【連載特別編】フルカワユタカと渡邊忍 [ASPARAGUS] はこう語った -net radio vol.4-

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フルカワユタカ連載コラム『フルカワユタカはこう語った』の特別編“net radio ver.”第四弾が、ゲストにASPARAGUSの渡邊忍を迎えて実施された。これは7月28日(金)に新宿LOFTで開催される2マン企画<フルカワユタカ presents「Play With」~with Melancholy A~>の前哨戦となるものだ。

◆『フルカワユタカと渡邊忍 [ASPARAGUS] はこう語った -net radio-』 動画

「なんで誘ってくれたの?(渡邊)」「それはASPARAGUSが好きで、忍さんが好きで(フルカワ)」「ウソつけよ〜(渡邊)」というトーンの軽快な先輩後輩トークは、適度な毒舌と過度の下ネタを交えて全編がユーモアだらけ。後半の“一瀬、フルカワにTHE殺意”話が腹筋崩壊へ導くこと間違いなし。もちろん、9月27日にリリースされることが発表となったアルバム『ASPARAGUS』の制作過程やエンジニア論などのコアトークは、2人の音楽家としての経験と実績を感じさせて深い。

第一弾に原(the band apart)、第二弾に須藤寿(髭)、第三弾にBentham feat.TGMX、そして渡邊忍を迎えて行われた今回の連載特別編も1時間オーバーの濃厚なトークセッションとなった。まずはその前に、フルカワ自身が記した以下のイントロダクション的コラムからご覧いただきたい(BARKS)。


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「これってフルカワ的には大丈夫なの? オレは全然大丈夫だけど」──渡邊忍
「僕は全然大丈夫ですよ! てゆうか逆にヤバい所があったりしますか? 僕そういうの分からないんです。だから敵が多いのかもしれませんが……」──フルカワユタカ
「なるほど!! 損なオトコだな! フルカワのためのカットだとしたら、ほとんど全部じゃん!(笑)」──渡邊忍
「じゃあ、大丈夫です!」──フルカワユタカ
「いいね!(笑)」──渡邊忍

最近、このコラムに限らず、振り返るような文章を書いたり、振り返る様な話をしたりすることが多くて、なんでだろうなんて考えていた。僕は去年、とても近くにいたのに色々あって接点を持たなかった後輩バンドでギターのサポートをした。そして今年、とても近い所にいたのに色々あって接点を持てなかった先輩の横でサポートギターを弾いている。その後輩バンドのおかげで“鼻つまみ者だった僕”の事務所での誤解は解けつつあるし、その先輩のおかげで“鼻つまみ者だった僕”の同世代ミュージシャン間での評判は変わりつつある。インディーズを飛び出したことでポッカリと空いた穴。飛び出した先のメジャーで掘った深い深い穴ぐら。その穴を一生懸命埋めてるのだろうか。最近の僕は確かに昔話が多い。

で、(僕はさほどそうは感じてないのだが)その昔話があまりにも無防備だったもんで、忍さんが心配して上の様なメールを送ってくれたのだろう。「こんなにさらけ出さないで、もっちょっと格好つけた方が良いんじゃない!?」と(笑)。

以前にもここで書いたが、僕はある後輩の結婚式で酔ってもめ事を起こし、忍さんに場を収めてもらえなければバンアパ荒井に撲殺されるところだった(ちなみに、荒井君と直接もめたわけではありません。見かねた荒井君が同期として僕を叱ってくれていただけです)。このnet radio内で忍さんが言っている「深煎りご免の豆みたいな存在だった」というのは多分その頃の事だろう。と、ここでみんなはいわゆる“とんがっていた頃の僕”を想像してるかもだけど、恐ろしいことにこれはドーパン解散後のお話。バンドが終わったからって、ソロツアーで打ちのめされたからって、人はそんな都合良く変わりゃあしない。その頃はむしろ荒れていたくらいだ。正直みんなに丸くなった言われる今だって僕は全然卑屈だし、女々しいし、やっぱり人嫌いで、あんまり無理して社交的に振る舞うと、翌日泥の様に一日中眠ったりしてしまう。だけど、それでも楽しい。人と何か作ることが、人に必要とされることが、ごくごく自然に楽しい。なんなら卑屈で女々しい自分が嫌いではなくなったし、人疲れした翌日も少し心地よい。こうなったきっかけは様々あったのだろうけど、とにもかくにも人は案外都合良く変われる生き物なのかもしれない。

冒頭&エンディングのジングル。作詞・原案:渡邊忍、作曲:フルカワユタカでタイトルは「ヴァ・ジャイナ!!」。初の共作がこんなことになっちゃたけど、個人的には僕と忍さんらしい1ページ目でなんだかいい感じ。それにしても、本当におふざけが過ぎるね。もうずっと、収録外でもずっとあの調子で。でも、あんなメランコリックでオリジナリティー溢れる楽曲をつくるし、あのギターであの歌で、最近はセルフミックスまで始めるなんて本当に探求者だし、別に深入りしたくない程度の後輩の粗相もちゃんと面倒見てくれるし、やっぱりそういう所が、そういうマジなところが、あれだけふざけてるからこそ、たまに見せられちゃうとね、グッと来るよね。それから、一瀬さん。僕一瀬さんのドラム凄く好きです。そして、ナオウさん。もちろん疑ってはいませんが僕のこと嫌いじゃないですよね。僕、今ちょっぴりオープンマインドで。絶対楽しいイベントになりますから、7月28日 新宿ロフト、何卒よろしくお願いします。

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■2マン企画<フルカワユタカ presents「Play With」~with Melancholy A~>

7月28日(金)新宿LOFT
w/ ASPARAGUS
OPEN 18:30 / START 19:00
▼チケット
一般発売:2017年6月10日(土)
前売り¥3,990(税込、D別)オールスタンディング
(問)DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~19:00)

■6thフルアルバム『ASPARAGUS』

2017年9月27日(水)発売
3P3B-81 2,800円+税
全12曲収録予定

■LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS+

8月12日(土) <ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017> 茨城・国営ひたち海浜公園
9月09日(土) <BAYCAMP 2017> 神奈川・川崎市東扇島東公園・特設会場
and more...
▼LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERS+ メンバー
LOW IQ 01 (Vo, B)
渡邊忍 (G, Cho)
フルカワユタカ (G, Cho)
TDC (Dr)

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