【インタビュー】PENICILLIN、結成25周年第2弾「根源から脈々と続く今と未来を考えて」

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■“果汁1%の炭酸飲料”とかあるでしょ?
■意味ある?と思うんだけど、あるんです(笑)

──それは続いてきた秘訣かもしれないですね。

千聖:あと野球の話をしないとかね。

──えっ? 野球の話はNGなんですか?

千聖:例え話ですけど、俺とHAKUEIがヤクルトが好きだとしてJIROさんが全然興味なかったら、2人で盛り上がり過ぎちゃうと「野球知らないからな〜」ってなっちゃうかもしれない(笑)。だから、そこはあまり掘り下げず。でも、「映画『ウォーキング・デッド』を見た!」って話題が出ると3人とも「いいね!」ってなったり。そのへんの感覚は意外と似てるのかもしれない。

HAKUEI:あと誰かがふざけ始めると3人で独特の悪ノリになりがちだったり。ヘアメイクさんも“うるさい”と思ったりしてるんだろうなって(笑)。

──ははは(笑)。それ、今の話ですか?

HAKUEI:たまにそういうスイッチが入るんですよ。

千聖:確かに他の現場だとそうはならないからね。

HAKUEI:10代から知ってるから感覚が変わってないんでしょうね(笑)。

──面白がるポイントが同じなのかも。

O-JIRO:同じことばっかり言ってたりね(笑)。

HAKUEI:似てないモノマネずっとしてたり(笑)。

千聖:いや、似てると思うよ(笑)。

HAKUEI:「長嶋茂雄です」みたいなモノマネとか。

O-JIRO:4時間ぐらいやってますね(笑)。

千聖:でも、JIROさんは……ヘタだね(笑)。

O-JIRO:ははは(笑)。それはしょうがない。

HAKUEI:みんなでアドバイスするんですよ、「ちょっと力入り過ぎ」とか(笑)。

▲千聖(G)

──そういう変わらない関係性がいいんでしょうね。アップダウンが激しくないっていうのも、特にヴォーカリストは珍しい気がします。

HAKUEI:そうなんですかね。多少はあるけど。

O-JIRO:ダウンしてる時にめちゃくちゃ話しかけてくるのはこの人(千聖)だけですよ。

千聖:(笑)!

──さっきと話が違う(笑)!

O-JIRO:でも、気を遣ってくれてるんだろうなと思えるんですよ。よけいにくだらないこととか言ってきて(笑)。

HAKUEI:JIROさん、たまにムカついてるの伝わるけどね(笑)。

O-JIRO:ウチは伝わってて、話しかけてくる人とこない人がいるんですよ。

千聖:ここは敢えて悪いベクトルを真逆に変えて、楽しくなったらいいんじゃないかなぁと思ってね。HAKUEIには、あまり言わないですけどね(笑)。

HAKUEI:でも、面白いこと言ってくると意外とちゃんと拾うのは俺だと思います(笑)。

千聖:楽屋とかだとギャグを言った時に拾うのはHAKUEIですね。JIROさんはHAKUEIくんがいると急に怠け始めるんですよ(笑)。

O-JIRO:アウェイな現場ではしっかり拾ってますよ(笑)。

千聖:たまに「JIROくん、元気ないのかな?」って思うと元気出させてあげなきゃと。

HAKUEI:撮影の時、照明がぶっ壊れたことがあったんですよ。そしたら(千聖が)「僕の性格の明るさでカバーするから大丈夫」って(笑)。

千聖:「幻想カタルシス」という曲のミュージックビデオの撮影で、「はい! スタート!」って声がかかった時に照明がカターンと倒れたんですよ。「倒れてますよ〜」って指摘するだけだと味気ないから、「僕の明るさでカバーできればいいんですけどね」って言ったらJIROさんは全く動かなかったんですけど、HAKUEIくんだけ肩がちょっと揺れてたから「面白がってるな」って(笑)。

HAKUEI:ちょうど疲れてた時だったから助かりましたね。1年に2回ぐらいハマることがあるんです(笑)。

O-JIRO:数打ってかないとね(笑)。

HAKUEI:たまに“果汁1%の炭酸飲料”とかあるでしょ? “この1%に意味あるのかな?”と思うんだけど、あるんですよ(笑)。

千聖:俺は果汁1%(笑)? でも、もし僕がいなくなったら2人とも本当に寂しいと思いますよ。

──照明がなくなってしまいますから(笑)。

HAKUEI:もうずーっと夕暮れみたいな感じですよ(笑)。……作品の話、全くしてないですね(笑)。

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