スティング、書くのをためらった歌詞がアカデミー賞の候補に

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火曜日(1月24日)、第89回アカデミー賞の候補が発表され、最優秀オリジナル・ソング(歌曲賞)に映画『Jim: The James Foley Story』のエンディングで流れる「The Empty Chair」がノミネートされた。

◆スティング画像

『Jim: The James Foley Story』は、2014年、ISISに拘束され殺害されたアメリカ人のジャーナリスト、ジェイムス・フォーリーを描いたドキュメンタリー。同曲はJ. Ralphが作曲し、スティングが作詞した。

スティングは当初、歌詞を書くのは難しいと感じ、断ったそうだ。彼は『Billboard』誌にこう話した。「実在した人物、敬意を払いたいと思う家族や友人がいる人について書くのは、よりリスキーだ。Empty Chair(空いた椅子)というメタファーを見つけたときは嬉しかったよ。(Ralphから頼まれたとき)最初は断ったんだ。僕の力を超えているってね」

「(フォーリーの)家族や友人が彼について話したことから生まれた。これは彼らの曲だ」

最優秀オリジナル・ソング部門には、「The Empty Chair」、映画『La La Land』の2曲「Audition (The Fools Who Dream)」「City Of Stars」、ジャスティン・ティンバーレイクの「Can’t Stop The Feeling!」(『Trolls』より)、「How Far I'll Go」(『Moana』より)の5曲が候補に挙がっている。

第89回アカデミー賞は2月26日に開催される。

Ako Suzuki
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