【レポート】Angelo、キリトBirthday Liveで「丸くなるな、より尖れ！」

最新アルバム『CORD』を引っ提げて行われた全国ツアー＜THE COUNTLESS CORD＞を1月6日および7日の赤坂BLITZ 2days公演で終えたばかりのAngeloが2月24日、TOKYO DOME CITY HALLにて＜Category:[memento]＞と題したライヴを敢行した。

◆Angelo 画像

同公演は、恒例化しているキリト(Vo)のバースデーライヴであり、すでに4月からの全国ツアーを発表しているAngeloにとって2017年の活動のフックとなるもの。当然のことながら会場内は超満員、メンバーの登場を待ちわびるオーディエンスの興奮に包まれていた。


黒の衣裳に身を包んだ5人がステージに姿を現すと、「FAITH」からライヴがスタート。続く「Cut」や、中盤で披露されたヘヴィなギターリフと包み込むようなメロディの対比がライヴの流れをガラッと変えた「Umbilical cord」、そしてステージを降りたキリトがフロアを歩き回り、1Fバルコニーで歌う一幕も見せた「Daybreakers」など、アルバム『CORD』収録曲からのナンバーはやはり秀逸。一方で、“記憶の種”の意味を持つタイトルに相応しく、歴代の楽曲たちがバランスよく配置されたセットリストが印象的だ。

久々の披露となった「EVE」では天に向けた手をそっと自分の胸に添えたキリトの仕草にグッと心を掴まれるなど、ドラマティックな場面も。


「よく集まったな、キ○ガイども！　今日は君たちにとってすべての始まりの日であり、君たちの生きる指針が、40ウン年前に生まれたのです」──キリト

時事的なキーワードを織り込みながら挨拶すると場内は大歓声に包まれた。「Daybreakers」で本編を終え、鳴り止まない歓声に応えて再びステージに登場したアンコール。そのMCでキリトはこう語った。

「人間というものは果たして、年を取れば取るほど丸くなっていくのか。そんなことはないと証明してきたつもりです。気の持ちようです。丸くなるなよ！　つまんねぇぞ、そんなの。何かにくじけそうになったり、妥協して諦めてしまいそうになった時、必ずキリトを思い出せ。どれだけ年を取っても丸くならずに尖り続け、老けるどころか可愛くなっていく。キリトを好きだとか言いながら、時にはキリトの悪口も言うんでしょうが、そんな全国のキ○ガイどもをひっくるめて、俺は愛してるから」──キリト


そんな言葉で愛情を語られたら、オーディエンスも黙ってない。「REBORN」「PLOSIVE」「Script error」と畳み掛けられたファストチューンにヘドバンとハンドクラップで熱く応え、＜Category:[memento]＞が終了した。

Angeloは4月26日、TSUTAYA O-EAST公演を皮切りに全国ツアー＜THE CONNECTED STRINGS＞をスタートさせる。“COUNTLESS CORD”が行き着く、“CONNECTED STRINGS”とはなにか。それをネクスト・ステージで確かめたい。



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