アナログ&デジタルの8ボイス・デスクトップ・シンセ「Peak」、人気のCircuitのアナログ版「Circuit Mono Station」

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アナログとデジタル両方の魅力を兼ね備えた8ボイス・デスクトップ・ポリフォニック・シンセサイザー「Peak」と、人気のグルーブマシン「Circuit」の新モデル「Circuit Mono Station」が、Novationより登場した。


▲デスクトップ・シンセの「Peak」は、233×464×70.5mm、3.88kg。

「Peak」は、3オシレーターを備えた8ボイス・デスクトップ・ポリフォニック・シンセサイザー。開発にBass Station、Supernova、OSCarといった伝説的なシンセサイザーを手がけてきたChris Huggettが関わっていることで注目を集めている。そのサウンドはアナログモノシンセBass Station IIの系譜に連なるものだが、デジタルならではの柔軟性も持ち合わせている。

シンセサウンドの要となる、各ボイスに3つ備えられた新しいオックスフォード・オシレーターは2つの波形生成技術を使用。高品質のNCO(数値的に制御されるオシレーター)による完全なアナログサウンドに加え、17のデジタルウェーブテーブルを搭載。それぞれのボイスにレゾナント・マルチモード・アナログフィルターとディストーションポイントが用意される。

ポリフォニックのアフタータッチに対応しているのも特徴の一つ。また、リバーブとディレイ、コーラスといったエフェクトに加え、アルペジエーターも搭載。メインコントロールのモジュレーション・システムには、16スロット・モジュレーション・マトリクスと16のダイレクト・アサインメントがあり、分かりやすく直感的なパッチデザインとサウンドデザインが行える。MIDIやUSBによるコンピューターとの連携はもちろん、CVモジュレーション入力によりモジュラーシステムに組み込むことも可能だ。


▲「Circuit Mono Station」は240×250×54mmと、オリジナルCircuit(240×200×35mm)よりも奥行きが長い。重量は1.19kg。電源は付属の12V DCパワーサプライを使用。

一方の「Circuit Mono Station」は、Bass Station IIから始まる次世代のシーケンスド・モノシンセ。オリジナルのCircuitに搭載される32個のベロシティ対応RGBパッドと、3つのシーケンサー・トラックを装備する。

シンセ部には、2つのオシレーター、3つのディストーション・モード、プラス1つのマルチモード・フィルターがあり、ハイパス、ローパス、バンドパスフィルターを装備。4×8のモジュレーションマトリクスによる複雑なルーティングも可能だ。3つのシーケンサートラックでは、モノフォニック・モードと2つのオシレーターで同時発するパラフォニック・モードの両方が利用可能、モジュレーション用のシーケンストラックも用意する。

CVやゲート、モジュレーションアウトにより外部ハードウェアのコントロールが可能なのもポイント。MIDI IN/OUT/THRU、コンピューター接続用のUSBも備える。また、オーディオ入力からの音声信号に内蔵のアナログフィルターやディストーションをかけることも可能。モジュレーションのシーケンスによるサウンドの変化も楽しめる。

国内発売はハイ・リゾリューションより、「Peak」が6月頃、「Circuit Mono Station」が7月頃の予定。

製品情報

◆Peak
価格:オープン(市場予想価格 145,000円 税別)
発売日:2017年6月頃
◆Circuit Mono Station
価格:オープン(市場予想価格 55,000円 税別)
発売日:2017年7月頃

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