【イベントレポート】傳田真央、ファンとデュエットも披露し特別な夜となったカラオケイベント
傳田真央が4月28日(金)の夜、東京・日本橋のライブレストラン「HIT STUDIO TOKYO」にて、「傳田真央『Love for Sale』リリース企画『DEN 夜会×DAM ★とも』」と銘打たれたカラオケパーティーを行い、たくさんのファンと共に熱唱して一夜限りのスペシャルな夜を楽しんだ。
このイベントは、傳田真央のニューアルバム『Love for Sale』のリリースを記念して、一夜限りのスペシャルイベントとして企画されたもの。傳田真央とデュエットしたい曲を選び自身の歌声や歌唱シーンをDAM ★ともで録音または録画してエントリーすると、実際に傳田とステージで一緒にカラオケでき、イベント観覧のみ希望の人は好きな傳田真央の曲を歌ってエントリーするというもの。この日は、たくさんの応募の中から選ばれたファン約30名が集まった。
MCを務める高橋マシ氏に呼び込まれると、盛大な拍手に迎えられて「こんにちはー!」と傳田真央が手を振りながら笑顔でステージに登場。緑色のシャツも眩しい傳田を間近にいることに、来場者は皆興奮を隠しきれない表情だ。MCからの「カラオケに行くことはある?」という問いには、「ときどき、ボイトレの先生の集まりがあって、パーティーの帰りにシンガーのみんなで行ったりします。演歌とかラルクとか色々歌いますけど、自分の歌は絶対歌わないです(笑)」とのこと。トークの後は、「今日はみなさんと歌うのを楽しみにしています」と、早速カラオケパーティーがスタートした。
エントリーした参加者が歌う順番はMCからその場で発表されるようで、一気に客席に緊張感が走る。これだけの人の前で憧れの傳田と歌うとなれば、緊張するなという方が無理だろう。そんなドキドキな空気の中で呼び込まれたのは、かよさんとmegumiさんの2人。「私もこういうの初めてなので緊張します!」と傳田。megumiさんは小さなお子さんを連れてステージへ。「BitterSweet」を順番に歌うことに。まずかよさんが歌い出すと、すぐに傳田がハモる。思わずかよさんは感激に打ち震えているかのようだ。続いて、megumiさんにマイクリレー。お子さんを抱っこしながらの歌う姿が微笑ましい。後半転調すると、絶妙なハーモニーを聴かせる2人。傳田も加わりトリオのガールズグループのライブのようで、見事にトップバッターを務めた。歌い終わると、「夢見てるみたいです!」と感激の様子だ。傳田自身も「今スイッチ入りました!」とのことで、一気に会場のムードもテンションアップ。続いては坂井志帆さんと手塚真美さんのお2人がニューアルバムの表題曲「Love for Sale」をしっとりとした歌声で歌い上げ傳田がハモる。先ほどの2人もそうだが、プロ顔負けの歌唱で「デンダリアン(傳田真央ファンの総称)のみなさん、音楽水準が高い!」と傳田も絶賛。そういわれた2人も「夢が叶った。泣きそうです」と感激しきりだった。
「あなたとふたりで~ Be with me all day long」を歌ったのは、新潟から来たという金子アミさん。R&B調のメロディで、ファルセットを活かしたソウルフルなデュエットとなった。「じゃあね。」を選曲してステージに上がったのは、この日初めての男性ファン、どんちゃん。歌う前のトークではかなり緊張している様子だったが、歌い始めると徐々に緊張が解けていったようで、柔らかく伸びやかな歌声で傳田とのデュエットを聴かせ、「めちゃくちゃ素敵じゃないですか!」と傳田に声を掛けられ、「デビューのときから大ファンだったので、今日は夢でした」と嬉しそうな表情を見せていた。おしゃれな男性、もっさんはダンサンブルな楽曲「ダメージョ with SOFFet」を傳田と共に楽しそうに歌って盛り上げた。「いろんな選曲があって、嬉しい。歌っていいですね!」(傳田)。
「Butterfly」を歌ったmalicoさんは裸足でステージにあがって熱唱。ライブにたくさん足を運んでいるらしく、曲にアドリブを放り込んでくる歌唱巧者ぶり。今日は「Butterfly」にちなんで蝶々のピアスをしてきたとのこと。さらに最近の傳田の髪型を真似て来たが今日の傳田の髪形は違った、と話して場内が笑いに包まれた。続いてはHIPHOP風カジュアルファッションな男性のAKIRAさんが「Masquerade」を情熱的に熱唱。これまた見事な歌唱でおおいに盛り上げた。普段は男女のユニットで音楽活動をしているようだ。みなさん個性たっぷりで見ている方も楽しいが、それぞれの参加者のキーに合わせてハーモニーをつける傳田のシンガーとしての力量も垣間見ることができる。
ここまでは傳田自身の曲だったが、ここからはカバーコーナーへ。まずはmihoさんがBrian McKnightの「Back At One」を歌唱。ライブ活動をしている方とのことで、その歌も見事だったが「寝ているんじゃないかっていうくらい、夢のよう」と、コメントもお上手でステージ慣れしている感じだった。中西保志のヒット曲「最後の雨 2007」を歌ったのは、大阪から夜行バスで来た男性、Ka-sea(カシー)さん。「夢のようでフワフワしてる」と言いつつも、包容力のある優しい歌声と関西人らしい軽妙なコメントで楽しませた。ここで意外な演歌が飛び出した。吉幾三の「雪国」をチョイスしたのは、昔からのデンダリアンだという女性のりょうさん。イントロが鳴ると傳田が「それでは三重県から来てくれましたりょうさんと歌います~」と、演歌番組調に曲紹介して笑わせた。2人で息ピッタリに貴重な演歌デュエットを聴かせるとりょうさんは、この曲を選んだ理由が「傳田さんが歌う「雪国」を聴きたかった」ことを告白。傳田は「演歌はジャパニーズ・ソウルというか、R&Bのソウルと通じるものがあるんじゃないですかね」とコメントしていた。
そして、清水翔太 feat. 仲宗根泉 (HY)「366日」を歌ったHIROKIさんは、場内が静まり返るほど見事なデュエットを傳田と共に披露した。歌い終わると万雷の拍手が沸き起こるほどで、「素晴らしい!」と傳田も絶賛。普段から歌を歌っているというのも納得の歌唱だった。いよいよラストの曲に。Tetsuyaさんと有紗さんが傳田のデビュー曲「耳もとにいるよ…~ Ring the bells ~」を歌うことに。ミラーボールが回る中、まずはTetsuyaさんが歌い後半を有紗さんが歌って、共に傳田と見事なハーモニーを聴かせた。「みんなも一緒に歌いましょう!」との呼びかけに、客席のファンも一緒に口ずさみなら手拍子を送ると、傳田はフェイクを2人に投げてソウルフルな掛け合いを見せ、この日一番の盛り上がりとなった。
すべての歌唱を終えると傳田は「なんか、感動的ですね。みなさんとこうやって一緒に歌うってすごいことですよね。いつも曲を作るときは歌詞も曲もアレンジもレコーディングも部屋で1人でしているんですけど、それがCDになってみなさんとこういう風に出会える機会に繋がって目と目を合わせて歌うことができて、今日は本当に忘れられない一日になりました」とあっという間の1時間を振り返った。そして、ワンマンツアーの告知を行うと共に、「今ここで解禁する情報」として傳田の地元・長野県長野市にあるライブハウス長野 CLUB JUNK BOXにて6月18日(日)にてツアーファイナルを行うことを発表された。そして最後は全員でステージ上に集合して記念撮影。
「今日は1人1人素敵な歌声で、みなさんの心を感じられて嬉しかったです。一緒に歌ったから、友だちみたいな気持ちになりました。これからも末永く、ライブに遊びにきて応援してくれたらなと思います。今日はありがとうございました!」
と傳田がファンへの感謝を述べて、おおいに盛り上がったカラオケパーティーは終了。終了後は、ステージ上でサイン会も行われ多くの参加者1人1人と触れ合っていた。
◆傳田真央へのミニ・インタビュー
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