【連載】逆襲のアキラ「第8戦 怖くない怪異物語?!奇異太郎少年の妖怪絵日記!出撃!」
皆様コンニチハ。2、5次元ロックアーティスト、赤い彗星軍女帝逢瀬アキラです。大変御無沙汰しております。まだ6月だというのに真夏日が続き、冷房ガンガンの電車でも独り滝汗が止まらない私です。服、びちょびちょです。なんなんだこの暑さは、、、!
基本家での引き篭もり作業が多い女帝にとって直射日光は強敵。溶ける、、、焼ける、、、消える、、、(白目)でも夏が好きな女帝。暑そおおおな外を眺めながら、クーラーガンガン寒うううい部屋で、熱ううういお鍋食べるのが大好き。夏、今年も誰からもBBQ誘われないんだろうなぁ、、、。
皆様、熱中症にはお気をつけくださいね。
ここで1つご報告があります。私逢瀬アキラ、去年放送のTVアニメ「奇異太郎少年の妖怪絵日記」のED主題歌のタイアップを頂いて、長年追い続けていた「アニソンシンガー」の夢を叶えることができました。
幼い頃、米倉千尋さんの「嵐の中で輝いて」を聞いてから無我夢中で音楽に生き走り続けた年月は、本当に苦しく長い、出口の無い真っ暗なトンネルでした。何度もこの生命を終わらせてしまおうかと、意思に関係なく体が動いた事もありました。しかし、その長い長い苦しみは、決して無駄では無かったんだと言ってもらえた気がしています。 「奇異太郎少年の妖怪絵日記」という作品に出逢えた事、私を見つけてくれた事、そしていつも私を応援して支えてくれた赤い彗星軍のみんなが居てくれた事に、心から感謝します。ありがとう。いつもいつも、みんなのその笑顔と声援に支えられています。
このTVアニメ「奇異太郎少年の妖怪絵日記」、実は原作の漫画からとても好きで読んでいましたので、お話を頂いた時は感激と驚きで涙。この作品の為に2曲書き下ろしました。今日はそんな私の人生にとって大きな大きな存在となった『奇異太郎少年の妖怪絵日記』をご紹介させて頂きます。
立ち入り禁止の蔵に入ったことから本宅を追い出され、離れに住むように命じられた自称「霊感美少年」の奇異太郎。そこで1人の座敷童子の少女、すずと出会い、同棲生活?がスタートする。妖狐、雪女、雪娘など、離れには様々な怪異がやって来る。時には笑わせ、時には困らせ、時には絆を深めながら、騒々しくものんびりとした日々を送っていく、「怖くない」怪異達との物語。
1話ごとにメインの妖怪を据え、その妖怪を紹介するような形で進行する1話完結型の作品になっていて非常に読みやすい。
元々、携帯電話での閲覧専用として作者が模索した「携帯で読むための漫画」のため、原則コマ割りのない1ページに1つの絵で、吹き出しを廃した独特の形態。なので、初めて見た時は「何コレ?これが漫画?」と驚いた。台詞はカギ括弧でくくられ、時に語り手を入れながら奇異太郎の視点で物語が書かれている。モノクロの絵にポイントで赤い塗りが施されていて、「漫画」というより「絵本」と言った方がしっくりくるようなそんな読み物だ。
私が最初に気に入ったのはなんといってもこの「携帯で読みやすい」所。独特の形態なので1ページ1ページが画面いっぱいに表示されて非常に見やすい。更にスクロールも分かりやすくてサクサク読める。現代社会にはもってこいの漫画である
そしてこの物語、本来は「怖い」はずの妖怪達が全く怖くない。寧ろ面白すぎて困る。ギャグ要素満載の展開にちょっぴりジーンと心温まるワンシーン。個性豊かなキャラクターたちがそれはそれは可愛いのなんの。ツンデレで世話焼きで古風な喋り方のすずちゃん(個人的に幼馴染ポジション)、幼く素直で笑顔が超!絶!可愛い雪娘ちゃん(妹キャラ)、頼れる姉御肌で優しくおっぱい大きい妖狐の狐面の女(女帝が一番好きなキャラ)、凍りつくような罵声や睨みを飛ばすが天才的な芸術家で本当は優しい雪娘のお母さんの雪女(姐さんと呼ばせてください)、そして主人公の全く普通じゃない奇異太郎(アホ毛可愛い)、みんなが仲良くワイワイしている姿を見ているとかなり癒される。ホッコリ。
登場する妖怪も、「これ大丈夫か?笑」と思うほどぶっ飛んでキャラが濃い。湯垢を「すずちゃんぺろぺろハート」と言いながら舐めたり、オカマ口調だったりセクハラしたりやりたい放題である。作者の影山理一さんのセンスに脱帽である。
また、「奇異太郎少年の妖怪絵日記」は「奇異太郎君の霊的な日常」のサイドストーリーとして生まれた作品で、青年奇異太郎の少年時代の故郷でのお話なのだ。この漫画が気に入った方は「奇異太郎君の霊的な日常」も是非読んで頂きたい。(こちらは青年奇異太郎が訳ありの激安マンションに一人暮らししており、いろんな幽霊とてんやわんやな日常を過ごす話。私はこちらから読んだので『奇異太郎少年の妖怪絵日記』を見た時「奇異太郎ちっちゃ!可愛い!////」と歓喜したものだ。)
そして!この「奇異太郎少年の妖怪絵日記」満を持してのアニメ化を担当したのが、Creators in Pack Inc.さん!この会社さん、ショートアニメにかける情熱が凄い!ほんでもって声を大にして言いたい、キャスティング最高!!!声優さんのキャスティング最高ですありがとうございますっ!!!_○/| _ヘヘェェェ!
奇異太郎に五十嵐裕美さん(超最高)、すずに仲田ありささん(可愛い)、妖狐に喜多村英梨さん(俺の嫁)、雪娘に長縄まりあさん(マジ天使)、そして雪女に大原さやかさん(超絶女神)!もうブラボー!グッジョブ!なんて豪華なのっ!!!特に奇異太郎に五十嵐さんを持ってくるあたりが最高にセンスを感じました。喜多村英梨さんに至ってはもうご本人と妖狐が見た目もキャラもなんか似てる。笑
作画も物凄く丁寧で綺麗。本当に綺麗。塗りにもこだわって1枚1枚本当に丁寧に仕上げられているのが分かります。小ネタやパロディを沢山盛り込んで勢いのある「攻めの展開」を魅せてくれるのがとてもお上手です。
アニメ総監督のひらさわひさよしさんはラジオやトークショーなどでガンガン表に出ていらっしゃるんですが、まぁトークが面白い!(髪の色もお会いするたびにカラフルに変化している笑)Creators in Pack Inc.さんはマチ★アソビでアニメ会社にも関わらず綱引き大会したり、ラーメンを研究してチャーシュー丼販売したりとそれはもう総監督ひらさわさんを筆頭に個性爆発な面白い会社さん。これからの作品もとても楽しみ。
私が書き下ろした曲についても少し。
まず一曲「茜色クロシェット」は、奇異太郎たちの賑やかでてんやわんやな毎日をイメージしたハッピーな曲に仕上げました。こんな楽しい日常がずっと続きますようにという願いも込めて書いたので、可愛いキャラクター達がニコニコしている顔が思い浮かんでくれたらいいなと思います。ヒロインのすずちゃんの「すず」の名をお借りして、サビでは「鈴々」(リンリン)とすずの音を歌う様な歌詞にしました。すずちゃんの奇異太郎が大好きでツンデレなイメージで歌詞を書いたのでそこを楽しんで貰えたら嬉しいです。
もう一曲の「妖姫絢爛紅櫻白夜」は「茜色クロシェット」とは真逆の格好いいロックチューンに仕上げました。(読めないとよく言われますすいません。「ようきけんらんこうおうびゃくや」です)妖の黄泉の世界をイメージして、少しアダルトで格好良い雰囲気を出しました。サビが早口すぎて作った本人でも歌うのが大変です(笑)
どちらもこの作品の為に、心を込めて作詞作曲しました。「奇異太郎少年の妖怪絵日記」ファンの皆様に気に入っていただけるととても嬉しいです。
そして!この2曲が収録された「奇異太郎少年の妖怪絵日記」のサウンドトラックが2017年6月7日に発売になります!是非是非是非聞いてくださいね!
この作品に出逢って、アニソンシンガーとしてのスタート地点にやっと立つことができた。この一歩を自信に変えて、真っ暗なトンネルの向こう、最高の景色を見る為に、私はまだまだ走り続ける。
◆【連載】逢瀬アキラの『逆襲のアキラ』
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