【インタビュー】クレイジーケンバンドが結成20年!CKBのこれまでと、いま、そしてこれから。

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今年2017年にバンド結成20周年イヤーを迎え、何かと世間をザワつかせているクレイジーケンバンド(以下、CKB)。R&Bやソウル、ファンク、ジャズ、ボサノヴァ、歌謡曲など、様々なジャンルを縦横無尽に掛け巡る全方向型サウンドで、音楽ファンの心をネットリと鷲掴みにして離さない。そんな彼らが9月2日に地元横浜にて開催したスペシャルライブ<20TH ATTACK! CKB[攻]>の模様がWOWOWにて独占放送される。

◆横山剣(クレイジーケンバンド)画像

横浜赤レンガパーク 野外特設ステージで行なわれた<20TH ATTACK! CKB[攻]>は多くのスペシャルゲストも参加して、CKBのディープな魅力を存分に味わえる、まさに「イイネ!」ひと言の超スペシャルなライブとなった。

今回は、本バンドを率いるセクシーヴォイスの持ち主、横山剣に、20周年ライブを終えての感想と、今までの20年、そしてこれからのCKBについてお話を伺ってみた。

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■ライブハウス方面ではパッとしなかったのが、クラブフィールドから名前が広まっていった

──バンド結成20周年記念ライブを振り返ってみて、今のお気持ちは?

横山剣:ライブ当日の朝までは天気が気になって精神的にも憂鬱だったんですけれどね、とりあえず、最初の登場でバイクでエンストせずにステージに駆け上がれた事で、急に気持ちが楽になって最後まで一気にいけたという感じでした。地元横浜での開催ですし、いつもだとユルくなり過ぎるか、気負い過ぎるかのどちらかなんですけれど、今回は力の配分が上手くいったかなと。船の汽笛は鳴るし、潮風は吹くし、赤レンガがあってベイブリッジも見える……否が応にも"ヨコハマ感"みたいな"磁場"をジワジワ感じながらやれましたし、天候も含め、ラッキーが重なったので、とにかくホッとしています。

──今回のセットリストはどのように組み立てたのでしょうか?

横山剣:いつも一緒なのですが、最初は脳内で、この曲の次にこの音が来たら気持ちいい!とか、何をやるかというより、次に何が鳴るかで曲順の流れを決めています。"ミックステープ"を作る時のような感覚ですね。


──"ミックステープ"という言葉も出てきましたが、剣さんはクラブカルチャーとも繋がりが深いですよね。

横山剣:CKB前、クレイジーケン名義で作ったアナログレコードを、小西康陽さん、コモエスタ八重樫さん、須永辰緒さん、池田正典(Mansfield)さんをはじめとする、DJの方々にスピンしていただいたお陰で、ライブハウス方面ではパッとしなかったのが、クラブフィールドから名前が広まっていったんです。今回のゲスト陣もクラブシーン繋がりの方が多かったですし、とくにライムスターは、「肉体関係」という曲を"逆フィーチャリング"という形でラップを乗せてやってくださり、お陰さまでヒットチャートの上位にも入れましたから。

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