカシ
――やり甲斐がありましたね。
ユーキ:はい。いつもはセンターで自分が踊っている曲なのに、自分がセンターじゃなかったり、いつもと違うパフォーマンスになっていたのも新鮮でした。自分のセンター曲で着替えてたり、準備してるなんて、普段は絶対にないことなので。
カイ:実はメドレーとは言いつつ、6曲目の「DJ Dominator」から続いてるので、結局、40分くらいノンストップなんですよ。それくらい長いので。このメドレーを終えたら、ライブはもう後半戦で佳境なんですよね。ここを終えた時の達成感は大きかったです。
――ステージで見えてなくても、着替えてたり、移動してたり、実は休んでる暇が全然ないから、すごい体力だよね。シミュレーションもたくさんしたんでしょうね。何度もBlu-rayを見ると、裏側が感じられるなぁと思いました。
リョウガ:そうですね。複数回観てもらうと、確かにそういう想像ができるようになるかも。下手(しもて)にはけた後、センターステージから出てきたりした時は、「今、下を通って来たんだな」って。そういう想像をしながら見てもらえると、違った楽しみ方ができるんじゃないかと。
カイ:実は、「LIBIDO」の前は、僕、めっちゃ走ってますからね(笑)。
――気付いたら、客席の中のトロッコの上に乗っているもんね。
カイ:はい。あの時は、大道具さんはもうひと仕事を終えて、片付けを前に休んでいる中を僕は「すみません!」って、ダッシュしていくんですよ(笑)。
――じゃあ、「LIBIDO」前は、カイくんが「すみません」って言いながら走っているのを感じながら観ると臨場感もより湧きますね。ほかに何か見どころを教えてくれますか?
カイ:さっき、ユーキも言ったけど、センターで踊っている人がいない曲があるので、そこは見どころですよね。いつもとは違うメンバーがメインで踊ってたりするので、他のメンバーを推してる人にも、その曲がより好きになってもらえるんじゃないかと思うんですよ。だから、普段、すごく思い入れがある曲以外の曲も好きになってもらえたり。メドレーでは、そういう、普段見えなかった魅力に気づいてもらえたら嬉しいなと思います。
ユーキ:僕たちのライヴにかける思いがギュッとまとまっていると思うので、そういうところまで見ていただきたいですね。映像も含め、かなり面白い感じになっていますし、ライブ中の僕らの感情っていうものがすごくわかる感じがするんですよ。特に本編最後の「gr8est journey」は、メンバーそれぞれがその時に感じていることが表情に出ていると思うので、そういうのを読み取ってもらえたら。そういうのって映像じゃないとわからないと思うので。観ていて、感情で伝わってくることってなかなかないですからね。メドレーはノンストップなので、観ている方も息つく暇もないと思うんですよ。手に汗握って興奮するような感じなので。アンコールでやっと、息が抜ける(笑)。それまでは見どころ満載な内容になっていると思います。
コーイチ:映像ならではの遊び方としては、ノンストップメドレーでは一時停止して、カッコいいみんなをブチャイクにしてスクショしたりとか(笑)。逆に、カッコいい、自分だけのポイントを見つけて、そこを写真に撮ってSNSのアイコンにしたりね。自分だけのポイントが見つけられると思います。これも映像作品ならでは。
カイ:推しじゃないメンバーの良いところも見つけられるよね。普段、ライブに来た時って、推しのメンバーばかりを観ると思うんだけど、映像だと強制的にメンバーが変わるから、「こんなカッコいいところがあったんだ!」「こんな表現してたんだ」って、わかると思う。それも映像作品の良いところですよね。
――特典映像を見ると、タクヤくんが高所恐怖症で、実はオープニングでは顔がこわばってたというのがわかります。だから、特典映像を見た後に本編をまた見ると、見方が変わって面白かったですよ。
タクヤ:あれ、7メートルくらいあって、すごく高いんですよ。しかも、結構揺れる。
カイ:真ん中くらいでポキっと折れるんじゃないかって(笑)。
タクヤ:あの演出は武道館だけなんですよ。しかも、超特急初の演出。スター気分でした(笑)。
リョウガ:特典映像の中に、みんなでビジュアルポイの練習をしているところも収録していますけど、苦戦しまくったんですよ。本番だとハプニングも無しにやってますけど、実はすごく難しいというのがわかってもらえると思います。
――ステージでは軽々やっているように見えるけど、見えないところで努力した結果ですよね。あれは不思議な道具ですね。
カイ:全部コンピュータでプログラミングして制御されているんですよ。
――ハイテクなんですね。
ユーキ:見ていると簡単そうなんですけど、実際にやってみるとそう上手くはいかなくて、逆に面白かったですけどね。
カイ:あれはツアーでもやってるんですけど、回っている時に出る柄は武道館ならではの柄になってるんですよ。苦労の賜物なので、特典映像もぜひ見て欲しいですね。
――ロッピーHMV限定版ではライブCDがついているというのも面白い試みですね。
コーイチ:はい。初めての試みですね。
――映像を見ながらは歩けないけど、CDだと歩きながらもライブが感じられて良いですね。歌に集中出来る。
タカシ:すごく嬉しいことです。ライブ音源をみんなに聴いてもらえるから。通勤、通学中にも聴いてもらえるので。
――アレンジもライブアレンジですからね。「バッタマン」のアレンジはシングルの時とはだいぶ違いますから。
タカシ:はい。全然違います。僕自身も不思議な気持ちになるんですよ。今までライブ音源をCD化してもらうのが初めてなので。
――年末年始にまたツアーがありますね。特別な通過点を経てのライブですから、さらに特別?
ユーキ:はい、そうなりますね。年末って、僕たちは集大成っていうイメージがあるんですけど、今回は年始もあるんですよね。
カイ:そう。だから、あまり締めくくれない(笑)。
ユーキ:この後、準備でドタバタな日々になりそうですけど、楽しみだし、嬉しいです。これから徐々に形にしていこうと思います。
――ライブで2017年が終わって、ライブで新しい年が始まる感じですね。2018年はどんな年に?
ユースケ:来年は音楽番組(Mステ)に出たいです! フェスも出たいですけど、音楽番組に出て、もっと超特急のことをお茶の間にも広げていけるような年にしたいと思うんです。個人活動もそれぞれしていますけど、まず、広めたいのは超特急というグループ名なんです。5年やって、まだまだだなって思うので、もっとたくさんの人に超特急っていうグループ名を知ってもらいたいんです。
一同:うんうん。
ユースケ:メインダンサー&バックボーカルグループって、僕たちしかいないんですよ。だから、僕たちにしか出来ないことがまだまだたくさんあると思うんです。2018年は、大阪城ホールのライブからスタートして、そこからどんどんいろんな人に知ってもらって、飛躍の年にしたいと思います。
取材・文●大橋美貴子
リリース情報
2017年11月15日(水)発売
発売日:2017年11月15日(水)
発売元:SDR
【収録内容】
本編:2時間18分 日本武道館(2017年6月14日)
特典映像:36分 Documentary of Trans NIPPON Express with Ryoga(リーダー・リョウガのナレーションによるツアードキュメント)
※通常盤(ZXRB-3028)には特典映像は収録されません
【収録楽曲】※3形態共通
Overture~Opening
One/O Signal
No.1
Believe×Believe
超えてアバンチュール
Superstar
DJ Dominator
One Life
-5th Anniversary Super Medley-
Pretty Girl
What’s going on?
Seventh Heaven
Shake body
panipani
refrain
Turn Up
ライオンライフ
Star Gear
We Can Do It!
LIBIDO
COMP!!COMP!!COMP!!
STYLE
Beasty Spider
Billion Beats
Drive on week
Bloody Night
Beautiful Chaser
Yell
EBiDAY EBiNAI
Secret Express
走れ!!!!超特急
超ネバギバDANCE
Peace of LOVE
バッタマン
fanfare
Kiss Me Baby
Burn!
Clap Our Hands!
gr8est journey
-ENCORE-
Summer love
PAPAPAPA JUMPERS
HOPE STEP JUMP
★初回生産完全限定盤
価格:税込\8,888(税抜\8,230)
品番:ZXRB-3025-26
仕様:Blu-rayディスク(2枚) / 三方背ケース / デジパック / 40Pブックレット
<Blu-ray Disc-1収録内容>
ライブ本編+特典映像:Documentary of Trans NIPPON Express with Ryoga
<Blu-ray Disc-2収録内容> 収録時間:16分
『Trans NIPPON Express Live Visual Selection』
・Kiss Me Baby
・Opening Visual
・Opening Visual ~ One/O Signal(Intro) Super ver.
・fanfare (Tour Final Special edit)
・Burn! 超全力サビver.(コーイチ・カイ・リョウガ・タクヤ・ユーキ・ユースケ・タカシ)
★Loppi・HMV限定盤
価格:税込\8,888(税抜\8,230)
品番:ZXRB-3027
仕様:Blu-rayディスク(1枚) / CD(2枚組) / 三方背ケース / デジパック / 40Pブックレット(ブックレットの内容は初回生産完全限定盤と共通)
<Blu-ray Disc-1収録内容> ※初回生産完全限定盤(ZXRB-3025-26)と共通
ライブ本編+特典映像:Documentary of Trans NIPPON Express with Ryoga
<CD Disc-1・Disc-2収録内容>
ライブ本編 ※MCは収録されません
★通常盤
価格:税込\4,800(税抜\4,444)
品番:ZXRB-3028
仕様:Blu-rayディスク(1枚) / 通常Blu-ray用トールケース
<Blu-ray収録内容>
ライブ本編
※特典映像Documentary of Trans NIPPON Express with Ryogaは収録されません
ライブ・イベント情報
12月24日(日)千葉・幕張メッセイベントホール
12月25日(月)千葉・幕張メッセイベントホール
12月27日(水)神奈川・横浜アリーナ
12月30日(土)愛知・日本ガイシホール
1月6日(土)大阪・大阪城ホール
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